「みんなの話がよかった」この声が象徴した2月7日集会 - 味岡修さんの日記
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味岡修 さんの日記

 
2015
2月 9
(月)
10:04
「みんなの話がよかった」この声が象徴した2月7日集会
本文
テント日誌2月7日(土)
経産省前テントひろば1256日商業用原発停止509日


「みんなの話がよかった」
この声が象徴した2月7日集会




 寒かったり暖かかったりと相変わらず不安点な天気だが、こんな風にして春の足音が近づいてくるのだろう。いつのまにかプロ野球のキャンプもはじまっている。熱烈な広島カープファンに宮崎でも行こうと誘われたむかしを想い出すのだが、僕のなかではどうも興味は薄くなっている。それでも、テントに出かける時は必ずスポーツ新聞を買ってはいるのだからまだしもというところなのか。多くのプロ球団がキャンプを張る九州や沖縄のことでいえば、川内原発や辺野古基地建設の動向のほうがより気にかかるともいうべきなのだろう。

■後藤さん湯川さんの人質事件

 こうした中でも、後藤さんや湯川さんの殺害に至ったイスラム国の人質事件が人々の主な関心だったようだ。僕もいろいろ気になって他の事が手につかないということもあったが、にわかしこみのイスラム教についての勉強をはじめてもいる。

 なりよりも殺害された2人に哀悼の意をしたい。これは犯罪的な行為であり、そのことの批判には理由はいらない。その上でこの事件が突如として浮上してきた背景には安倍の中東訪問と演説があったことを考えたい。というのはこのことは今後も続くことであり、イスラム国とどう向かい合うかも含めて今後に関わることだからである。これが現在から未来に関係することだからだ。

■安倍の無自覚なる国家戦略の大転換

 安倍の演説は地域紛争などに対するこれまでの日本の国家戦略の転換を意味した。少なくともイスラム国にはそう受けとられた。安倍首相はそこまで深く考えてのことではなかったのかもしれない。人道的援助という従来のありかたをやっていたに過ぎないと思ってきたのかも知れない。積極的平和主義による国家戦略の転換を世界に向かって発したこと、これの現実的意味や結果については深く考えたことはないと想像しえる。安倍は今、事態に驚いてひそかに反省しているのかもしれないが、国家の中枢にある政治家の言動としてわかっていなかったのではないか。安倍はわかっていたのさ、という声も聞こえるが、彼の戦争や平和についての見識に僕が疑念を持っており、とてもそのようには思えない。

 人質の殺害は言語道断であるが、人質状態は以前からあり、急遽殺害に事態を進展させたのは彼の言動である。ここにはイスラム国の誕生に至った地域紛争に日本はどう関わるべきかの困難な問いがある。湾岸戦争以来の課題である。憲法9条による国家戦略的対応を消極的平和主義(一国平和主義)として批判し、それを転換する考えとして積極的平和主義が主張された。安倍はその信奉者になった。だが、これが戦後の日本の国家戦略の転換を意味し、この戦略が何を結果するか、想像することもできてはいない危うさの中にあることを僕は感じてきた。僕はそれに基づく安倍の言動にその面での不安を感じてきたが、結果その通りになったのだと思う。

 安倍のこの言動が国内での政治論議にとどまっている間はまだしも、具体的に動けばどうなるかの一端を、この間の事態は垣間みせたのだ。逆にいえば憲法9条による国家戦略の重要性をあらためて示したともいえる。それを投げかけてもいるのだと思う。湾岸戦争以来の揺れの中で問われてきた日本の国家戦略だが、そのことを人質事件はあらためて露呈させた。今後に深く関わることであり、僕らは戦争について、国家の在り方についてあらためて問われてもいるのだ。

■われわれの側からの国家戦略の提示を

 主権国家間の戦争(典型的には第一次、第二次世界戦争)とは異なる地域紛争との関わりで発生する戦争について、日本はどうあるべきかを考えることを強いられている。憲法9条は主に主権国家間の戦争を中心に考えられたものだし、地域紛争の中での戦争について考えられたものではなかった。その隙間をついて積極的平和主義は出てきたが、僕らはそのような戦争と9条、あるいはそれに基づく国家戦略の関係を考え、そこでの深められた考えを提示しなければならない。イスラム国への関係においてアメリカや西欧諸国と違う対応をできるか。その点での僕らの考えの深まりが要求されているのではないのか。世界的な孤立を覚悟して9条の理念に基づく対応、つまりは非戦を貫かなければならない。

 それには地域紛争から発生する戦争には憲法9条は有効であり、アメリカや有志連合の戦争による解決ではない道筋を示さねばならない。それは可能なことだ。歴史の中にヒントはるはずだし、僕らはそれで持って日本の在り方を示せる。

■文字通り熱気あふれた2・7集会

 話が横に飛んでしまったが、テントは長く続いてきた裁判の動きに異変(裁判官のだまし討ち的な12月3日の結審)の中で重大な局面を迎えている。これは予想されることに2月26日(木)の裁判あり、判決次第ではテント撤去の動きが出てくるかもしれないからだ。僕らは法的な闘い(たとえば、裁判の忌避申し立てなど)で対抗しながら、今まで通りにテントを維持しして行くほかないし、その通りにやってきた。積極的なことを展開しえないもどかしさ中で、持久戦的な闘いとは何かを自問しつつやってきた。時間との闘いの中でも、こういう歩みしかとれなかったし、基本的なところでは変わらない闘いをやるしかない。

 この間、テントに対する励ましというか、激励の声をいろいろの形でいただいたが、こうした動きの総集的なものとして、2月7日には集会があった。集会は会場を満杯の熱気の中で神田香織さんの司会ではじまった。テント代表の渕上太郎氏、テント応援団の鎌田慧氏などからはじまって医師の高松勇さんと続いた。

 高松さんは『甲状腺がんの「アウトブレイク」(異常発生)多様な健康障害の発性』と題する特別報告を行っていただいた。放射線被ばくの実態についてはその情報が隠ぺいされるなかでの報告であり、霧に包まれたような感じでしかうけとれない事態の明るみに出していただいた。固唾を飲む思いで聞き行っていた人も多かったと思う。

 森園かずえさん(原発いらない福島の女たち)、ミサオ・レッドウルフさん(首都圏反原発連合)、河合弘之(テント裁判弁護団長)と話は続いたが、あっという間に2時間が過ぎていった。帰りがけに一参加者がポツリと語っていた「みんなの話がよかった」というのがすべてをあらわしていた。

 これからの一日一日が深まり行く闘いの日々だ。さりとて特別に変わったことがあるわけではない。テント前に座り、暮れなずむ夕闇の中で、原発や日本の行方を考え続けること、それだけのことだが、ぼくらはそれを続ける。今日も明日も。(三上治)

‐‐‐‐‐‐
テントでの「お話と座談」(トーク)
■2月11日(祝)午後2時から 最首悟さんのお話と座談(日程変更)
■2月13日(金)午後7時30分~小熊英二さんのお話と座談
■2月16日(月)午後6時30分~宮崎学・青木理さんの対談と座談
※連絡 テント(070-6473-1947)か三上(090-3908-7330)へ

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