読者への手紙】生きてます – 近況報告

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啓蟄

 去年からずっと更新をさぼっていまして、気がつけばもうすぐ4月です。心配してくださっている方もおられると聞きました。申し訳ありません。m( __ __ )m
 とりあえず生きてますというか、大忙しで気を抜いたら欝になるかと思うくらいフル稼働しています。近況のご報告をしておきたいと思います。

◆サイト3つの管理人になりました

 まずここ以外に二つのサイトの構築と更新を引き受けています。一つは「左からの反原発ジグザグ会」、もう一つは「コモンズ」です。ジグザグ会は私もメンバーの末席にいますが、コモンズサイトの構築と更新はお金をもらってやっているもので、私はメンバーではありません。送られる原稿をそのまんまサイトにしているだけです。私はプロではないので、謝礼もお友達価格ですが、お金のやり取りで割り切ることがお互いのためでもあると思っています。プロに頼むとすごいお金がかかるので、あちらにもメリットありますしね。

 そんなこんなで「旗旗」を含めて3つのサイトを管理してます。で、やはり頼まれたほうを優先してやっちゃうわけで、自分の個人サイトは後回しになりました。さらに立ち上げの時の労力というのは大きいというか、素人の私がやることですから、頭の中で考えたことを、実際にサイトで実現するのがすんなりいかないというか、試行錯誤ばっかりです。今年の年末年始のお休みは、帰省もせずにすべてコモンズサイト立ち上げのにために潰れました。

 私はサイト構築というのはアピアランス(見た目)・ナビゲーション・コンテンツの3つを、それぞれ別物として考えて、かつ全体のバランスをとるべきだと思っています。そしてサイトの印象の8割はアピアランスで決まる。これについては最近は若い人を中心に Tumbler みたいなデザインが人気で、私もクールだとは思いますが、40代以上の人からはかえって読みにくい、落ち着かないという声も多いんです。私に一からテンプレートを作るだけのスキルはありませんが、それでも「ジグザグ会」のデザインはそのあたりの中間というか折衷的なものを狙って、「コモンズ」は今どきすぎないオーソドックスなものをと、テンプレートを自分なりに改造してみたのですが、どんなもんでしょう。

 コンテンツは自分で考えなくていいので(特にコモンズ)サイトいじりに専念できて、それはそれで盆栽いじりみたいに楽しくもあり、時間を忘れてしまいます。
 ただ、いまだ明らかにおかしなところもあって(捜すなよ!)ナビゲーションとかはまだまだです。特にジグザグ会のほうはまだまだを通りこしてぐちゃぐちゃです。これについては一応の完成形は頭の中にはあるのですが、まとまった時間がとれずに手がつけられていません。

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◆仕事は順調・・・なんですが

 まともな社会人ならネットにさける時間というのは、一日2時間くらいが普通の生活に支障のない無難な線だと思いますし、それ以上は生活(もしくは仕事)の時間を削るしかない。私の場合はいっときは睡眠時間を削ることで、5時間くらいを確保していましたが、昨年末くらいから仕事が忙しくなって体力的に無理がきています。ネットのために睡眠時間削って、それで仕事に支障が出るようでは、社会人失格です。

 私は非正規労働者なんですが、それでも今の職場でそれなりの年数在籍しまして、さらに年齢的にもどうしても責任を持たなくてはいけない立場になりつつあります。特に現場に出るとそうです。現場仕事の長い人ならわかると思うのですが、立場は同じだったり、他の人のほうが正社員で偉かったりするはずなのに、どうしても私が現場リーダーみたいに自然になってしまうのです。時には叱らないといけなかったりとか、年長者はメンツを潰さないように立てるとか、若い奴は叱りすぎるといじけたり落ちたり急に来なくなるとか、顧客に叱られる時は矢面にたってやるとか、同じ給料でなんで?とか思う。

 他に愚痴を書くところがないので、もう少しだけ続けますと、若い人(20代前半)は、自分の生活を優先して自由に休んじゃう人が多く、それはそれで権利なんでしょうが、そのしわ寄せが全部わしらおっさんにきます。昼夜勤連続も当たり前で、最大5連勤までやりました。今日も夜勤から帰ったら、誰か若いもんがブッチして現場に来ないし連絡もとれんから、すまんが代わりに行ってくれとか言われた。えー!わし風邪で熱があるのに夜勤してきたとこやのに。そんだけ都合よく使っておいて、仕事の少ない時は若い奴が辞めないように仕事回して、お前休んでくれとか言うもんだから、とうとうブチ切れて爆発したら、それから態度がかわって、会社も私には丁寧(というか恐る恐る)にものを言うようになりました(笑)。

 会社(というか業界)としては、これから「オリンピック景気」をあてにしているようです。私の予想では、確かにオリンピックが近づくほと忙しくなって、最後の2年くらいは死ぬほど働かされ、オリンピックが終わった途端にその反動で仕事がなくなり、暮らしていけない者が続出すると読んでいます。非正規は景気の調整弁ですからね。
 いくら仕事があっても体は一つですから、倍は働けません。さらに仕事の量が「2、3、4」と増えていくと、体力の消耗は「4、8、16」と加速していきます。でも給料はやはり「2、3、4」としか増えていかないので、その後の落ち込みを考えると、かなり先が不安です。私の職場に限らず、非正規現場労働者や日雇い・野宿労働者などは、オリンピック過労死やオリンピック失業に備え、たとえば組合結成や地域労組への個人加盟など、何かの自衛策を事前にみんなで考えておくことが必要かもしれません。

◆活動、でも合間です

 あと、ジグザグ会などの活動にも参加させていただいています。と言っても、上記のような仕事の合間にやってますから、継続的にちゃんと時間がさけず、申し訳ないと思っているような現状です。
 ジグザグ会についてはどうも一部で勘違いがあるようですが、あれは基本的に現場共闘・勝手連方式ですので、何かの「組織」とか団体というわけではありません。またそういう背後関係もありません。特に個人資格での参加については制限を設けていませんし、団体の合流も事実上ほぼウエルカム状態です。誰が何人来るかとか、そんなの当日になってみないとわからんのです。

 特に勘違い(?)の甚だしいのは公安警察で、機動隊と私服あわせてジグザグ会に50人以上が毎度張り付いてきます。いや、ほんまびっくりしましたって。解散してからも帰り道に尾行がついたのは30年ぶり以上ですわ(笑)。私は確認してないのでわかりませんが、他の方の目撃では、私一人にびったりくっついている「草加担当」までいたとか(爆笑)。そういや、某集会場前で「草加さん、今日はジグザグ会は来るんですか」とか私服に話しかけられて、その暇さ加減に呆れた。いや、俺、ただのおっさんやから。ネットで公開している以上のことは何もしてないから。つか、俺もとうとうストーカー持ちかあ。偉くなったもんやね。┐(‘~`;)┌

 一説には、ジグザグ会には普段いろんな党派や団体で参加している人のうち、若い人が個人の判断と資格でこちらに合流してくれたりしているのね。さらに10代や20代前半の顔を見たこともない奴とか、数十年ぶりに集会に来たような高齢の方とかもいるわで、公安私服としては「いったいなんだ、この集団は」ということなのかもしれないと。彼ら「プロ」としては、「何派と何派がどうしてこうして、こういう流れと連合で」みたいな「背後関係」というかシナリオが説明できないので、そのへんを邪推してるんじゃないかという説が有力です。もうそんな時代じゃないのにね。

 ただこうして勘違いされていいこともあります。いろんな人が注目してくれて、名前はあげませんが、たとえば経産省前テント村の運営関係者からは、何人もの方に向こうから話しかけていただき、名刺とかもらいました。集会に呼ばれて発言したりとかもありました。自由討論(質疑応答)で発言してくれということだと思って参加したら、なんか直前になって問題提起みたいな感じで喋ってとかいうことになり、プログラムに自分の名前が載ってまして、参加者の濃い衆の顔を眺めながら、心臓が口から飛び出そうになった。

 あとはやはり三里塚かなあ。これは思いいれがありすぎて、かえって書けないんですよね。市東さんの農地取上げのことを語ると、いつも涙が出そうになって恥ずかしい。でも、これが自分のライフワークだと思っています。

 最後ですが、「旗旗」を休んでいるあいだも、本当に多くのみなさんから助けていただき、私ごときちっぽけで凡庸なおっさんに励ましをいただきました。本当にありがとうございます。いつまで続くかわかりませんが、ぼちぼち再開します。リアルが忙しくなったらまた更新が止まるかもしれませんが、長い目で見てやってください。

ここまで読んでいただいてありがとうございます!

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