2013.05 スウェーデン移民暴動 差別が社会を分断・破壊する 日本でも教訓にすべし

□ 反戦動画集のトップにもどる

 2013年5月19日からの一週間、スウェーデン、ストックホルムの移民街において反警察暴動が発生した。発端は69歳のポーランド系移民の無辜の老人を、彼の自宅に押し入った警察官が、妻の眼前で射殺したことだ。


 この老人は妻とレストランで食事した帰り、執拗にからんできたチンピラに嫌がらせを受け、自宅のバルコニーに駆け込んでナイフをかざしながらチンピラを大声で威嚇した。だが通報を受けた警察は、 何の警告も事情聴取もなく、いきなり移民側の老人の宅内に突入し、その頭部を打ちぬいて即死させた。

 警察は当初「救急車を呼んだが老人は病院で死亡した」と虚偽の発表をしたが、実際は救急車すら呼ばなかったことはすぐに発覚。警察が嘘をついたことを含めて、この事件が街のとりわけ若年失業者の日頃の警察への怒りに火をつけ、暴動に発展したものだ。

 というのも、スウェーデンは手厚い移民政策で知られるが、その裏で地元の警察官は非スウェーデン系の住人を、日ごろから「サルども」「ニグロ」と呼び、子供相手にも警棒を用い、犬で威嚇するなどしていたという(記事)。こういった地元警察による人種差別と、全国平均の3倍以上という高失業率と低収入などの経済格差、希望のない未来への怒りがプラスしていっきに爆発したことが原因だ。

 移民と日雇い労働者の違いこそあれ、大阪の釜ヶ崎で何度も発生している暴動と、その発端や経緯、構造からして日本とまったく同じことが、スウェーデンでもおこったことになる参照)。差別こそが社会を分断して人々の生活を破壊する。日本の政府や警察、そしてレイシストは是非とも今回の事態を教訓にしてほしいものだ。

Other Posts こんな記事もあります(一部広告)。

スウェーデン移民暴動

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です