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カテゴリ: 反弾圧労働運動

関生労組第三次弾圧-戸田ひさよしさんまで逮捕!


連帯労組生コン支部の役員であり、門真市議でもある戸田ひさよしさんが、突然に逮捕されました。韓国の労組との国際交流のために訪韓されていましたが、帰国して議会の控え室にいた所を逮捕されたようで、戸田さんが猛抗議しつつ逮捕されるところがテレビで放映されたようです。一連の関生労組弾圧においては、「顔が売れた幹部を逮捕する時はマスコミを引き連れてくる」というやり口が警察の常套手段となっていますが、今回もそれが踏襲されたわけです。

●警察による逮捕劇の狙いは何か

今回の逮捕は決して戸田さん個人に対する独立した事件ではあり得ません。現在、集中して行われている関生弾圧=反戦労組潰しの流れの中にあることは、誰が見ても容易に想像がつくことです。大阪府警の警備・公安警察は、まぎれもなく本気で関生労組を潰してしまう気なんだということが明らかになった。そう私達は受け止めるべきです。ゆえに私達は決して動揺することなく、これを関生への第一次、第二次弾圧(逮捕)に続く「第三次関生弾圧」と位置づけて迎え撃っていく必要があると思います。

今回の逮捕は、
1)全国レベルで広がってきた「関生労組を守れ!」という声を、先頭に立って盛り上げた戸田さんの動きを封じる
2)「政治資金規正法違反」という破廉恥な容疑名で、関生労組と戸田さんのイメージダウンをはかり、支持者に動揺を与える
3)すでに拘留10ヶ月を過ぎて裁判が進行し、拘留理由のなくなった武委員長をさらに拘留し続ける理由にする
4)幹部を軒並み逮捕していくことで関生労組そのものの解体・無力化を視野にいれる
などの目的が考えられます。

●逮捕容疑についての見解

政治資金規正法違反については、政治家は労働組合から資金援助を受けてはいけないという規定に違反したという名目になっています。これについて戸田さん本人は「労働組合から資金援助を受けた」という認識はまったく持っておられないようです。戸田さんの声明などを読みますと、11・9の不当捜索の後に、いったい警察は何を引っ掛けようとしているのか、やっとご自分で帳簿を精査するというような状態だったようにお見受けします。
しかし戸田さんは政治家でもあり組合幹部でもあり、いわば一人二役なのですから、たとえそれが不当なこじつけであろうとも、つけこまれないようすべてを帳簿に残し、ちょっと神経質すぎるのでは?と言われるくらいに注意する必要があったかもしれません。そのへんは少し「警察は何が何でも必ず弾圧してくる」という認識が甘かったのではないかと率直に思います。
戸田さんは、警察が主張する同法違反容疑への法的見解と詳細な経過については(おそらく弁護士の意向でしょうが)こちらの手の内を明らかにできない、「歯がゆい面もあろうかと思いますが御理解願います」とされておられますので、私もなんともコメントできません。ただ二点だけ申し上げておきます。

第一に、全国の地方議会では会社の経営者(社長)であり同時に議員という人がいくらでもいます。小さな会社であればあるほど、個人生活と会社のお金の流れは密接にくっついていきます。帳簿上はともかく、実態として完全に混在しちゃうこともままあるでしょう。だいたい中小零細企業の社長さんは、帳簿上での名目さえキチンとしていればそのへんあんまり気にしない人も多いように思いますし、税金さえ払っておれば、私もそんなに責めるようなことではないと思います。ですが政治資金規正法は表向き企業献金を禁止しているのですから、無理やりにでも引っ掛ければ、かなりの数の議員を検挙できるのではないでしょうか。しかしそんな話は今まで聞いたことがありません。つまり警察は「社長」ではなく「組合幹部」である戸田さんだけを選択的に嗅ぎまわり、今回の弾圧に引っ掛けてきたということです。

これはどういうことかと言いますと、まず政治資金規正法違反という「事件」が先にあって警察が動いたのではなく、戸田さんを弾圧したいという「目的」が先にあって、後からその「手段」として「事件」を作った。つまり同じような多数の境遇の人の中から戸田さんだけを選択的に狙い撃ちにしているわけです。同法違反はその口実にすぎないのであって、今回の逮捕の本質は戸田さん自身が寝耳に水だった「政治資金規正法違反」などではない。今回の逮捕の本質は、それが政治弾圧だということです。そういう意味では立川テント村のビラ巻き弾圧と、構造は全く同じです。

●警察によるネガティブキャンペーンを跳ね返せ!

第二に、警察の意図が、戸田さんを直接に逮捕・拘留するというハードな暴力的なものだけでなく、むしろ政治資金規正法違反という破廉恥罪で逮捕することにより、限りなく関生と戸田さんのイメージダウンをはかってその政治生命を絶つという、ソフト面での攻撃のほうが大きいということであり、私達はそれをしっかりと認識すべきだということです。ともかくこの罪名を聞いただけで、普通の人は鈴木宗男みたいな政治家を思い浮かべてしまいます。
戸田さんのサイトの掲示板でも、「私文書偽造」などという破廉恥な罪名で弾圧された無所属市民派の地方議員の方が自分の経験を書いておられます。支持者の大半は逃げて行き、やむなく議員を一度辞職においこまれたそうです(次回選挙で返り咲き)。

実は第一次弾圧における武委員長の逮捕容疑にも、会社の営業を邪魔したという「業務妨害」や「脅迫」の他に、組合の金を個人的に使い込んだという「背任」が含まれていました。そしてマスコミにはこの「背任」をも大々的に報じさせたわけです。「業務妨害」については他の組合員も「正当な組合活動だ」と委員長を擁護できるわけですが、組合の金を流用したとなってはそうはいきません。幸いにも一般組合員の間にはまったく動揺が見られず、警察の意図は完全に頓挫しました。そして何と、裁判で検察側は「背任」については立件しませんでした。公判に耐ええない無理やりに引っ掛けた「容疑」であったわけで、マスコミにこの罪名が報道されればそれでよかったわけです。こういう人の人生や人格を弄ぶような、品性下劣なやり口には正直反吐が出ますし怒りを禁じえません。

さらに言うなら、この「業務妨害」「脅迫」についても、検察側証人として証言に立った「被害者」である会社の従業員が、「別に妨害になってなかったし、怖いとも感じなかった」と正直に発言してしまい、かえって関生の行動が常識の範囲内であったことが裁判で明らかになりつつあります。今回の戸田さんの逮捕劇は、第一次、第二次弾圧が裁判で無罪になることをも想定した警察側が、「今のうち」とばかりにおこなった、幼稚な「イメージダウン大作戦」という側面が大きいと思います。ゆえに、本来なら、武委員長の「背任」と同じく、とうてい起訴なんぞしえないレベルの「容疑」だろうと思われますが、長引かせて戸田さんの政治生命を絶つために、無理にでも起訴してくることを想定しておく必要があると思われます。

●「企業・団体献金禁止」への違和感

あと、これは今回の弾圧とはまったく関係ないことなんですが、この機会に書いておきますと、どうも私は「企業・団体献金の禁止」という名目で、営利団体たる私企業と、労働者の福利を守る組合や公益的な団体が同列に並べられることに違和感があります。

もともと営利企業が潤沢な資金を提供することで、政治のあり方を左右してしまう、主権者たる一般国民の投票行動よりも影響力をもつという現状が、すでに70年代から指摘されていて、これを現行法の解釈で禁止してしまえないかという法律構成が、学者らの間でいろいろ議論されてきました。八幡製鉄所の株主訴訟などもこの流れですが、当時の最高裁は今以上に政府(というより自民党)べったりだった時代で、司法に期待できるものはありませんでした。

実際、必ず有形無形の「見返り」を求めざるをえない個別企業から特定政治家への献金が、この国の政治を腐らせたと思う。曰く、「議員にコネがあるから」「議員を動かすから」「あの議員は役にたたないね」「議員を通せば一発だよ」みたいな発想が根強くあって、こういう発言をする人がなんとなく偉く思える風潮があります。

それが自民党が下野した細川内閣の時代に、やっと企業献金の禁止が俎上にのぼったわけです。その時に野党たる自民党が「だったら組合の献金も禁止しろ」みたいに言い出して、へんなことになってしまったわけですよね。こんなのは「理念」というより、お前らも禁止しないと不公平だみたいな、政党の党派的かけひきに過ぎません。当時の与党側が断固として原理・原則を守ってくれなかったせいで、「企業・団体献金の一律禁止」ということになり、おまけにお互いに腰が引けたか、なあなあでそれも建て前となり、いくらでもトンネルを通して献金を存続させることが可能な道を残した。おまけに「禁止の見返り」として政党交付金までつけてあげるという。しかもそれは自分達のような議席を有する政党にだけ。もー、いい加減にしてくれ!という感じです。

企業と言わずに「営利団体からの寄付禁止」これだけで充分です。まあ、大きな組合(私らは活動家時代に「民同・ダラ幹」とか呼んでました)が、真に労働者(=国民)全体のことを考えずに、自分らの利害と保身ばかりを基準に行動するようなら、こいつらを叩き出すのも必要な側面もあるかなと思って、今まであんまりこういうことは言わないでいたんですがね。

😡

【参考】

さて、関生弾圧そのものについては、こちらのエントリーを参照していただきたいのですが、今回の戸田さんへの弾圧については、ご存じない方も多いと思いますので、以下に参考になる文書とリンクを掲載しておきますので、ご参照ください。

■リンク

戸田ひさよしの自由自在ホームページ
戸田・連帯への政治弾圧糾弾
連帯労組
関生労組
Voice of People(韓国語)
 (韓国のブログで戸田さんの逮捕直前の訪韓が記事になっています)

■参考記事

1)労組支部から献金容疑、門真市議事務所を捜索

全日本建設運輸連帯労働組合の関西地区生コン支部(大阪市西区)から政治資金規正法で禁じられた団体献金を受けていた疑いが強まったとして、大阪府警は9日、大阪府門真市の無所属市議(49)の自宅兼事務所など二十数カ所を同法違反の疑いで家宅捜索した。

(11/10朝日新聞記事からの引用 記事はこちら

2)11/9政治弾圧に関して戸田からみなさんへ。

各位様へ。
11/9の不当捜索と大々的報道でご心配かけましたが、戸田はこれからも元気に闘っていきます。
激励メッセージをいただいた方々には、これをもってお礼の返答にもさせていただきます。
なお、戸田と何か関わりがあったことを理由に強制捜索や事情聴取などをされてしまった人々もいます。それらの方々を要らざる迷惑と苦痛に巻き込んでしまったことに対しては、今回の政治弾圧の不当性とは別に戸田としては心苦しい思いであり、お詫びいたします。

この11/9捜索押収事件が「労組から戸田への違法献金事件」とする警察発表・リークそのままに、大々的に報道され、広範な市民のみなさんに衝撃を与えてしまったことは、誠に不本意なことであり遺憾に思います。
多くの方々から、これはどういうことなのかとご心配いただきましたが、捜索当日は外部との連絡も遮断され、戸田自身、どういう報道がされているのかも含めて状況が把握できず、食事もできず、ヘトヘトになって所属労組である連帯ユニオン(ここにも同日、大規模長時間の捜索攻撃がなされた)や弁護士との協議にも追われるという状況で、市民のみなさん、友人知人のみなさんへのごあいさつや見解表明が遅れてしまいましたが、どうかそういった事情を御理解下さい。

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●この捜索・大報道は、小泉政権と真っ向闘う連帯ユニオンへの一連の弾圧の一環です!
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戸田は門真市議のほかに、「連帯ユニオン」という労働組合の「近畿地方本部委員長」という職にもありますが、この連帯ユニオンは労働者の権利獲得・大企業への追及・反戦平和闘争の推進などで極めて戦闘的であり、自民党政治と長年に渡って闘い抜いてきたことで有名な労働組合で、数々の政治弾圧も受けてきました。
そのひとつとして今年1月と3月に、連帯ユニオン近畿地本傘下の「関西地区生コン支部」の武委員長ら6名の役員が大々的なバッシング報道とともに「威力業務妨害」などと称して逮捕されるという事件が起こっています。
http://www.hige-toda.com/____1/renntai_yunionn/2005_1_13/index05_01_13_b.htm
大資本に牛耳られてきた生コン産業を、中小企業と労組が共同して画期的に立て直して条件向上を図ってきたことが、「資本主義の根幹を脅かすもの」という認識の下に弾圧を受けたのです。
              
この弾圧事件では10ヶ月にも及ぶ長期拘束が不当に続けられてきましたが、裁判は現在、検察側の被告全員への反対尋問終了が近づき、こうなるとさすがにもう拘留理由がなくなってしまいます。
連帯ユニオンは仲間を保釈させてさらにバリバリと弾圧粉砕で反撃を広げようとしており、海外も含めてこの労組弾圧への注目と理解が広まってきていました。そしてその訴えの、ある種先頭に立ってきたのが、「アクセス数日本一」の自治体議員HPを持ち、「連帯ユニオン議員ネット」結成なども行なってきた戸田です。

政治献金問題で権力にとって目障りな議員たる戸田の信用を失墜させるとともに、武委員長にまた別の罪を被せてさらなる長期勾留を計って連帯ユニオンの運動と組織を破壊するのが、今捜索事件の狙いです。
        
武委員長逮捕の時に数億円規模の背任容疑なるデマを煽り立ててマスコミ・世論を誘導したことに見られる如く、戸田には「450万円の違法献金」なる決め付け操作を行なうなどの権謀術数を駆使する国家権力に対しては、当方は刑事裁判を想定して敵に先に手に内を明かさずに、十分に防御権を行使していくことが必要となってきます。
 
従って戸田としてはこれまでの経過を出来うる限り精査しつつ、、現段階では基本的立場だけを明らかにして、あれこれの具体的な説明には踏み込まずに、「敵の出方によって対応する」手法を取らざるを得ません。
外部から見て歯がゆい面もあろうかと思いますが、その点よろしく御理解願います。

今後とも御理解ご支援をよろしくお願いします。戸田はどういう状況になろうとも元気に闘っていきます。

 2005年11月12日  戸田ひさよし

 (原文はこちらで読めます

3)お待たせ!戸田は韓国から帰国。まずは議案説明を2日で受けていきます

戸田. – 05/12/8(木) 14:40 –

ご無沙汰でした。昨夜韓国から帰国しました。
今日は議案書に目を通したり、病院に行ったりしたあと、これから役所に行って議案の説
明を受けていきます。来週(月)の12日が12月議会の本会議初日。
大急ぎで12月議会への準備をしていきます。

それではとりあえず。

(これは逮捕の直前に戸田さんが自身のサイトの掲示板に書き込んだ投稿です。今回の逮捕とその容疑が、まったく思ってもいなかったものであることがよくわかります。原文はこちらです。)

4)門真市議ら逮捕へ 労組から献金受けた疑い

全日本建設運輸連帯労働組合の関西地区生コン支部(大阪市西区)から政治資金規正法で禁じられた団体献金を受けていた疑いが強まったとして、大阪府警は8日、大阪府門真市の戸田久和市議(49)と、政治資金の会計担当者を政治資金規正法違反の疑いで逮捕する方針を固めた。

(12/09朝日新聞記事からの引用 記事はこちら

5)「門真市議逮捕へ」の見出し

ショックの戸田さんファン – 05/12/8(木) 17:28 –

今 夕刊を見ると「生コン労組みから違法寄付容疑・・戸田市議を同法違反容疑で取調べる方針を固めた。容疑が固まり次第、逮捕する・・・。」との記事を見て驚きで言葉も失っております。
昨夜、戸田市議は韓国から帰国されておられるようですが、早急に事情説明と捜査の現状報告をお聞かせ頂きたく願っております。

(戸田さんの掲示板より。原文はこちら。こういう人が今後も増えてくると思うし、一般市民の方の反応としては、むしろこれが当たり前です。関生の活動と弾圧の経緯を知る私達が、動揺せずに事態をしっかり冷静に受け止めることが重要です)

6)戸田氏への不当逮捕弾劾

mao – 05/12/8(木) 19:07 –

戸田氏への不当逮捕弾劾
本日TVで午後6時55分くらいにやってました。
議員控え室で逮捕された模様、抗議しつつ逮捕されていました、
彼からの説明を受けていないわけですが、関生弾圧とリンクしたものと認識し、抗議していきましょう

(戸田さんの掲示板より。原文はこちら

7)私も辞職勧告されました

田舎町議 – 05/12/9(金) 1:28 –

やはりでした。yahoojapanのニュースを見て門真とくれば、戸田さんでしょう。これだけ自由自在に活動すれば、市役所は面白くなく、あら捜しをして、市役所と警察と共産党まで組んで裏で連携して弾圧することは、国家権力の法則です。
実は、私も2002年9月に逮捕こそされませんでしたが、私文書偽造で書類送検されました。8日間連続地方版新聞記事です。満場一致で辞職勧告決議。除名処分されるところを辞職して、議員年金資格を喪失しました。なんとか検察と争って起訴猶予処分にしました。4ヵ月後、統一地方選町議選で最下位当選復活しました。
なんと共産党と警察と役場と業者がぐるです。反日共系議員のばっこを国家権力と保守と革新陣営までが許せないのです。
留置所も拘置所も意外と待遇、栄養管理は良いはずです。静養と割り切って深く瞑想することも良いと思います。一般市民は警察に捕まる人は悪い人と思っていますから、支持者は逃げますが、どうということはないです。本質が見える人はまた応援してくれます。迫力がさらにまして逆らう役人、マスコミいなくなりますよ。刑事とも仲良くなるし。現在は、好きな政策でまちづくりをしています。
山県有朋は、賄賂で一度逮捕されたそうですが、西郷隆盛が有能な人物だから、保釈するべきと主張して復活したそうです。そして、西郷、大久保利通、伊藤博文が死んだあと、天皇制権力をつくったのが山県です。司馬遼太郎の「飛ぶが如く」に書いてあったような気がします。七転び八起きです。
殺されても死なない戸田さんの復活をお祈り申し上げます。

(戸田さんの掲示板より。原文はこちら

8)反戦・福祉議員ネット声明

声明  2005年12月8日

反戦・福祉議員ネット       
 代表/三浦たけお・守口市議会議員
 連絡先/大阪市北区天満3-1-11
 ℡06-6353-7670   

1、 反戦・福祉議員ネットの役員である戸田ひさよし・門真市議会議員が12月8日午後5時半頃、大阪府警本部警備部によって不当逮捕された。府警本部は、逮捕容疑を「政治資金規正法違反」と発表した。また、全日本建設運輸連帯労働組合関西生コン支部委員長・武健一氏を再々逮捕するという。 今回の戸田議員逮捕は、政治弾圧であり、不当逮捕である。警察は、連帯労組近畿地本委員長である戸田ひさよし議員と連帯労組関生支部委員長である武健一氏を逮捕することで連帯労働組合を破壊する政治目的を持って逮捕したのである。政治資金規正法違反事件を警備部が捜査することが異常であり、政治弾圧であることを示している。 戸田ひさよし議員は無罪である。警察がいう「政治資金規正法違反」はでっち上げである。このような警察権力による政治弾圧を許さない。

2、 戸田議員が議員活動中に議員控え室で逮捕されたこと事態が不当きわまるものである。12月定例議会の議案説明を受けている最中に議員控え室まで押しかけて逮捕するいう異常さである。議会が終わってから事情を聞くこともできたはずである。これまで戸田議員に対して何の連絡もなかった。突然の逮捕である。 これは、市民の代表としての議員活動に対する弾圧であり、市民への弾圧でもある。またわれわれ反戦・福祉議員ネットへの弾圧でもある。戸田議員は、市民の暮らし、福祉、権利を守るためにどの議員よりも一生懸命に闘ってきた。情報公開に力をいれ、市民への情報公開を実現してきた。また、反戦・福祉議員ネットの役員として、イラク戦争に反対し毎月アメリカ領事館に抗議行動に参加した。こういう活動に対する弾圧である。

3、 また今回の弾圧は、連帯労働組合を破壊するための弾圧である。今年1月と3月に「強要未遂罪」「威力業務妨害罪」で武健一・委員長ら労働組合役員6名を逮捕し、今だに勾留している。6名は無実を主張して裁判で闘っている。今回で3回目の逮捕である。連続的にでっち上げ逮捕を繰り返し、委員長ら役員を長期勾留することで労働組合を破壊しようとする目的であることは明白である。戸田議員は、連帯労組近畿地本委員長として労働組合運動の先頭に立って活動してきたことは周知の事実である。新たな逮捕で不屈に闘う労働組合を屈服させようというのである。

4、 今回の弾圧は、あらゆる意味で許せない政治弾圧であり、大阪府警本部に強く抗議する。われわれ反戦・福祉議員ネットは戸田議員を無実で取り戻すまで闘うものである。以上、声明する。
     

9)小山広明氏(大阪府泉南市議)のメッセージ

相手が追い込まれてとうとうやってしまったのだ。
戸田ひさよし(久和)の行動を苦々しく思っていた人たちはこれで溜飲を下げたつもりでしょう。そうはいかないですよ。
こう言う事になれば今まで以上の力を発揮すると言う事を自覚すべきです。
これは誰もですが。警察、国家、与党勢力が何を本質的にして来ているかは市民生活の現状、地球を壊すまでに至らしめた事が何よりも隠しようもなく示しているではないか。
その事を一方的な立場で見ないで、これまでの戸田ひさよしの行動を見てもいいのではないでしょうか。
人間完全なものはありません、しかし大事なのはどこに立って生きるかでしょう。強いものにおもねると言う生き方は善しとしないでしょう。
法律は力を持つもの、金を多く持つものとイクオールですが、それだけではなくやはり力のない市民も力を合わせて、それこそ血ににじむような努力の上に今日あると思うのです。
市民がいいと思 うものがあるとすればそれは戸田的な人たちの歩みがあると言ってもいいのではないでしょうか。
しかしその法を使うのは力あるものたちである事に今なお変わりがないのです。
だから戸田ひさよしのような苦しい闘いが連続して行わなければ成らないのです。
しかし苦しいだけでは人間やっておれません。こういう事件がおこされれば戸田ひさよしに心を寄せる人々は熱く思いを持って連帯してくるのです。
こういう世界は力を持った側にはありません。

確実に不当なやり方を白日の下に曝け出して、弾圧しょうとした人たちも包み込んで いく。それが命と言うものである。
私たちにあるのは優しさである。それを権力は嫌う。しかしその権力も立っている基本は命である。そこに権力の最大の「弱点」がある。
強いものにおもねるものが無くなった時、権力は何の力も持ち得ない。権力とは力のあるものにおもねる幻想集団である。
権力のエネルギーはそういうおもねる(卑しい)ものを吸って生きる存在である。
負けるわけには行かないし、負けないのが「戸田ひさよし精神」である。ありがとう戸田ひさよし、である。

名前を出して発言をしましょう。戸田が命をかけて闘っているのだ。名前を隠してあれこれ言うものではありません。
名前を隠すと言う中に権力的世界の一面が現れてし まっている。 権力は恐い。怖がる者に権力は忍び寄る。怖がる精神が名を隠す。名を隠すものは権 力への恐怖を本能的に知っている。
私も恐れるが故に名を出している。けっして怖がらないと言う事が強いわけではない。怖がる精神を抱えて立つ意外に自分の立つ位置はありません。

小山広明(大阪府泉南市議)63歳

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