by 中野由紀子
前回、仕事の合間にせっかく行った「チボリ公園」に入れなくて、倉敷駅の前で「チボリーーー!!」と愛を叫んで帰って来た私と同僚のよっちゃんin 倉敷だったが、今回は念願の「チボリ公園」に行ってきた。
なにせ今年いっぱいで閉園しちゃうんだからなんとしても行きたかった。そんなチボリは思ったより閑散としちゃっていた。みなさーん、まだやってますよー!もう閉まってると思っとるんかーい?みたいな感じで、私らとどこぞの小学生一団とのほぼ貸切状態。トホホ
さて、今回まずは入り口にて、左翼的な活動として「チボリ公園を存続させる会」の署名をした。グッジョブ!
入園券とすべてのアトラクションが乗り放題なチケットを買い、ゆるキャラな「チボリンとチボタン」のパスポートケースまで買って胸につけて園内を巡った。
よっちゃんが開口一番「ジェットコースターに乗ろう!」と言うので、人生初のそれに乗った私だったが、想像以上にめちゃくちゃ怖かった。もう二度と乗んない!うえーーーん!
一緒に乗った小学生たちが両手を挙げて大喜びなのに、私のみ絶叫。
ぎゃーーー!こわいよー!やめてー!!落ちるーー!!ってね。
小学生軍団に大笑いされながら次のアトラクションへ。ちっ!
ザ・メリーゴーランド。これだよこれ。遊園地はこれっすよ。
いい感じで私とよっちゃんはグルグル回った。子供らが引率の先生に手を振っているので、私も「せんせ~!!」と手を振ってみたら、若い男性教諭は手を振り返してくれました。ありがとう、きっと出世も早いでしょう。
料金分を乗り倒そうと言うセコなよっちゃんの言葉に、次々とこなしていったんである。そんな中、もっとも心理的にダメージが強いと思われる「3Dシアター」に入った我々は、これまた想像以上におっかない目に遭ったのだった。『The Room』というタイトルのおどろおどろしいホラーを選んじゃったために。
よっちゃんは「360°ぐるっと全面シアター」の中に入ってからも、「やっぱりかわいい動物たちのにした方がよかったんじゃないですか~?」などと往生際の悪いぬるいことを何度も言っていたが、3Dめがねをかけてヤル気まんまんな私が「大人でしょ?The Room しかないじゃん!」と言って聞かせ、これまた貸切状態なふたりっきりなシアターで恐怖のどん底に引きづり込まれるのであった。むちゃくちゃこえ~!
でっかい枝切りばさみを持った殺人鬼がキターーーー!!首と頭を三回は切られたかしら。
逃げても追ってくるし。舞台は古い病院だし。首がいっぱい下がってるし、殺人鬼やゾンビが迫ってくるとき、ちゃんとどこからか風が吹くし!
ああ、おとろしかー。夢に出そうです。
MEGA 3D 360 倉敷チボリ公園(インターネットアーカイブ)
で、小腹の空いた我々は「海老天うどん」を食べた。
遊園地内の食べ物屋なんかとあなどってはいけない。
食通のよっちゃんは、「うーん、くやしいけどやっぱりこのあたりはうどんがうまい!」ってうなっていました。なるほどコシがあっておいしい。チボリ、こんなところで本領発揮か。
12月31日にグランドフィナーレを迎えるチボリは、今はクリスマスツリーの準備をしてる。観覧車から見る倉敷の街はとても美しかった。
倉敷チボリ公園HP(インターネットアーカイブ)
倉敷チボリ公園(wikipedia)
「むなし」でないところで夕食を!が今回の合言葉だ。
駅前になかなか年季の入った中華屋さんを見つけた。
よっちゃんは食通らしく店の味が一番わかるシンプルな「ラーメン」を、私は「炒飯」を注文。
壁に目をやると有名人のサイン色紙がある。
その中に「美味!」と書かれたヨン様のポスターとサインがあるじゃないか!
ヨン様、ここ来たの!?うん、すごい店に違いない。
「むなし」でむなしかった前回のリベンジができた(と思う…)。
炒飯はしょっぱかったよ。無言のよっちゃんの食べるラーメンのスープをちょっと味見してみたが「甘からず、辛からず、うまからず」(by ダチョウ倶楽部)みたいな。
お腹が空いていたから、おいしかったような気もするが。うーむ。
とりあえず、倉敷あたりにお住まいの皆さん、駅の近くで美味しいお店を教えてください。