活動拠点の移設準備のため忙しいのですが、今期のアニメをレビューしたいと思います。
「3月のライオン」
前クールの続きです。前記事でも述べたとおり、ただの将棋アニメではなく、主人公の桐山をめぐる人間ドラマを描いています。プロ棋士としての桐山、高校生としての桐山、家族としての桐山と様々な側面、およびそれぞれの世界との人物たちの心情が丁寧に描かれ、主人公が成長していく様子も見て取れました、二期目を放送するようなので観る予定です。
「昭和元禄落語心中 助六再び篇」<
昨年放映されていたアニメの二期目です。「助六再び篇」と銘打っていますが、実質的な主人公は八雲師匠です。助六とみよ吉を失った八雲師匠と落語(ことに死神、居残り)、それらを様々な思いをもって取り巻く人々など、すべてが引き込まれるようでした。
「Chaos;Child」
空想科学ADV「Chaos;Head」の続編です。私自身は「Chaos;Head」を知らないのですが、日常から狂気に引き込まれる作品の面白さを存分に味わうことが出来ました。この空想科学ADVシリーズはまさかの人を黒幕にするのが好きですね。
「小林さんちのメイドラゴン」
今期の京都アニメーション枠です。異世界の魔物たちと会社員によるほのぼのした日常アニメです。京都アニメーションらしい作画の良さと、日常の隙間にある深い話がよい味を醸し出しています。おかげで安心してみることができました。
「リトルウィッチアカデミア」
「キルラキル」のトリガーによるオリジナルアニメです。「キルラキル」のようなテンポとギャグで安心してみることが出来ました。しかし内容は「キルラキル」のようなきわどい内容のものではなく、どの年齢層の方が観ても安心して楽しめる内容になっています。
「亜人(デミ)ちゃんは語りたい!」
漫画が原作のアニメです。亜人の女子高生と亜人に興味を持っている生物の先生が主人公のほのぼのした日常アニメです。亜人たちが悩んでいると聞くと差別など重い話題になりがちですが、このアニメはそのような重苦しい空気はありません。逆に言うとそのようなものを求める方には向いていないと言えます。
「Rewrite 2nd season」
昨年放映されていたアニメの二期目です。序盤は一期目と同様に意味不明です。後半に差し掛かるあたりで、ようやく話の展開が何となく分かるようになってきました。いずれにせよ、原作をプレイしていないと内容を理解するのは難しいでしょうし、プレイしていても理解し難いのではないでしょうか。
「政宗くんのリベンジ」
漫画が原作のアニメです。かつて好きだった女性に手ひどくふられて、その復讐に己を磨いてその女性を惚れさせ、盛大にふる計画と聞いて稀代の連続殺人犯テッド・バンディを思い浮かべたのは私だけでしょうか。そのような狂気を求めてこのアニメを観始めましたが、バンディのような狂気じみたものはなく、ただのハーレム学園ラブコメディでした。
「タイムボカン24」
タイムボカンシリーズの一環です。製作する側も投げやりになってきたのか、あるいは2クールに収めなければならなかったからか、様々な伏線の回収がかなり雑と感じました。アポロの月面着陸はヤラセだったという真歴史が登場したため、太平洋戦争は聖戦だったという真歴史をやりかねないと思いましたが、さすがにそれはありませんでした。
多忙のためかなり雑な内容になっていることをお許しください。来月からは「進撃の巨人」や「サクラクエスト」などを観る予定です。