まずは諸君ら、特に大阪府警の三井・梶本両刑事に、次の文章を読んでいただきたい。
わたしの おばあちゃんと おじいちゃんと おかあさんが みんなでないています。
わたしも おとうさんが、けいさつの人なので、おかねをひとから うそをついて もらっているって テレビで まえにやったり、きょうもやったので、学校で わたしは いじめに あうように なりました。
おじいちゃんは、おとうさんの けいさつの えらい人だけしか わるいことや おかねもらってないよ。おとうさんは がんばって がんばって はたらいて つかれたりして、にゅういんして 手じゅつで 人の いの はんぶんに なっても やってるのに。
わるいのは えらいひとだけだと ゆってください。ニュースの人たち おねがいします。
わるいのは、えらい人と いっぱい いってください.
これはザ・スクープスペシャルで放映された警察裏金疑惑の調査報道決定版という番組の終了後、視聴者から寄せられたファクスの中の一通です。
この文面は、後日番組内で紹介され、佐藤英彦警察庁長官に対して「是非、この手紙に返事を書いて」との呼びかけが行われました。
諸君らのお仕事は、デモなどで意見表明をする人の「自由」と、交通など公共の「秩序」との調整を、政治的に中立の立場から粛々と行うことです。それは必要だと思うし、その範囲で私は「反警察」ではありません。このような趣旨からデモをする側も、事前に警察に届け出てちゃんと許可をもらってるわけです。
しかしながら諸君の「一部には」と書きたいが、実感として警察官全体の5分の3くらいと、警備・公安警察官の99%の諸君は、文字通り、時の政権党の番犬、飼い犬としてそれに反対する意見を持つ者を取り締まる政治警察と化しています。
諸君らの従うべきはまずもって憲法と法令である。指揮命令系統もそのために存在している。ゆえに違法な命令は断固拒否すべきである。
諸君らの存立根拠である警察法の1条には、警察機構は「民主的理念を基調と」して「個人の権利と自由を保護し、公共の安全と秩序を維持するために」存在すると高らかに宣言されています。そんな警察官はどこにいるのですか?