こんばんは。2度目の登場となる「ときわ列車」です。今回もmixi日記にしたものを転載致します。
原発反対デモ拡大で官邸側困惑
http://mainichi.jp/select/news/20120714k0000m010055000c.html
今回はニュース本文における「突っ込みどころ」を…
> 首相周辺は「裏から出ることもできるが、正門前でデモをやっている時に、首相がこそこそ飲みに行くなんてできない」
そりゃそうでしょう。デモ参加者は首相に「私たちの声を聞け」と迫っているのですから。というか目の前でデモ打たれても「飲みに行く」ことを考える首相及びその周辺の「感性」をちょっと疑うんですがねぇ…
> この日から、警視庁が鉄柵を設け活動を歩道に限定したが、大きな混乱はなかった。
う~ん、今回も参加しなかったので何とも言えませんが、この報道の通りだとすればこれは主催者が警察の警備にどんどん「及び腰」になっているんじゃないかという疑念は残りますね。「組合の旗を揚げるな」という要求もなされたのならなおさらです。参加された方のご意見を求めます…
それにしても不当逮捕とかが出ず、「参加者の身の安全」も確保できたという点では評価できますが、抗議活動がただ「人数を増やす」ことだけに主眼を置いていたら本質的ではないと思うんですよね。
繰り返しになりますが、「過激派排除」はおろか「労働組合もなるべく来るな」とまで言うようではむしろ行動自体が「主体性」のないものになってしまいます。
その意味でNAZEN(http://nazen.info/index.php)が16日の集会前に「独自集会」を開く意味はそれなりにあると思います。とはいえ「独自化路線」もそれはそれで問題はあります。このまま労組を中心に据えたNAZENが孤立しないためには、官邸前行動などで「組合旗制限」の縛りを主催者に解かせるしかないのですが、mixiなどの情報から察するにそれも難しそうです。
運動が分断を迎えるのか、それともNAZENが広範な大衆を獲得できるのか…完全な答えは16日には出ないと思いますが、この日が「分岐点」となりそうな気がします。
そして僕は何度でも言います。
「過激派」のレッテル張りは「差別」であること。そんなに「過激」を嫌がるなら、その線引きは抗議行動やデモの参加者同士でちゃんと話し合って決めれば良いだけのことです。「世間的」な「過激派扱い」をただ恐れるだけでは、それは「差別」を認めて放置することに他ならないのですから…