昨日投稿した「現実主義と理想主義者の戦略 」というエントリーですが、「四トロ同窓会二次会掲示板」におけるまっぺんさんの文章をとりあげて論評しています。
同掲示板にも、このエントリーと同趣旨の書き込みをしていたところ、まっぺんさんから丁寧なレスをいただきましたので、ここにも転載しておきます。
もともとまっぺんさんの文章は、掲示板の他の方(改憲派さん)へのレスとして書かれたものの一部です。そのことを無視してちょっと小賢しい書き込みをしてしまったと反省しています。横からしゃしゃり出て、見当外れのことを申して申し訳ありません。まあ、自分の言いたいことを書くために、まっぺんさんの書き込みを「ネタ」にしたと思って許して下さい。(よけいに許せないか?)
以下にまっぺんさんのレスのうち、昨日のエントリーの内容にかかわる部分を転載しておきますので、お読みください。
ありがとうございます。いちいち頷ける内容で、あなたとはそれほど意見の相違を感じません。ただ、誤解があるように思えるだけですね。これは私のぞんざいな書き方が原因しているものと思われます。(中略)
草加さんがご指摘の「第三勢力」はすでに見えている、という主張についても同意です。世界は、たくさんの国家に別れ、民衆を上から支配する政治的勢力が存在しています。もちろんその中で現在最大を誇り、世界中に影響を及ぼしているのはアメリカの政治指導者たちであるのは間違いありません。そしてその背後に、この資本主義経済社会をその経済力によって動かしている財界が巨大な勢力として存在していることも、私たちは同意できると思います。
一方、彼らが戦争の口実として利用している「テロリスト」勢力はどこからやってきたのでしょうか? その代表格と見られているアルカイダ、そしてタリバンが実は旧ソ連やそれと繋がる政治勢力に対抗するためにアメリカが資金と軍事力を投入して育成してきたものであり、イスラムの一部支配者層とも結び付いた勢力であり、決して「民衆の味方」とは言えない事も明らかになっていると思います。
それに対して真実民衆の立場から声をあげ、運動を推進してきた勢力も存在する事に私たちは気づいています。その運動は世界中に存在し、ネットワークを通じて共同行動をおこなってきました。まだまだ弱体であるし、まだ「勢力」と言えるほどまとまっているわけではありません。また様々な過ちや行き過ぎも含んでいる事でしょう。しかしそれは見え始めています。これはどこの政治支配者からも自立した「民衆の勢力」として期待していいと思います。
改憲派さんにはそれが見えないのです。というより改憲派さんの政治観は「支配者同士のウォーゲーム」なのではないでしょうか? 彼の視野には民衆の行動は入っていないのだと思われます。「まだ見ぬ」というのは、改憲派さんの立場からの表現です。
◇このまっぺんさんの文章の原文は、四トロ同窓会二次会掲示板にてご覧になれます
投稿者:草加 耕助(旗旗サイト主宰)