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2019/9/21 9:45
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ボルトンは退任したが、何か変わるだろうか?
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http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-1ac214.html ボルトンは退任したが、何か変わるだろうか?への外部リンク
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トム・ルオンゴ
2019年9月16日
Strategic Culture Foundation

 ドナルド・トランプの二人目の国家安全保障担当補佐官としてのジョン・ボルトンは退任した。9/11の18周年記念日を過ぎるにあたり、無条件に良いことだ。

 だが、ボルトンは最も明らかに正気ではないが、トランプ閣僚における半ダースの非常に問題なネオコン/福音主義者の一人に過ぎない。

 今年のボルトンの過ちは無数で有名だ。「でぶピッグス湾」と呼びたいベネズエラでのクーデター未遂から、朝鮮民主主義人民共和国との非核化交渉を没にし、トランプがイランとの武力戦争の可能性に追いやることに至るまで、ボルトン失脚はネオコン思想の頑固さを象徴している。

 運命のいたずらは、アメリカ対外政策中で成長しつつあった癌であるネオコンが翼を得た日として見ることができる日9/11記念日の一日前に、ボルトンが解雇されたことだ。

 トランプはとうとう、彼の意欲的な対外政策目標のどれを達成する上でも、ボルトンは大きな障害で、極致と見たのだ。彼は最大のネオコンだ。

 連中は望んだ全てを手に入れた。能力より、信頼と忠誠を高く評価されることを心から望んでいる親イスラエルの大統領。トランプは、中東での大勝利のためにオバマの下で彼らが設計した地政学情勢を相続したのだ。彼らは、激しやすく、見た目を気にするトランプを引き返すことができない瞬間に陥らせるだけで良かったのだ。

 その瞬間は、有人のP-8ポセイドンと並んで領空侵入したアメリカのグローバルホーク・ステルス無人機を、イランが撃墜した時に来た。トランプは抜け目なく、ワナにかからず、トランプには、彼を限界に押しやった閣僚の一人を解雇して、彼の平和への誠意にケリをつける絶好の機会機会があると、当時私は言った。

 彼のために仕掛けたワナに落ちなかったことに対し、トランプの功績を私は大いに認める。今彼はこの泥沼に責任がある連中を排除し始めなければならず、彼がG-20で来週ウラジーミル・プーチンや習近平と会う際、それが議題一覧にあると私は確信している。

 それはジョン・ボルトンで始まり、マイク・ポンペオで終わる。

 そしてもし彼が今後6から8週間内に彼らを置き換えなければ、トランプが我々を戦争から遠ざけることに本気でないことがわかる。再選されるまでの間しか、そうする興味はないのだ。

 少し長くかかったが、トランプが対外政策の状態に満足していないのは明確だ。ボルトン解任は素晴らしい手始めだった。だがそれは十分ではなく、ほど遠いものだ。

 私が問題だと思うのは、これら不安定地域での平和に対するトランプの願いは本物だが、彼は細部を気にかけないので、それを実現するための道筋が見えないことだ。

 そしてそれは常にネオコンの人類に対する計画を無にする細部なのだ。ボルトンが言ったように、彼らは陳腐な文句「音を上げるまで締め付けろ」を適用し、もしそれが機能しなければ、より激しく締めつけるのだ。

 この連中は心はトロツキストで、彼らの革命を実現するためには何でもすることをいとわないのだ。第二次世界大戦後にホームレスになった彼らは、1950年代、ビル・バックリーと雑誌ナショナル・レビューの連中を手始めに共和党内に住み処を見つけ、ゆっくりと乗っ取ったのだ。

 彼らはアメリカ例外主義をかき立て、第二次世界大戦後世代の間に蔓延させ、二大政党の頭を夢の世界支配で一杯にして、誤りは改めることができると、どこでも介入した。

 生得的に人種差別的でないにせよ、それは全くの狂気で、終わらせる必要がある。

 彼が意図的に、あるいは受動性ゆえに、その一つも守らず、ほとんど全てを破った彼の外国政策公約ゆえに彼を選んだ人々に対する彼の立場を強化すために、トランプがこれをしたというのが、私の心配だ。

 だから、彼はこの第一歩を元に、朝鮮民主主義人民共和国とテーブルに戻り、実際にイランにテーブルに着かせ、狂ったように反ロシアの民衆に、黙って座るように言う必要があるのだ。

 ネオコンに対する彼の宥和は、2017年4月、ハーン・シェイフーンでの化学兵器「攻撃」に応えての、シャイラト空軍基地爆撃から始まった。わずか二年後、シリアのその町の奪還が、地政学チェス盤の劇的な変化のきっかけになったのは皮肉ではないだろうか?

 トランプは強い有能な典型と見られるのを好んでいる。それが彼が大統領として身につけたいと望んでいるマントだ。だが彼は全くそうしておらず、約束を守るのを拒否する、明確な戦略がない、移り気で、首尾一貫しない、いじめっ子のオーラを醸し出している。

 そのどれほどが、ボルトンのような彼のスタッフのせいで彼を傷つけているかは重要ではない。指導者として、CEOとして、自分の指揮下で起きる全てに責任があるのだ。以上、終わり。

 率いるか、どくかだ。

 グローバルホーク事件以来、トランプには、外国政策で、次々に当惑することがおきた。中国の習近平主席は、トランプが言うことは何も信じられないと公然と言った。トルコのエルドアン大統領は最近、アメリカがクルドのシリア民主軍に、どれほど武器を送ったか、もう沈黙を守ることができないと言った。エルドアンによれば、その数は驚くべき、トラック30,000台分だ

 これは我々が賛成投票をしたものではなく、中東での平和の道筋ではない。

 トランプは圧力計画の大部分の針路を逆転する準備ができていて、取り引きしようと、たくらんでいる多くの兆しがある。彼は国連総会に合わせて、イランのロウハニ大統領と会っていると噂されている。ボルトンの同席がどのように朝鮮民主主義人民共和国の金正恩を怒らせて、二月にハノイで会談する希望を潰したかについて、彼が打ち明けたのはすがすがしい正直さだった。

 それが、悲しいことに、彼の政権では、外交として通るのだ。

 非常に成功した最近の2 + 2会談の後、ロシアとの和解を主張するフランスのエマヌエル・マクロン大統領が現れて、アメリカのウクライナ政策に対するトランプの受動的攻撃行動はロシアとの関係改善に最終的にドアを開きつつある。

 そして、もちろん貿易と関税をめぐって、中国もアメリカも、謙虚にならなくてはいけない。世界を世界金融危機に陥れて、世界貿易を破壊して、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に便宜をはかっても、彼の顔がラシュモア山に刻まれるわけではないことをトランプは最終的に確信したのかもしれない。

 ボルトン解任は、統制に服するか辞めるかという、政権に残るネオコンへの警鐘かもしれない。特に、ポンペオは、海外諸大国に対するトランプの広報担当として、抑えなければならない。これまで彼の行動は、バイキングのテーブルを気前良く利用しながら、ベイルートのような所に行き、世間と隔絶した君主のように恫喝して、最悪だった。

 初期の結果は良くない。ベネズエラに対する更なる悪ふざけが差し迫っているのが見える。アメリカはロスネフチに対する制裁を準備しており、僭称者フアン・グイドに金を注ぎ込むため、冷戦条約を持ち出しつつある。

 だから、私は事態が改善することを願っているが、短期的には楽観的ではない。トランプはなすべき多くの仕事を持っているが、それができる人物のようには見えない。時折怒りが爆発し、もったいぶった身ぶりをすることと、計画や狙いを持っていることとは違うのだ。

 習同様、トランプは2016年に彼に投票した多くの人々の信頼と善意を失い、我々は、もはや彼を信頼していない。彼は、そもそも彼自身が雇ったことに責任がある一人の髭を生やした頭のおかしな人物を首にする以上のことをしなければならない。

 リーダーは責任を受け入れる。彼らはミスを受け入れて、新しい針路を示す。一方、全員がトランプが正しいことをするよう望んでいるが、現時点まで、彼は大半逆のことをしている。人事は政策だ。だからトランプが、1)有能で、2)気魄ある人物を主要な地位に任命し始めるまで、帝国D.C.からの命令は続くだろう。

 そして世界は急速な凋落に適応するだろう。

 トム・ルオンゴは、アメリカを本拠とする独立した政治、経済アナリスト。

個々の寄稿者の意見は必ずしもStrategic Culture Foundationのものを意味しない。

記事原文のurl:https://www.strategic-culture.org/news/2019/09/16/bolton-out-but-will-anything-change/

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 皆様、宗主国と自国大資本の手代。

日刊IWJガイド・土曜版「日本に三権分立は存在するのか!? 東電刑事裁判の判決の朝、大谷直人最高裁長官が安倍総理と会っていた! 砂川裁判のときのマッカーサー駐日大使と連絡を取り合いながら米国の望む判決を出した田中耕太郎最高裁長官の姿が重なる!」2019.9.21日号~No.2564号~(2019.9.21 8時00分)

 目次には、下記も。

はじめに~<本日の録画配信・1>「シングルマザーが生きやすい社会は誰もが生きやすい社会! 無償労働・ケア労働をしながら有償労働ができることが、人間本来の働き方! 岩上安身による2019年参院選・れいわ新選組候補 渡辺照子氏インタビュー (3/3)」を公共性に鑑み、全編フルオープンで録画配信します!

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