写真は米の独立系メディアInformation Clearing Houseに11月16日付で掲載された米海兵隊によるイラク人捕虜虐殺ビデオ(約3分)からの映像。非武装の負傷した捕虜を米海兵隊が頭を撃ち抜く様子を映している。負傷者も皆殺しにするという今回の作戦の残虐さを証明する「傍証」である。このページの左下にはもう一つのビデオがある。こちらの方は、道ばたで負傷するイラク人を遊び半分に狙い撃ちし、歓声を上げる米兵が映し出されている。
4月の米軍のファルージャ侵攻では、ファルージャを守った人々の中心部隊は、実はファルージャ市民であったこと、同業者別に抵抗組織を作り、自らの生活の場を防衛するために闘っていたということ、すなわち「武装民兵」「自警団」だったということが後に明らかになっている。それは今回も変わらないだろう。すでに今回拘束した人々ほぼ全員が現地住民であることが報道されている。だから米軍は本物の「テロリスト」と言っていいであろう外国人武装勢力のザルカウィは「すでに逃亡した」と早々とアドバルーンを上げていた。
残された市民は、家族・子供達・仲間達を理不尽に虐殺されたことに抗議をし、破壊者に抵抗しただけで「武装勢力」「テロリスト」のレッテルを貼られ、皆殺しの対象にされた。「捕虜」といっても、実態はファルージャ市民であることを肝に命じてこのビデオをみてほしい。
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