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[緊急]24日午前8:30品川入管前に集合して下さい

 「クルド人難民二家族を支援する会」様からメールをいただきましたので転載いたします。
よろしければ転送・転載お願いします。

 写真は「tonarino.net」様よりお借りしたカザンキラン家の娘さん達です。
 彼女達は悪い事をして逃げてきたのではありません。政治的迫害を逃れて日本に助けを求めてきたのです。私達に「たすけて!」と手を差し出した人々なのです。

 国連はとりあえずカザンキラン家の人々は政治難民である蓋然性が高い(マンデート難民)と認定して、法務大臣などに善処を求めてきました。

 今まで国連が難民と認定した個人を、迫害から逃れてきたその本国に強制送還した例は一度もありません。わずかに中国などの独裁的な国家が北朝鮮難民を強制送還していることに国連が抗議を行っている例があるだけで、自由主義を標榜する国では前例のない暴挙です。

(2005/01/27追記)「国連が難民認定した人を送還した例は中国にある」との指摘を37458さんからいただき、書き方が不正確だったと反省。この部分を訂正いたしました。(37458さん有難う!)
しかし日本が中国と同じ内容の抗議を、同じ国連難民高等弁務官室(UNHCR)から受けているというのは大変にショックです。かえってこの事態の深刻さを浮き彫りにするものでしょう。

 今まで中露が北朝鮮難民を逮捕・送還したことに、欧米各国の世論は強く抗議してきたわけで、その意味では、今まで自分たちと価値観を共有する「自由主義国家」であると思ってきた日本がこのような措置をとったことにつき、世界は驚愕を持って受け止めていると思います。

 日本はこの先、どの面さげて「常任理事国入りを目指す」などとほざくつもりですか?

 サミット参加国でもあるはずの日本がとったこの措置は、かつて北朝鮮難民が瀋陽の日本領事館に駆け込んだ時に中国官憲が逮捕するのを見殺しにしたことなどとあわせて、やがてボディブローのようにじわじわと効いてくるでしょう。つまり日本は自由主義・民主主義のレベルで中国よりはマシだがロシアとは同列、韓国・フィリピン以下という目で見られてくるんではないかと思うのです。

 この問題ついては、右翼も左翼も「在日外国人問題」もありません。
 私のような思想の人間がこういう言い方をするのは確かに噴飯ものなのですが、こいつら小役人は日本の「国益」をズタズタにしていることに気がつかないのでしょうか?また、「情けは人のためならず」「窮鳥懐に入らば猟師もこれを撃たず」の”日本的美徳”はどこに行ってしまったのでしょうか。

 日本政府が彼女達を迫害の恐れのあるトルコに送り返さないよう、私達一人一人ができる範囲のことをしようではありませんか。以下をご一読の上、行動が可能な皆様のご協力をお願いします。
 また、今回のような具体的な行動が難しい方はこちらのエントリーも参考にしてください。

**転載開始*******************

クルド人難民二家族を支援する会の國場です。
再度のお願いです。転送歓迎です。

24日カザンキラン家出頭日・品川入管前に集合して下さい。

日時:1月24日 午前8:30
場所:品川入管前(JR品川駅港南口(東口)からバス(8番乗り場)「東京入国管理局前」下車)

1月19日に強制退去が執行された、クルド人難民アフメット・カザンキランさんと長男のラマザンさんの残された家族5人の入管への出頭日が1月24日です。残された家族5人の収容・強制退去を防ぐために、入国管理局に署名を提出します。当日は抗議行動を行うかは未定ですが、とにかく入国管理局を支援者であふれかえさせましょう。

署名のご協力お願いします。
http://homepage3.nifty.com/kds/kds_020.htm
このアドレスから署名用紙をダウンロードできます。

締切は1月23日(本日)深夜12時です。
署名集約先:FAX048-874-2898

連絡先:090-3688-1279釣谷

クルド人難民二家族を支援する会

**転載ここまで*****************

支援する会などには国会議員筋より、入管当局は今回の出頭で彼女達を収容し、そのままトルコに強制送還する準備が進められているとの情報がよせられています。

小泉総理は例によってこういう人権問題には無関心で傍観していますが、今後の動きによってはまだ可能性が残されています。最後まで諦めずにできる限りのことをしましょう。

旗旗サイト内リンク

どこが「普通の国」やねん!-クルド人難民送還に行動を
「国民」の反対語は?

参考リンク

クルド人問題研究会
難民とは?(アムネスティ・インターナショナル日本)
 └ 難民の定義、各国の現状、参考文献ほか
Kurdish in Japan
 └ 自己紹介、日本に来たわけ、トルコでの生活 など

Kurdish 2 Families Struggle in Japan & in Turkey
クルド人難民二家族を支援する会

前例のない難民の強制送還に懸念(国連難民高等弁務官事務所)
クルド人父子の送還に抗議する(アムネスティ・インターナショナル日本)

コメントを見る

  • 当サイトのキャプチャー画像、写真を使用する場合はその旨をご一報頂きたい。(カザンキラン姉妹の写真について)

    彼らが人道的に正しい判断が下されることを切に願います。
    そしてカザンキランファミリーに穏やかで幸せな日々がやってきますように。

    Peace★

  • 事後報告になってしまい、大変に失礼申し上げました。ご指摘をいただき、痛切に反省しております。大変に申し訳ございませんでした。冷静に考えればわかることでした。怒りで少々頭に血が昇っていたかもしれません。深くお詫び申し上げます。

    あらためまして転載の許可をいただきたく存じます。
    ご許可いただけますまで当サイトでの掲載画像は消しておきますので、よろしくお願い申し上げます。

    カザンキランファミリーの皆様に、一日も早く平穏な日々が訪れますよう、私も心から祈ります。微力ながら何かの力になれればと思います。

  • ご丁寧にありがとうございます。
    そこまでしていただかなくても結構ですよ!
    そもそも一人でも多くの方に知っていただくための一つのツールとしてこの写真が活きてくればいいと思い、個人的な写真を掲載致しましたので、どうぞご利用になって下さい!
    こちらからのコメントは削除して頂いて結構です。私のサイトのコメントも本件の議論とはそぐわない為、削除させて頂きますのでその旨、ご了承下さい。また、コメント欄も含めて当サイトをぜひご活用下さい。その際も旗旗様のエントリー本文中に当サイトの該当記事へのリンクを貼って頂くか、当サイトにコメントを入れて頂ければそれで構いませんのでお気軽に御使用下さい。

    こちらこそ失礼しました。以後、どうぞよろしくお願いします。
    いよいよ明日、というか今朝ですね。
    どうなるのか…。

  • お写真、お言葉に甘えて使用させていただきました。
    .
    >こちらからのコメントは削除して頂いて結構です。
    一応、今後の戒めとして残しておきます。
    .
    今、午前9時30分です。どうなったのでしょうか。もう収監されてしまったのでしょうか。
    国籍や民族などにはほとんどこだわらず、それに属する特定の人々が集団的に善いとか悪いとか思わない私ですが、正直今回だけは「日本人であること」を初めて恥ずかしく感じました。(やや右傾化してる?)

  • 草加さん、おはようございます。

    UNHCRからマンデイトが与えられたにもかかわらず、トルコに強制送還されたカザンキランさん父子の問題ですが、氏の奥さんと4人のお子さんたちは昨日、仮放免延長が認められることになりました。これはこのニュースが比較的大きく報じられ、多くの市民が入管の異常性に疑問を持ったこと、また、民主・社民・公明の各党も入管に抗議の声を挙げたことが大きいと思います。

    ただ、彼らには強制退去命令が出ており、2月24日の仮放免期限切れの後はいつ強制送還されてもおかしくないことや、何よりもカザンキラン父子の身柄はトルコ国内にあることなど、基本的な状況に進展があるわけではありません。今後も入管の暴挙に声をあげ続け、カザンキラン一家の再統合および日本を含む安全な土地での定住を実現せねばなりません。

    また、日本の貧困なる難民政策を抜本的に変えるための取り組みも求められていると考えます。この点、実際に「あの」中国の地で「脱北者」保護のために命懸けで闘ってきた北朝鮮難民救援基金の野口孝行氏の同問題への問題提起と連帯の意思表明は、クルド人難民や支援者にとっても励みになるものと考えます。

    >日本と中国の間に人権・人道意識の差はないのか! 投稿者:野口孝行  投稿日: 1月21日(金)20時01分23秒
    http://538.teacup.com/koretune/bbs

    以下、「毎日新聞」の記事より。

    「クルド人強制送還 妻子5人を仮放免 東京入管」(毎日新聞 05.01.24)

     国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が難民と認めたにもかかわらず、トルコに強制送還されたクルド人アハメット・カザンキランさん(49)の妻子5人が24日午前、東京入国管理局に出頭し、1カ月の仮放免延長が認められた。当面は強制送還を免れる見通しになったが、法務省は「あくまでも自主的な出国を促していく」と説明している。
     東京入管は5人の中に未成年の学生がいることなどを考慮し、再収容を見送ったとみられる。長女ゼリハさん(21)は「強制送還をすごく心配していた。まだ安心できないが、とりあえず安全になってうれしい」と話した。弁護団は「UNHCRや支援者と協力し、家族の再統合に向けて努力していく」との声明を出し、5人が退去強制令書の取り消しを求めて東京地裁に提訴したことを明らかにした。
     日本政府はカザンキランさんを難民とは認定せず、長男とともに18日に強制送還した。UNHCRは「前例のない措置で憂慮している」と非難したが、南野知恵子法相は「難民とは認められないという東京高裁判決が確定しており、法に従って行動した」と述べている。【森本英彦】

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050124-00000020-maip-soci