「少年法改悪?!」公開学習会/福岡


イベント詳細


「少年法改悪?!」公開学習会

■ 日時:2020年11月14日(土)14:30~

■ 会場:ふくふくプラザ201会議室
 福岡市中央区荒戸3丁目3番39号
 地下鉄「唐人町駅」下車 4番出口から徒歩7分
 http://www.fukufukuplaza.jp/info/access.html

■ 資料代¥500

■ 主催:福岡市民救援会
 http://blog.livedoor.jp/fukukyuen/
 連絡TEL090-2396-1374

■ テーマ
年長少年は大人なのか、子どもなのか。
また、刑罰、保釈、執行猶予はどのように変わるのか。
―法制審少年法部会答申の全面的批判―

■ 講師:足立昌勝(関東学院大学名誉教授)

 成人年齢の引き下げに合わせて、少年法で保護する対象年齢の引き下げを議論してきた法制審議会の部会は9月9日、法改正に向けた要綱案を決定しました。18、19歳について、家庭裁判所が検察官へ送致(逆送)して刑事裁判にかける対象犯罪を拡大し、起訴後の実名報道も解禁するという厳罰案です。そして、最大の焦点だった適用年齢引き下げ(20歳未満から18歳未満へ)については、3年半も議論しながら、「今後の立法プロセスに委ねる」とする無責任さ。

 8月28日に福岡市の商業施設で、若い女性が、更生保護施設から疾走していた15歳の少年に刺されて亡くなるという傷ましい事件がありました。そして、ネットでは早速、「少年は重大な罪を犯しても名前も顔も晒されない」、「少年であっても重い罪には重い罰を」という声が上がりました。しかし、成人年齢を18歳未満に引き下げても酒もタバコもローンも許さないのは、まだ、18歳未満では、自分を制御することができないと大人たちが思っているからです。一方で「子ども扱い」、一方で責任はとらせるというなんとも大人都合の社会で、わたしたちは、少年の罪とどう向かい合うべきなのか。

 そもそも、刑罰とは、罪を犯したものが更生し、社会に復帰するためのシステムであったはず。そこに差別や応報感情を持ち込ませることで、政府は、刑罰を人民を統制する道具としているのではないでしょうか。少年法は、まだ保護が必要な少年たちにとっ て、「やりなおし」の機会を与えるためのものです。そして、少年に限らず、どんな罪に対しても、「やりなおし」の機会が与えられる社会こそが民主社会といえるのではないでしょうか。法務省は、来年の通常国会にこの少年法改悪案を提出する予定です。少年法厳罰化反対の声をあげましょう。

逮捕されそうになったら、逮捕されたら、090-2396-1374
福岡市東区箱崎3−33−10福岡合同労組気付 福岡市民救援会
Mail : ff_qen2016☆yahoo.co.jp (☆はアットに変えてください)

「少年法改悪?!」公開学習会