与那覇恵子(よなは・けいこ)
1953年、沖縄県生まれ。詩誌「非世界」「南溟」会員。沖縄女性詩人アンソロジー「あやはべる」にも参加。共著に「楽しい英語授業」(明治図書)、「OKINAWA THE PEACEFUL ISLAND」(文溪堂)、「沖縄詩歌集~琉球・奄美の風~」(コールサック社)他多数。
「評論集 沖縄の怒り―政治的リテラシー」
与那覇氏の論考の魅力は、なんといっても、論旨明快な論理展開と切れ味鋭い切り口にある。しっかりした現状把握とまっとうな歴史認識が氏の立ち位置を支えている。氏は物事へのあいまいな態度をとらない。自分の立場を臆せず明確に表明し、そこから批評の矢を放つ。(平敷武蕉 解説文より)
「詩集 沖縄から見えるもの」
この詩集『沖縄から 見えるもの』には沖縄人の「言の葉」の深層と対話し、今も続いている基地問題を抱える暮らしや、それでも生きる誇りなどが掬い上げられて書き記されている。そんな詩集はきっと本土の日本人たちをより広い他者の視野に立たせて、沖縄人の魂と共存することの真の豊かさを感じさせてくれるだろう。(鈴木比佐雄・解説文より)