こんばんは。昨日の「福島切り捨てを許さない!竜田延伸絶対反対!総決起集会」を無事終えました。
朝から気温が高く、演台をどこにセットすべきかを思案しながら、資材を持ってきて下さった「NAZENぐんま」の皆さんと会場設営をしている間からもう暑さがこたえてましたが、なんとか時間までに設営を終えました。
あまり写真を撮らないでいたので、人のいるところを撮影できませんでしたが、会場には500名以上の参加者が平中央公園に詰め掛けました。動労水戸・千葉の委員長、東京の各団体、さらに無実にもかかわらず無期懲役となってしまった夫の奪還を訴える星野暁子さん(参考…http://fhoshino.u.cnet-ta.ne.jp/)など全国からのアピールが続きました。「帰還は可能」としながらも「来年の春までの帰還をめざす」という楢葉町長の言葉を都合よく解釈し、今日6月1日からの運転再開を強行するJRや、原発事故の責任を逃れる国や東電への義憤がそれだけ大きいと感じました。
全ての発言が終わった後、いわき市内をデモしました。平中央公園から地元では「鹿島街道」と呼ばれる福島県道26号線に「トイザらス」付近の交差点から入り、イトーヨーカドー前を通っていわき駅のデッキに出るという、実に3.6キロの距離のデモを行いました。これは全国的に見ても長いデモです。沿道や反対車線の車の列からの注目は半端なかったです。(道のイメージはこちら。但し、歩いた方面とは逆視点です…http://www33.tok2.com/home/m35rx4/kashimakaido5.htm)
デッキでは僭越ながら僕が「中締め」の発言を行い、東北のほかの路線の復旧を差し置いて(しかも岩泉線は廃止し、気仙沼線は【暫定】ながらバス置き換えで済ませた中で)どうして竜田延伸なのか、結局中間貯蔵施設や福島第二原発の再稼働のためじゃないのかということへの疑問と怒りを表明させていただきました。
さらにその後いわき運輸区に向かい、運輸区労働者への激励と同区にいる上役への抗議を行い、全ての行動が終わりました。
この集会では、地元いわきからの参加者が、動労水戸組合員、NAZENいわき、そして駅前アクション常連さんを含めて10名出ました(デモのみ参加の方も数に入れてます)。今のいわきの現状を考えれば上々ではありますが、まだまだ動労水戸やNAZENの訴えが伝わっていないし、グイグイいく動労水戸の姿勢がちょっとマズイ部分もあるのかなと思います。
しかし、僕が訴えたいのは、たとえ動労水戸やNAZENに疑問を持ちながらも「このままではいけない」という思いで集会やデモに参加したいわきの人が確実にいるということです。ここでできたつながりを大切にしなければなりません。
僕のレポや、この後挙げるNAZEN全国のブログでのレポを見てもよくわからなかったり、疑問に思ったりする方も多いと思います。しかし、大事なのはいわきでも納得できないことや許しがたいことに声を挙げる人がいるということです。僕自身こういう人々を孤立させたくないですし、皆さんもどうか金曜日の駅前アクションに足を運んで耳を傾けていただきたいです。
昨日の集会はその「出発点」に過ぎません。もっと原発や被曝の問題に関してもっと納得できないことや、許せないことが出てくると思います。その時に、全国から集まった反原発・反被曝の意志を持った人と共に歩もうとする人々を無視したり、罵声を浴びせたりして良いかどうか…僕たちの「本当の敵」は誰なのか……今一度考えていただきたいです。
未だに僕には恐怖感や不安はあります。でも、もう後戻りはできません。これからも駅前で、全国の集会で声を挙げていきます。皆さんと一緒に考え、行動できる時が来ると信じて…