10・5三里塚集会に参加しました(2

10・5三里塚現地集会 さて、そうこうしているうちに夜行バスは東京に着き、無事に他の皆さんとの待ち合わせ場所にも合流して、私たちは一路集会場にむかったのでありました。

 到着してから会場近くのコンビニでお昼ご飯などを買ったのですが、私たち以外にも何人もの集会参加者が買い物をしている中、一人の機動隊員があの紺色のヘルメットを片手にぶらぶらとぶら下げながら、集会参加者にまじってなにげにお菓子や飲み物を買っていきました。そのあまりの機動隊の「やる気のなさ」にいきなりびっくりです。私たちの現役時代には絶対に考えられん光景です。

 会場までの道やデモコース、周辺の農家や田畑など、そこに普通に人が生活しているにもかかわらず、あらゆる場所が巨大な鉄板で囲い込まれています。空港会社が空港の本体のみならず、使用していない空き地なども含めてすべて鉄板で囲いこんでいるのです。どちらをむいても壁・壁・壁!写真などでは知っていましたが、農家を分断して屹立している高い塀がどこまでも続く光景には、驚きよりも怒りを感じました。農家によっては「壁建設」のため、自分の畑に行くために細い迷路のような壁のすきまを歩き、谷底のようになってしまった空間で耕作を強いられている人もいるそうです。そしてその壁の向こうの空き地には、高い「物見やぐら」がそびえたって、警察が住民を四六時中監視しているのです。

三里塚の壁はパレスチナにつづく! この状況はまさにパレスチナと一緒だなと思います。かつて国(旧運輸省)は反対派農民の半分(熱田派)が参加するシンポジウムにおいて、いっさいの話し合いもなしにいきなり暴力をもって土地を取り上げ、強引に空港を建設してきたこと、そのいっさいの責任が自分たちにあることを認め、農民に対して全面的に謝罪しました。そして国は今後はいっさい強制収用による農地取り上げは行わないと約束し、収容申請も取り下げたのです。この一連の経緯と話し合いによる「解決策」に感動した漫画家の尾瀬あきらさんはぼくの村の話を描くことになります。ところが実際には、尾瀬さんをはじめとする多くの善意の人々が考えたのとは全く違う方向に事態はすすみます。国は結局この「話し合い」を反対運動終結のための切り崩しと考えていたとしか思えません。

 二度と強制収用ができなくなった国は、それ以外のありとあらゆる手段をもって農民追い出しをはかります。壁で囲い込み道路で分断して生活空間を破壊し、農家の屋根すれすれに飛ぶような無茶苦茶な飛行コースで普通の人間なら耐え難いような騒音・排ガスを撒き散らし、防風のための生活林を伐採して農家や神社などを吹きさらしのまる裸にします。そして警察によるヘリコプターまで使った日常的な尾行や監視などの嫌がらせです。いっそ「剥きだしの暴力のほうがまだ人間的なんじゃないか?」と思えるくらい陰湿で非人道的な農民イジメの所業の数々です。さらに現在計画されている滑走路の北伸計画が万が一にも実施されれば、その先にある東峰地区は轟音で人間が住めるような場所ではなくなってしまいます。そこにもってきて、本来なら農家を守るために運用するべき農地法を悪用しての市東孝雄さんの農地強奪裁判です。

機動隊の監視塔 まさにパレスチナも、口先では「和平」を約束して世界に歓迎されたイスラエルですが、先住のパレスチナ人社会やコミュニティ、農民の生活を壁で分断して破壊し、暴力を駆使しながら、ただひたすら痛めつけ、「手足をもいで首が落ちるのを待つ」ような非人道的なことを続けています。パレスチナ人が父祖伝来の土地で経済的に自立することを絶対に許さず、ただ援助に頼るかイスラエル企業で働く下層現場労働者としてしか生きていけないようにしています。そうしてパレスチナ人が「どこでもいいが、ここ以外のどこか」に耐えかねて逃げ出すようにしむけているのです。高い塀の続く光景を見て、三里塚で行われているのはまさにそれと同じことだと感じました。ついでに言えば、団結して抵抗するべきパレスチナ陣営がハマスとファタハに別れて激しく争っている現状も、悲しいですが似ているといえば似ていますね。

 話がそれてしまいましたが、無事に機動隊の検問も通過して会場の中に入った個人参加の私たちは、さてどこに座ったものかと見渡していましたが、アッテンボローさんの先導で、演壇前の住民・市民団体のエリアにシートを敷いて陣取りました。出発前に関西実行委の松原さんが鈴木さんのブログで「個人ならここがいいよ」とアドバイスしてくれていたのです。はからずもちょうど会場のど真ん中です。実はかなり目立っていたかも。

 集会はお昼ちょうどに鈴木加代子さんの司会ではじまりました。鈴木さんが司会だということは知らなかったものですから、事前に何度もブログでコメントをいただいたいた私や、それを見ていた中野由紀子さんなどは、おもわず「おおっ!」とか思ってしまいました。中野さんなんか本当に声だしてましたから(笑

 と、今日は最後まで書くつもりでしたが、午前2時をまわってしまいましたので、続きはまた明日にします。明日こそ最後まで書けるかな?おやすみなさい。

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はじめまして! 高槻市議会議員 小西ひろやすのブログです。高槻市議3期目、富田町病院院長。富田町病院は、住民が資金を集めつくってきた「住民立」病院です。「健康を守る会」を住民が立ち上げ、自分たちの病院を作り上げました。しかし、自分たちの健康を守るために…


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