◆日時:2020年5月18日~22日、同25日~29日
11時45分~13時
◆場所:京都地方裁判所前
京都市中京区菊屋町(丸太町通柳馬場東入ル)
地下鉄丸太町駅1・3・5番出口から徒歩5分
問題の背景(草加耕助)
関西生コン労組は右翼やヤクザを使った「労務管理」などが跋扈していた前近代的な下請け建設産業の中で活動を開始し、下請けや下層労働者の権利を右翼ヤクザに恫喝されても断固として守りつつ、大手ゼネコンの食い物にされてきた中小企業経営者とも共闘した産業の民主化運動に取りくんできました。
同時に反戦運動や沖縄連帯運動にも無私の精神で協力してきました。その関生労組が公安・右翼・資本の共同した大弾圧にさらされています。
いままで何十年も普通におこなってきたストライキが突然に「業務妨害」、ビラまきが「恐喝」などとされ、現場にもいなかった組合幹部が大量に逮捕される異常事態です。幹部以外の一般労働者も片っ端から逮捕し、なんと警察官が(!)「組合をやめろ」と延々と「説得(恫喝)」しています。
組合の日常活動には右翼ヤクザが粘着して妨害し、ザイトク系のレイシストたち(残念ながらごく一部の共産党系の人々も)が大量にネット工作や組合への誹謗中傷を行い、しかもその資金は組合に敵対する資本が公然とレイシストに提供しています。そもそもレイシストへの資金提供は政治的な意見の違いに関係なく、倫理的にも許されることではありません。
これらは法案審議当時から危惧されていた、全国の市民運動や組合活動への共謀罪適用のモデルケース、その予行演習といわれています。もし、大政党などの後ろ盾もない、地方の独立系中規模労組への弾圧が、このまま大きな注目もあびずに「テスト成功」してしまったらと思うと背筋が凍ります。これはすべての人にとって他人事ではありません。
法律さえ無視した弾圧に多くの学識者や議員団体からも抗議声明があいつぎ、公安警察は問題が大きくなる前の「短期決戦」「電撃作戦」で組合運動の実質的な壊滅を狙った大量逮捕を続け、また裁判所も例によって警察・検察の要望にあわせて、高齢の組合幹部を意味もなく長期拘束し続けているのです。
関生労組に連帯し問題を「大きく」しましょう。私たちみんなの明日の自由を守るために。