2005 死んだ女の子/元ちとせ&坂本龍一

歌:元ちとせ 編曲・ピアノ:坂本龍一
CD「平和元年」収録 購入(TowerレコードAmazon書店

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1957 歌声喫茶で草の根的に広まる 元祖の日本語版

 1957年にトルコの革命詩人ナーズム・ヒクメットが原水禁運動と広島で死んだ少女に心を寄せて書いた『小さな娘』という詩が元になっています。この詩は世界各国で翻訳され、曲をつけて広く歌われました。
 日本語訳は複数あるようですが、 飯塚広さんの訳に木下航二さんが曲をつけたのものが、歌声喫茶などで盛んに歌われました。その時の歌詩とMideはこちら。歌はこちらで聴けます。やっぱりちょっと直訳っぽい感じ。
  日本のフォークブームの草分けの一人である本田路津子さんがレコーディングしているそうなんですが、この元祖版とも言える本田さんの歌は検索しても見つからなかった。

 

1961 ピート・シーガー バージョン 英語版

 英語版ではピート・シーガーが曲をつけ、「I Come and Stand at Every Door」というタイトルで歌っています。原詩は同じですが、日本語版とは違う歌です(こちらで聞けます)。悲劇と祈りの歌だからか、私には賛美歌っぽく聞こえますね。
 YouTubeで検索すると、こちらも多くの歌手がカバーして歌い継いでいます。ピート・シガー版はやはりアレンジやメロディが古いので、わたし的にはモータル・コイルVerあたりが聞きやすいかなと思いました(こちら)。

 

1967 高石友也バージョン フォーク版

 1967年に高石友也さんらが、元祖版よりもこなれた意訳で、曲もフォークソング調に書き直してカバーします(こちらで聞けます)。カバーというよりも、元祖版とは別物になってますね。
 高石さんのフォークバージョンは一般の若者にも広く受け入れられ、私も「死んだ女の子」と言えば高石さんの曲だと思っていました。

 

2005 元ちとせ バージョン 坂本龍一アレンジ

 そして2005年、敗戦60年にあたって、このフォーク版を元ちとせさんが坂本龍一さんの編曲でカバーしてネット配信。アルバム「平和元年」にも収録されています。
 「あの広島で10年前に」が「夏の朝に」と変えられている他は、メロディも歌詞も確かにフォークソング版と全く同じなのに、少しも古さを感じさせないことに驚きました。このお二人の才能には脱帽です。そしてこれは確かに名曲であると再認識しました。じっと聴いていると涙があふれてきます。

   

2013 BEBE バージョン(追記)

 この元ちとせVerをシンガーソングライターのBEBEさんがカバー。さらに歌い継がれていきます。

 「2006年に 広島原爆ドームの前で『死んだ女の子』を歌った元ちとせ。 その映像が衝撃的だった。
 あれから7年。 2013年8月3日、 NHK『いのちの歌2013』で もう一度元ちとせさんが歌う『死んだ女の子』 を見る事ができた。 改めて聞いた『死んだ女の子』は さらに強く私の胸に刻まれた。
 終戦から68年。 現代の私たちにこの曲は戦争の愚かさを 語りかける曲だろう。 終戦記念日の今日、 様々な祈りをこめて この曲を公開します」
2013.8.15 BEBE (公式サイト

 

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