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桜の国の悲しみ、菊の国への抗い―「紀元節」に伝えておきたいこと 石川逸子さん/早稲田

wamセミナー 天皇制を考える(2)
桜の国の悲しみ、菊の国への抗い―「紀元節」に伝えておきたいこと

 日本軍の「慰安婦」にされた女性たちが声をあげた1990年代以降、大事な集会にはいつも石川逸子さんの姿がありました。
 詩人として、作家として、日本の侵略戦争と植民地支配によって命を落とした人たち、生き残った人たちの声を世に伝える石川逸子さんに、故松井やよりさんは深い信頼を寄せていました。
 「女たちの戦争と平和資料館」の設立に向けて準備を進めていた2003年には、チャリティ・イベントとして石川逸子さんの詩を脚本にした朗読劇「地球という小さな星のうえで」(演出:渾大防一枝、劇団民藝)も上演しました。

 石川逸子さんは2008年、明治天皇の父・孝明天皇に亡霊として語らせる『オサヒト覚え書き―亡霊が語る明治維新の影』という大著を上梓、2019年には台湾・朝鮮・琉球への追跡編も出版されています。
 日本の近代と天皇制を問い続ける石川逸子さんからお話を聞き、質疑と議論の時間もしっかりつくります。ぜひご参加ください。

■ 日 時:2021年2月11日(木・休)13:15~15:45

■ 定員40名(予約制・先着順
 予約申込み:Googleフォームはこちら
 ・メールでお申し込みの際は、必ずお名前・電話番号と参加希望の回を明記ください。

■ 場 所:アバコチャペル(wamと同じフロア)
 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2F
 地下鉄東西線「早稲田駅」から徒歩5分
 地下鉄副都心線「西早稲田駅」2番出口から徒歩10分
 JR「高田馬場駅」から徒歩20分
 https://wam-peace.org/about/access

■ 参加費:1000円

■ お 話:石川逸子さん(詩人・作家)

■ 主 催:アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館(wam)
 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2F
 電話:03-3202-4633 FAX:03-3202-4634
 E-mail: wam@wam-peace.org

<参加にあたってのご注意>
・ご来場の際はマスクをご着用ください。
・新型コロナの感染拡大を防ぐため、会場の定員の半分に制限し、間隔を空けてご着席いただきます。
・後日、録画映像のオンライン配信も予定しています。ご希望の方は事務局までお問い合わせください。

【ゲスト紹介】石川逸子(いしかわ・いつこ)さん
 1933年、東京生まれ。1955年、お茶の水女子大学史学科卒業。公立中学校の社会科教師をつとめるかたわら詩作を続け1983年退職。1982年から2011年までミニ通信『ヒロシマ・ナガサキを考える』(1~100号)編集・発行。日本現代詩人会会員。

 主な詩集に『定本 千鳥ヶ淵へ行きましたか』(影書房、2005年。初版は1986年、増補版は1995年花神社より発行、第11回地球賞受賞)、『ゆれる木槿花』(1991年、花神社)、『砕かれた花たちへのレクイエム』(1994年、花神社)ほか多数。

 主な著書に『日本軍「慰安婦」にされた少女たち』(2013年、岩波ジュニア新書、初版は1993年『「従軍慰安婦」にされた少女たち』)、『〈日本の戦争〉と詩人たち』(2004年、影書房)、『オサヒト覚え書き―亡霊が語る明治維新の影』(2008年、一葉社)、『オサヒト覚え書き追跡篇:台湾・朝鮮・琉球へと』(2019年、一葉社)、『歴史の影に―忘れ得ぬ人たち』(2020年、西田書店)ほか多数。

   

◆wamセミナー 天皇制を考える◆
 天皇の戦争責任・植民地支配責任を問い続けてきたwamは、「女性国際戦犯法廷」(2000年、東京)から20年の節目にあたって、2020年9月から天皇由来の「祝日」のうち4日間を「祝わない」ために開館することにしました。
 天皇制を維持してきた私たちの責任を見つめなおし、議論する場を作っていきます。