普天間基地ただ今封鎖中!支援と注目を!

オスプレイ配備に抗議して普天間基地に座り込む沖縄の人々

 現在、サイトの大幅なリニューアル中で、更新やレスなどままならない状況ですが、これはもう、そんなこと言っておられません!

 市街地のど真ん中に存在し、世界一危険とされる沖縄の米軍普天間基地に、あろうことか当の兵士たちからも「未亡人製造機」と揶揄されるオスプレイを、この28日に普天間に配備すると米軍が日本に通告してきました。

 現にそこに人が住んで生活しているにもかかわらず、「国策だから我慢しろ」「国家の軍事戦略上の都合だ」としか説かない政府・米軍に対し、ついに怒り心頭に達した沖縄の人々が「沖縄は植民地じゃない!」と非暴力直接行動に立ち上がりました。

 この9月27日には、地元の議員や首長も多数参加する中で、普天間野嵩ゲート前の抗議行動が行われ、警察の妨害をはねのけて座り込み、そのまま現在まで同ゲートを封鎖に追い込みました。さらに29日午後より大山ゲートと佐真下ゲートを米軍兵士と揉み合うなどしがら車両で封鎖。これにより普天間基地の主要3ゲートが市民グループの直接行動によって全て封鎖される事態が続いています。

 ゲート前にはツイッターなどで封鎖行動を知った近所の住民や若者が次第に集まりはじめているそうです。ツイッターを見て佐真下ゲートを訪れた近隣の女性は「警察や米兵は怖いが、『こんなに怒っている』と分かってほしい」と話しているそうです。支援を!

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●9月26日

◇オスプレイ配備、300人が抗議 普天間基地ゲート前(2012年9月26日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197358-storytopic-53.html

オスプレイ配備反対を訴えシュプレヒコールを挙げる参加者ら=26日午前7時50分すぎ、宜野湾市の普天間飛行場野嵩ゲート前

県議会の各会派代表者らでつくるオスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会による抗議行動が26日朝、米軍普天間飛行場野嵩ゲート前で始まった。呼び掛けに応じ集まった県選出・出身の国会議員や県内市町村長のほか市民団体も参加し、約300人が「オスプレイ配備断固反対」「普天間基地を閉鎖・返還させろ」などと拳を上げた。

 実行委は当初座り込みを予定していたが、人数が膨れ上がったことを受けて抗議行動に切り替えた。
 冒頭で玉城義和事務局長は「沖縄の運動こそが局面を打開する唯一の道だ。断固としてオスプレイ配備を許さないという県民の意思を示していこう」と力を込めた。
 佐喜真淳宜野湾市長は「団結した力が配備を阻止する。力添えを賜りたい」と協力を呼び掛けた。

 実行委による抗議行動は午前7~8時までの約1時間実施された。基地内に入る米軍車両の通行を阻止しようとする一部参加者と警察官がもみ合うなど、緊迫した場面もあった。午前9時半現在も市民団体のメンバーらによる抗議行動は続いている。

 実行委は26日も午前7時から1時間、抗議行動を実施する。28日以降は強行配備も踏まえ、状況を見て終日行うことも検討している。

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●9月27日

◇オスプレイ抗議2日目 基地突入図り衝突(2012年9月27日沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-27_39523

普天間飛行場のゲートに突入しようとして、基地従業員や警官ともみあう市民団体メンバー=27日午前8時半ごろ、宜野湾市野嵩

 オスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会は27日朝、普天間飛行場の野嵩ゲート前で2日目となる抗議集会を開いた。共同代表ら100人以上が集まり、早ければ28日にも飛来するオスプレイに抗議の拳を上げた。

 大会終了後、市民団体の約50人がゲートに突入しようとして基地従業員十数人と警官約50人に阻止された。団体側は終日抗議行動を続けるとしている。

 この日の朝は、大山ゲート前にも約40人が集まった。車5台ほどがゲートにつながる道路をゆっくり走り、米軍関係車両の通行を妨げた。

◇約50人が普天間基地入口へ入り座り込み(2012年9月27日沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-27_39528

 米軍普天間飛行場へのオスプレイ配備問題で、宜野湾市野嵩の第3ゲート前で27日午前11時15分ごろ、抗議集会をしていた沖縄平和運動センターや沖縄平和市民連絡会のメンバーら約50人が警察や基地従業員の警備員らの制止を振り切って、基地のゲートへつながる道路で座り込みを始めた。

 5分あまりの間、警察官や警備員が、道路に入った人を抱えて出すなどしたが、けが人は出ていない。メンバーらは道路で座り込みを続け、周囲を警察官約50人が取り囲んでいる。山内徳信参院議員らがあいさつするなど、集会を続けている。現場は、ゲートやフェンスの外だが、飛行場の敷地内。

◇市民・警察が衝突 普天間ゲート(2012年9月28日沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-28_39537

米軍普天間飛行場野嵩ゲートに突入しようとして、基地従業員ともみ合う市民=27日午前8時半前

 オスプレイ配備に反対する沖縄平和運動センターなどの市民団体が27日、普天間飛行場の野嵩ゲート前で座り込み、米軍は午後6時にゲートを閉鎖した。宜野湾市などによると、平日のこの時間に閉鎖されるのは異例。飛来予定だった28日を控え、普天間周辺では抗議の直接行動が相次ぎ、緊迫の度を増した。

 野嵩ゲート前では市民約50人が何度も基地へ突入を試み、基地従業員の警備員15人、警官約50人と衝突。午前11時すぎ、ゲートに続く提供施設内の道路になだれ込み、片側1車線を約7時間にわたって占拠した。

 県警は排除しようとしたができず、最大約70人で周囲を警戒した。ゲートが閉鎖されると、一部を残して引き揚げた。市民団体側は飛来延期を受け、ゲート前に車1台を残して午後8時半ごろ解散。「普天間閉鎖への第一歩だ」と気勢を上げた。

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●9月28日

◇市民らゲート前で座り込み オスプレイ配備撤回求め(2012年9月28日琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197434-storytopic-252.html

オスプレイの配備撤回を求め、封鎖されたゲートの前に座り込む市民ら=2012/09/28 午前10時半すぎ、米軍普天間飛行場大山ゲート前

 米海兵隊が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備に反対する県民大会実行委員会などは28日も午前7時から、同飛行場野嵩ゲート前で抗議集会を開いた。26日に始まった同ゲート前集会は3日目。市民や県選出・出身国会議員、県議や市町村の首長、議員ら約300人が集まり、オスプレイ配備断念を日米両政府に迫った。

 集会後、市民団体のメンバーが同飛行場大山ゲートに移動、抗議行動を展開し、警察との激しくもみ合った。午前10時23分、米軍がゲートを閉鎖した。市民団体はゲート前で座り込みをし、基地内との交通を遮断している。警察は周辺道路を通行する車両の検問を実施するなど緊張が続いている。

 野嵩ゲートでの集会に参加した稲嶺進名護市長は「普天間飛行場へのオスプレイ配備は許されない。サンフランシスコ講和条約で沖縄が切り離されたように今回も本土の安全のため沖縄が切り離されようとしている。これで日本は民主・独立国家と言えるのか。沖縄から民主主義の闘いを示し、日本政府を目覚めさせよう」と訴えた。

 野嵩ゲートでは27日の座り込み行動に続き、労組や市民団体の車両を横付け。基地側もゲートを閉じており、28日午前も閉鎖状態となっている。
 混乱の中、60代の女性1人が救急搬送された。けがの有無は不明。

◇怒り結集 120人抗議で門「閉鎖」(2012年9月29日沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-29_39583

座り込みを排除しようとする警官隊ともみ合いになる抗議行動の参加者=28日午前11時15分ごろ、宜野湾市の米軍普天間飛行場大山ゲート前

 「長年、返還されない普天間飛行場をふさいだ。県民の力で、やればできる」-。普天間のメーンゲートである大山ゲートが28日、市民らの座り込みによって閉鎖された。参加者は前日の倍以上の約120人。何度も繰り返される警官隊の排除にめげず、座り込み、米軍は門の閉鎖に追い込まれた。参加者は「オスプレイで死者を出したくない。このやり方でしか、配備は止められない」と、怒りと覚悟を行動で示した。

■大山

 沖縄平和運動センターなどの約120人は、警官隊にごぼう抜きにされては座り込み-を繰り返した。米軍は午前10時23分、ついにゲートを閉鎖。その後、軍用車両を基地内に入れようとして開門を試みたが、警官隊と市民が激しくもみ合い、断念した。

 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の高里鈴代さんは、フェンス内で警備する米兵に対し「私たちは標的ではない。私たちの憤りを想像してほしい」と英語で訴え。元名護市議の宮城康博さんは「全市町村議会が配備反対の意見書を可決した。議員たちはこの場所で、意見書を実行する時期だ。身近な議員に声を掛けてほしい」と、参加者に呼び掛けた。

 うるま市の女性(68)は伊佐浜闘争で、屋根の上に登って抗議する人に対し、米軍ブルドーザーが突進した光景を忘れることができない。金網越しの若い軍警備員に「失業率が高いから、あなたたちの仕事は否定しない。それでもウチナーの歴史を、もっと深く知ってほしい」と語り掛けた。

 激しい風雨の中、生後4カ月の娘を抱いて沖縄市から駆け付けた女性(33)は「子どもを守りたいだけ。10万人の思いを無視して、オスプレイを飛ばすなんて信じられない」とやりきれない様子だった。

■野嵩 封鎖は2日目 一時もみ合い

 野嵩ゲートの封鎖は27日から2日目。午後8時半すぎ、米兵と基地従業員の警備員約10人が現れ、市民団体がゲート前に止めた車3台に違法駐車の警告書を置こうとした。「基地内に車を止めるのは違法」という通告に、市民団体の約10人が「帰れ」と叫び、一時もみ合いになった。県警車両約10台が出動した。

 封鎖を知らずに車で入ろうとした米兵の1人は「オスプレイに抗議があることは知っていた。ユニークな運動だね」。別の1人は「中に住んでいるのに、どうすればいいのか」と途方に暮れていた。

■佐真下 ゲート開放 警戒強まる

 野嵩、大山の2ゲートが使用できなくなったことを受け、米軍は28日午前、残る佐真下ゲートを開放した。警備員や米兵が検問するなど、警戒を強めていた。近くに住む60代の男性は「10年ほどこの門が開いているのを見たことがなかった」と話していた。

■普天間3ゲート 一日の動き

5:30 マスコミを含む十数人が野嵩ゲート前に。一部住民は徹夜で警戒
7:00 野嵩で県民大会実行委が3日目の抗議集会
9:38 野嵩から移動した市民ら100人超が大山ゲート前に突入し2車線を占拠
10:00 大山で警官が1回目の排除行動。市民団体からは「暴力やめろ」など怒号が飛ぶ
10:20 何年も使っていなかった佐真下ゲートが開く
10:23 混乱の中、米兵や軍警備員が大山ゲートを閉じる。「解放区をつくった」などの歓声と拍手が上がる
11:12 大山で警官が「排除、排除」の声を上げ2回目の排除行動
11:28 大山で負傷した女性が救急車で搬送
11:53 米兵と軍警備員が大山ゲートにチェーンの鍵をかけ、完全に封鎖
13:18 雨が降り始め、大山でブルーシートを屋根にしようと作業開始。フェンスにひもを結ぶのを、基地内から軍警備員が阻止
16:11 米軍と話し合うためとして山内徳信参院議員らが沖縄防衛局に野嵩に呼び出されたが、1時間近く待たされ抗議。防衛局職員は車両の撤去を求める
16:45 風雨が強くなり、市民団体メンバーが大山で今後の対応について協議
18:30 大山で市民団体リーダーが座り込み終了を告げ、解散式。暴風警報解除後の再結集を呼び掛ける

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●9月29日

◇普天間3ゲート、車で封鎖 米兵、市民引っ張る(2012年9月30日琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-197491-storytopic-53.html

 オスプレイの米軍普天間飛行場への配備に反対する市民グループは29日午後、同飛行場の大山ゲートと佐真下ゲートを車両で封鎖した。27日に封鎖した野嵩ゲートを含め、同飛行場の主要3ゲートが市民グループの直接行動によって全て封鎖される異例の事態となった。大山、佐真下のゲートには警察官が駆け付け、30日午前0時現在も緊張状態が続いている。

米兵に基地内に引きずり込まれようとする山城博治さん=29日午後11時10分ごろ、米軍普天間飛行場の第4ゲート

 市民広場のゲートで午後11時すぎ、米兵が鍵をかけようとゲートを開ける際に市民団体メンバーと米兵がもみ合った。沖縄平和運動センター事務局長の山城博治さんがゲート内に足を踏み入れた際、米兵が手をつかんで基地内に引きずり込もうとする場面もあった。(写真)

 大山ゲートでは午後4時25分ごろ、市民グループが4台の車をゲート前に駐車。その後、12台で封鎖した。駆け付けた宜野湾署員が車両の移動を求めたが市民側は拒否している。

 佐真下ゲートでも車両2台が封鎖した。同ゲートを封鎖した午後4時すぎにはゲート前に立つ市民は2、3人だったが、ツイッターなどで知った付近住民や若者が次第に集まり、午後8時には風雨の中、約30人がゲート前に集まった。
 近所に住む会社員の女性(31)もツイッターを見て佐真下ゲートを訪れた。「警察とぶつかったり、米兵に直接怒りをぶつけたりすることは怖いが、『こんなに怒っている』と分かってほしい」と話した。

◇星条旗紙「普天間出入り避けよ」長期化に危機感(2012年9月29日沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-29_39584

 28日付米軍準機関紙「星条旗」インターネット版は「オスプレイ抗議でゲートを封鎖」の見出しで、普天間飛行場の多くのゲートが通行できない状況に陥ったと報じた。在沖海兵隊が米軍関係者に、同飛行場への出入りを避けるべきだと警告し、抗議活動が「将来にわたり、相当長く続くことが予測される」と危機感を強めていることを伝えている。

 同飛行場内には映画館や教会、ジムなどがあり、任務以外で同基地を訪れる米軍関係者も多いという。同紙は「オスプレイの配備がまだにもかかわらず、100人がメーンゲート(大山)を封鎖し、数十人の日本人警察官と対峙(たいじ)したが、警察官はすぐには、排除を行わなかった」と報道した。

 ゲート封鎖を伝える記事は同紙のネット上で最も多く見られている記事にランクされ、米軍関係者らの強い関心を呼んでいる。

◇普天間ゲート封鎖 法の隙間突く(2012年9月30日沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-30_39628

大山ゲート前でオスプレイに反対する市民らが車を並べて車の出入りを阻んだ=29日午後6時すぎ

 オスプレイ配備への反対行動は、市民が普天間飛行場の主要3ゲートを全て封鎖に追い込む事態に発展した。29日、電話で連絡を取り合った市民が台風17号の暴風の中、開いていた2カ所のゲート前に車で集合。意表を突いた行動に、米軍も県警も手を出せなかった。

 市民側は「ここは基地内で、県警には何の権限もない。では米軍が直接、われわれを拘束するのか」。車で占拠した場所は基地内であり、フェンスの外。法の適用があいまいな“グレーゾーン”を突いた形だ。

■大山

 午後4時20分ごろ、誰もいない大山ゲートに着いた市民の車4台は、両側2車線をふさいで駐車。拳銃で武装した米兵が出てきたが衝突はなく、ゲートを閉め、鎖をかけて引き揚げた。

 当初いた市民約10人は、緊張した表情で車に“籠城”しながら、「ついに全ゲートを閉鎖した」と拳を上げてアピール。30代男性は「仕事も大事だが、私たちの未来を変えるのは今しかない」と、休みを取って駆け付けた。「違法なのはわれわれではなく、基地の方だ。普天間閉鎖へ、きょうは歴史的な日だ」と満面の笑みを浮かべた。

 県警は、ゲートに続く基地内道路をパトカーでふさいだ。法的根拠をただす市民に、「署長権限です」とだけ回答。駆け付けた三宅俊司弁護士は「日米地位協定上、県警は米軍の許可を得て立ち入ることはできても、逮捕や通行止めをする司法権限はない。刑事告訴を含めて検討する」と法律を盾に取る。

■野嵩周辺

 封鎖から3日たった野嵩ゲート前では、特に大きな混乱はなかった。米軍は、主要3ゲートとは別に出入り口を確保するため、基地内とつながる宜野湾市役所向かいの市民広場を開けようとした。

 その際、米兵は民間地の歩道で拳銃を携行して待機。駆け付けた市民側が「ここは拳銃を持ってはいけない場所。どう考えているのか」と詰め寄ったが、米兵は終始無言。

 その後、門を開けて中に入り、内側から門を閉じ、鍵を掛けて立ち去った。市民側は何年も使われていない中原ゲート前でも警戒を続けている。

■佐真下

 「ムリだよ!オスプレイ全員集合」「この空に戦闘ヘリはいりません!」。佐真下ゲート前には午後5時半ごろから、フェイスブックの呼び掛けに応じた若者らを中心に人が集まった。金網に横付けした車に横断幕を張り、音楽を流し続けて封鎖。午後9時半には約30人が集まっている。

◇仏紙ル・モンドがオスプレイで記事(2012年9月30日沖縄タイムス)
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-30_39622

仏大手紙「ル・モンド」は25日、米軍基地の集中する沖縄で、米海兵隊垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備に反対する抗議運動が起きており、領土問題をめぐる紛争が日中間で展開されるなか、在沖米軍基地の役割が問われているとの記事を掲載した。

 同紙は「安全性を疑問視する県民がオスプレイの米軍普天間飛行場への配備に反対するなか、政府は19日に安全宣言をした」と説明。住民らは「世界で最も危険な飛行場に新たな危険を持ち込もうとしている」と怒りを拡大しているが、「半世紀以上にわたり、沖縄県民は米軍基地に反対してきたが、政府は耳を傾けない」と報じた。

 一方で、尖閣諸島をめぐる中国と日本の争いで国民感情が高まっているが、日米安全保障条約の適用対象であるにもかかわらず、「米国の態度は、あいまい、または矛盾している」と指摘。その理由について、米国は「中国との正面衝突を回避したい」と分析した。

 また、米国が韓国や豪、フィリピンなど同盟国との関係を強化し、アジア太平洋地域における米軍のプレゼンス維持を打ち出しているとし、周辺国を刺激する領土問題が米国にもたらす利益を疑問視。そうした流れのなかで「在沖米軍基地の役割について、新たな疑問が生まれている」と指摘した。

 同紙は記事中で、長元朝浩・沖縄タイムス論説委員長の見解も紹介。「沖縄は中国と日本の板挟みになっている」との同氏の言葉を見出しに使用した。

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●9月30日(2012年9月30日沖縄タイムス)

◇オスプレイ:普天間ゲート閉鎖続く
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-09-30_39636

車で封鎖した普天間飛行場の大山ゲート前で気勢を上げる市民ら=30日午前10時50分、宜野湾市

 米軍のオスプレイ配備に反対する市民団体は、30日午前も普天間飛行場ゲート前での座り込みを続けた。正午現在、小さいものも含めて5つのゲート前に車両を止め、封鎖している。

 大山ゲート前には市民約110人が結集、断続的に集会を開いて「オスプレイ阻止だけでなく、普天間を閉鎖する」「民主主義を通り戻す」と気勢を上げた。県警が警備しているが、混乱はない。

3件のコメント

沖縄はね、その不公平と引き換えに、「沖縄だけ」が以下のような多くの高率補助金を受けているんだよ。
 まず沖縄県は、自主財源が25%しかない全国一の弱体経済県だろ。つまり、国の補助金と借金で県経済はかろうじて生計を立ててるってわけだ。
いいか、例えば道路保全に沖縄は国から95%の補助を受けられるだろ?、これが他府県は70%以下なんだよ。 
他にも、学校建設整備では85%対50%、漁港整備は90%対66%、公営住宅建設75%対50%、水道施設整備75%対33%、空港整備95%対66%と続き、ほとんど全産業分野に及んでいるんだ。
また沖縄は本土より、ガソリン税がリッターあたり7円安く、沖縄自動車道の通行料金は本土より約4割引。航空機燃料税は那覇-羽田間は他路線より半額だろ。
さらに、那覇文化てんぶす、沖縄こどもの国(こども未来館)、北谷ニライセンター、嘉手納水釜町営住宅、嘉手納町マルチメディアセンター、
沖縄市コザミュージックタウンなど、これらは基地関連の国庫予算で建設されているって知ってた?。
 「基地関連収入」と「観光収入」の根本的な違いって何か分かるか?
県民総所得の中で基地関連収入と観光収入が同じように並べられているが、実は、観光収入は「売上額」なのに対して、基地関連収入は「利益額」にあたるんだよ。
観光収入の「利益額」は10%~30%と試算してもその中味の違いは大きなものだよ。
 しかも、「軍用地料」は不況に強いという特徴があってだね。軍用地料が「市場相場」ではなく「政治相場」で借料が決定されるんだ。
過去、軍用地料は、1991年には前年比で110%、1992年には前年比107%と上昇しているわけ。
 沖縄での基地返還要求が強まると、軍用地料が必要以上に引き上げられる傾向にあるんだな。
そのため、復帰後は軍用地との再契約を拒否する「反対地主」が減少して、契約に応じる「軍用地主」の増加につながっているわけだ。
また、あなたが軍用地料を貰っていなくても、そのお金が、沖縄の最大の民間資本として、例えば地域のレストランの開業資金などになって、
沖縄の雇用の維持や食材料店の売上に役立っているわけ。そして県民全てに、大きな恩恵を与えているのさ。
 そして更に今回、「補助金3000億円ありがとう。でも米軍基地は県外で」ってか?・・・・恐ろしいわ。

よくそんな酷いことが言えますね。福島の原発事故被災者に対しても、「補助金もらってんだから、どんな酷い目にあおうが文句いうな」とか言ってた人でなしの冷血漢がいましたが、それと全く同じですね。そんなに「基地のおかげ」で潤っているのなら、さぞかし沖縄の県民所得は全国平均より高くて、失業率も低いんでしょうねえ。ところが実際は全く逆ですから変ですねえ。どうしてでしょう。

そんなに補助金がありがたくて、米軍基地と釣り合いがとれるものなんだったら、一つくらいはどっかの県が基地受け入れに手をあげそうなもんですがねえ。どこの誰も「とんでもない」と言いますねえ。いっそあなたが自分の地元に受け入れの請願でもしたら?まるごと受け入れて基地だらけにしよう、儲かるぞってね。誰の理解も得られないでしょうがね。きっとあなたは自分の家族が殺されても、賠償金もらえたら「まあいいか」って言う人なんですね。いえ、この場合は自分が誰かを殺しても、「賠償金払ってやるから文句言うな、いい暮らしができてラッキーだったなw」って平気で言える人っていったほうがいいか。同じ日本人として恥ずかしいです。

だいたい補助金なんてね、大田昌秀革新県政をひっくり返すという動機で、沖縄の弱みにつけこんで自民党がはじめたもんでしょうが。その「にんじん」を目の前にぶらさげ、基地問題は争点隠しという戦法で沖縄保守派は選挙を制してきた。ところがもうそれでも勝てないところまで沖縄の怒りが爆発している。自分の親や子供が普通に失業しているような状況の中で、それでも経済や利権を訴える候補ではなく、基地反対候補でないと当選できない。このもの凄さがまだわかってないようですね。

その背景として、今までの補助金が、大田県政をひっくり返す過程で打ち出された「電脳アイランド構想」にはじまり、県民の生活には何の役にもたたなかったという教訓があるわけです。島の枢要部を米軍基地で寸断され、軍用機が低空で飛び交い、米軍犯罪が頻発するような状況で、何の経済発展も見込めず、だからまた基地からのおこぼれに頼らざるを得なくなる。いつまでたっても抜け出せない。まさにその悪循環です。その中で補助金なんて地域の自立とは何の関係もない、一部の人の利権を潤すだけのただのばらまき。いわばザルに水を注いでいるようなもの。どこかでこれを断ち切らないと未来はない。

最後に一つ聞きます。あなたは会社で他の社員と差別的な待遇を受け、パシリや人が嫌がる仕事ばかり専門にやらされ、そして何より上司や同僚からもそれが当然みたいな扱いをうけ続けるが、かわりに給料を1万円あげてやると言われたら受けますか?おまけに「てめえ一万円もらってんだから、差別されても当然だ」とか心無い酷いことまで言われるとしたら?「それくらい受けるよ」とか言えるような自尊心のない人だったらもう何も言いません。私なら絶対に耐えられないと思いますがね。差別で人を殺すことだってできるんですから。

PS:「通行人」さん、「通りすがり」さんは何人もいますので、レスを差し上げる際にもどの「通行人」さんかわからずに混乱します。当サイトのローカルルールに明記してあります通り、こういうあきらかに「二度と来ないが捨て台詞」と言わんばかりな失礼な書き方は極力避けていただき、名乗りたくないならないでごく普通に「匿名希望」とされますようにお願いしています。ご協力お願いいたします。

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