【参加者募集】 2024年度「脱軍備・平和基礎講座」

ピースデポは2021年より、脱軍備と平和に関するさまざまな分野についての基礎的な連続講義を通じて、こうした問題に関心を持つ人々との幅広いつながりを作ることを目的とし、本年も脱軍備・平和基礎講座を開きます。

どなたでも参加できる市民講座です。参加をご希望の方は以下のお申し込み先よりお申し込みください。

形式:オンライン(Zoom 配信)【見逃し配信あり
 ハイブリッド(オンライン/対面併用)で実施する場合は、別途ご案内を差し上げます。
資料代:4000 円(全8回分) 学生・大学院生無料
 8 回通しの参加が原則ですが、個別の参加も可能です。
 ※個別参加の場合、資料代は1 回1000 円となります。
お申し込み先:以下のグーグル・フォームよりお申し込みください。
 https://forms.gle/cPrSkNgYVDzfKcgk6
通し参加のお申し込み〆切:2024年5月22日(水)
お問い合わせ先
 メール:watanabeyosuke@peacedepot.org 
 電話:045-633-1796(担当:渡辺) 

ピースデポ主催 2024年度『脱軍備・平和基礎講座 戦争をとめる、戦争をしない』

第1回 5月25日(土)14 時〜16 時
安全保障を根源的にとらえ直す 講師:君島東彦きみじま あきひこ(立命館大学国際関係学部教授、国際平和ミュージアム館長)
私たちにとって安全保障とは何でしょうか? 国防を中心に考えられがちな安全保障や平和について、 もう一度市民の立場から根源的に考えてみます。

第2回 6月29日(土)14 時〜16 時
戦争準備を進める日本 講師:青井未帆あおい みほ(学習院大学教授)
平和国家としての日本はどこに行くのでしょう。安保3文書によって、攻撃兵器の輸出を始めたり、大学を軍事研究へと誘導したり… 。市民社会か問われています。

第3回 7月27日(土)14 時〜16 時
対話を試みる被爆者たちの訪米ツアー 講師:山口雪乃やまぐち ゆきの(国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科2年生)
2023年11月、長崎の被爆者が訪米し、対話しながら被爆の実相を伝える大陸横断のキャラバンを行いました。被爆三世でもある最年少参加者から成果や課題などを伺います。

第4回 8月24日(土)14 時〜16 時
沖縄戦を学ぶ 講師:玉木利枝子たまき りえこ(沖縄戦体験者)
太平洋戦争中、10歳の時に那覇で米軍の空襲に遭い、その後、沖縄南部の戦闘にも巻き込まれた玉木さんに実体験を伺います。

第5回 9月21日(土)14 時〜16 時
パレスチナの人々の平和的生存権と日本の役割 講師:清末愛砂きよすえ あいさ(室蘭工業大学大学院教授)
イスラエルとパレスチナの関係を基礎から学びつつ、ジェンダーの視点から読み解き、占領下のパレスチナに対
して日本は何をすべきかを考えます。

第6回 10月25日(土)14 時〜16 時
台湾有事と在日米軍 講師:川名晋史かわな しんじ東京工業大学教授)
「台湾有事」が 喧伝される中、進行する在日米軍と自衛隊の一体化・再編などについて学びます。

第7回 11月24日(日)14 時〜16 時
ウクライナ、まず停戦を! 講師:羽場久美子はば くみこ(青山学院大学名誉教授、世界国際関係学会アジア太平洋会長)
3年目に突入したロシア・ウクライナ戦争のこれまでの経過を振り返り、今後進むべき方向を考えます。

第8回 12月21日(土)14 時〜16 時
実体化する日米韓安保協力体制 講師:石坂浩一いしざか こういち(立教大学兼任講師)
米大統領選挙の結果をふまえ、関係を深める日米韓3か国の安保協力体制の展望などを考えます。

脱軍備・平和レポート第26号(2024年4月1日)

[講義録] 2023年度第5回「脱軍備・平和基礎講座」
軍事研究への傾斜と学術会議「改革」問題
池内 了(軍学共同反対連絡会共同代表)
1.科学・技術と戦争の関係、戦後の日本は軍事研究をしない稀な国だった
2.進みゆく軍事研究
  (1)安全保障技術研究推進制度
  (2)経済安全保障重要技術開発
  (3)国際卓越研究大学と国立大学法人改革法案
  (4)福島イノベーション・コースト構想
  (5)日本学術会議の組織の弱体化のための組織形態の変更
3.軍事研究:歴史は繰り返すのか?

[特別寄稿] 被災70周年ビキニデーを迎えて
中村桂子(長崎大学核兵器廃絶研究センター)

トピックス
● 北朝鮮、朝鮮半島統一政策を転換
● スウェーデンがNATOに正式加盟――北欧諸国はすべてNATO加盟国に
● 横浜ノースドック(瑞穂埠頭)で在日米陸軍小型揚陸艇部隊の発足式
● ガザ攻撃の激化を背景に高まる対イスラエル武器禁輸の国際世論

連載 全体を生きる(48) 社会運動と政治のはざま(3) 梅林宏道

日誌 2024年1月16日~2024年3月15日

DPレポート26号