by jrl アニメ
とある方とアニメについてお話する機会があり、観たいと思うアニメが増えていく一方です。です。遅くなりましたが先月までのアニメをレビューしたいと思います。
前のクールの続きです。異世界からキャラクターたちが来たら、世界はその歪みをどう収束させるのか、話の流れはとても面白かったのですが、途中で死んでいったキャラクターたちは最後につながったとは言えない結末を迎えてしまいました。最後皆元の世界へと帰る中で、築城院真鍳はどこへ消えていったのでしょうか。
モブキャストが制作したスマートフォン向けゲームが原作のアニメです。基本的には1話完結で、1話ごとに監督が違い、各話とも独特の雰囲気を放っている作品です。主人公の取り巻きと化した元魔女たちが女性の地位について語るのを観て妙な気分になりましたが、笑える回もあれば考えてもわからない回もあり、大いに楽しむことができました。
昨年放映されたアニメの2期目です。2期目に入って穏やかな日常だけでなく、仕事での切磋琢磨、そして新たなる旅立ちを安定して観ることができました。このような女だらけのゲーム会社などないと突っ込んではいけない(改めて戒め)。
マンガボックスにて連載されている漫画が原作のアニメです。政府が結婚相手を決める世界で、本命の人とは異なる相手と結ばされることになった主人公の恋路を描きます。
題材はとても面白いアニメです。作中で少子化対策として制定された「ゆかり法」と呼ばれるものは、よく考えればまったく少子化対策になっておらず、「科学の赤い糸」といわれても全く科学的でないのです。政府が未熟な16歳の結婚相手を強制的に決定したとしても、将来の所得や教育環境の問題などが影響するため直接出生率の増加につながるわけではありません。
高性能のコンピュータが結婚相手を決定するとしても、そのパラメーターは学校教育の場で行われる健康診断や道徳教育での活動によって決定されます。家族像も恋人も国家権力が決定・管理する世界は、まさに「保守」の目指すディストピアのようにも思えます。もっとも、これらの話題が作者の描きたい問題なのか、単なる物語上のスパイスなのかはわかりませんが。
ライトノベルが原作のアニメです。こちらも日常系で安心して見られたのですが、別に料理の様子が詳細に描かれるわけでもなく、ただ出されたものを異世界の住人が食しておいしいと言う、大筋でそれだけの内容を毎回流すだけで何がそこまでおいしいのかうまく伝わってこなかったのが難点です。
ヤングエースにて連載されている漫画が原作のアニメです。クイズ研究会を舞台とした学園アニメとしてはなかなか楽しめましたが、深見先輩の演技を聞いていると、俳優と声優の違いを考えさせられます。
テレビアニメの黎明期では声優という職業が確立されておらず、俳優が声優を担当しているのが普通のことでした。声優という職業が確立された今、俳優の演技と声優の演技が明らかに違うものとして受け取れます。
ガンガンJokerに連載されている漫画が原作のアニメです。作品全体としては悪くないのですが、ギャンブルを扱った作品としては、やはり「アカギ」や「カイジ」などの福本伸行さんの作品が出てきてしまいます。それと比較してしまうと、どうしても作品のインパクトやイカサマの巧妙さが劣って見えてしまいます。ましてや引き分けなどという終わり方はないでしょう。
前クールの続きです。最終話の数話前から市町村合併や姉妹都市の話まであって、最後にまとめられるのか疑問でしたが、最後にそれらをほとんど投げ出していたような気がします。最後に投げ出すくらいなら出さなければ良いのにという印象が残りました。
今月からは「3月のライオン」の2期、「おそ松さん」の2期などを観る予定です。