2007.04.29 やめろ!「昭和の日」デモ 2007

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 2007年4月29日、「みどりの日」が「昭和の日」に変わった。天皇賛美につながるとして、約100人の市民がデモを行った。
 デモは平穏におこなわれたが、大勢の右翼・機動隊がやってきて東京・池袋は騒然となった。
(撮影・編集~ビデオプレス

【集会呼びかけ文】

やめろ!「昭和の日」デモ 2007

 昭和天皇裕仁の誕生日を「国民の祝日」とする、あってはならない「昭和の日」がやってくる。4月29日を、欺瞞的な天皇賛美の日「みどりの日」からむき出しの天皇賛美の日「昭和の日」に変える改「正」祝日法は、2005年5月賛成多数で可決された。

 この国会の暴挙とこの国会を許した日本社会を、私たちは忘れてはなるまい。「昭和の日」制定とは、天皇と天皇制の戦争責任を追及する記念日が増えたというだけであるのだ。

 この暴挙から2年、日本政府は歴史へのさらなる不誠実を重ね、さらなる右傾化に走っている。安倍晋三首相とその人脈による、侵略戦争や「軍隊慰安婦」問題への隠蔽活動は目に余るかたちで進められているし、改憲を就任の際の公約として首相になった安倍は改憲手続き法の成立を急いでいる。

 すでに教育基本法改悪や防衛庁の省昇格を果たし、アメリカの戦争につき従うための米軍再編を進め、天皇主義的価値を社会の基準とする身分制格差社会、排他的で歴史修正主義に凝り固まった社会を「美しい」と感じさせる「国民」と国づくりをめざしている。一方で、天皇・皇族の「公務」と呼ばれる活動や露骨な政治発言は活発化し、すでに5月の天皇訪欧も発表されている。

 「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」という「昭和の日」に、天皇制の侵略・植民地支配の歴史、「高度成長」という名の経済侵略の歴史、それらの矛盾を抱え持ったまま現在に至る日本社会の現在的な問題を、多くの人たちと確認しあい、声をあげる力に変えていく集まりをもちたい。

 政府や右翼の暴力的な言論弾圧に抗し、天皇制反対の声を上げつづけていこう。多くの方の参加を!

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