浅野さんに出馬を要請する、市民運動家の皆さんの公開記者会見が開かれたのですが、ほとんど宣伝も何もしていないのに、会場として用意したホテルの150人という広めの部屋に、250人もの人が押し寄せて大変な熱気になったようです。
大木晴子さんは、浅野さんに出馬を要請するプラカードを持って駅の通路に短時間立っただけでも都民の反応が凄まじく、なんとその場で見ず知らずの10人の若者に、浅野さんへ出馬要請のメールを出してもらうという約束をしたそうです。緊急に「浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会」も立ち上げられました。本日(18日)には、浅野さんが都内の講演会に出席されるそうです(下記参照)。おそらく行く先々で浅野さんへのラブコールが巻き起こるものと思われます。浅野さんはこの市井の人々の熱い思いに応えるのでしょうか?
浅野さんという人には、私は語るほどの知識はないのですが、宮城県知事時代には情報公開ランキング日本一、公金の透明性確保のため、各種の交際費などはもちろんですが、宮城県警の報償費の執行まで停止しました。警察だの軍隊だのの国家権限に具体的に干渉することは、誰でも及び腰になりがちですから、不正があれば特例を認めず平気で踏み込む姿勢は特筆に価するでしょう。さらに官製談合を撲滅、福祉分野でも先進的な事例を多く残すなど、市民運動の目から見ればまさに「満点」な人なのはわかります。
もちろん、共産党を含む左翼の目から見れば、浅野さんで何もかもいいのか、浅野万歳でいいのかという点は多々あるでしょう。また、左翼は伝統的に「選挙運動」には冷淡だったし、私も含めてその結果をあまり気にしていませんでした。それはすべての運動の成果や、そこでの人々の苦闘を、何もかも「我が党への一票」に切り縮め、それ以外のあり方を認めない共産党への反発が先立っていたわけです。「選挙で世の中は変わらない」とも言われていた。今でも私は、少なくとも選挙「だけ」では世の中は少しも変わらないと思います。選挙の結果などというものは、世の中の実態(力関係)を後追い的に追認するものですから、それに一喜一憂するのはさけたほうがいいと思います。まず力関係を変える事が先決です。
ですが今回、ただ一つだけはっきりと言えることがあります。それは、もし、浅野さんが出馬しなければ、その時点で現職の石原氏の3選は事実上確定し、都知事選は単なる消化試合にすぎなくなるだろうということです。読売新聞などは、それを見越して「浅野氏不出馬確定」という記事を流して雰囲気をあおっていますが、実際には「政党に要請されての出馬はない」というニュアンスで、含みを残しておられます。市民の反応待ちともとれますが、基本的には浅野さんが出たいのではなく、市民の皆さんが浅野さんに頭を下げてでも出てほしいということです。
Googleで「3選阻止」と検索すると約 1,530件出てきます。漢字に変えて「三選阻止」同じく 1,230件、「反石原」で 62,800件です。これはもう石原さんとは思想が違うとか、その政策に反対であるとか、そんな生易しいレベルの牧歌的な問題ではないのです。普通に生きていくことができないのです。「3選を阻止できるなら、悪魔に魂を売り渡してもいい」という悲痛な叫びまでありました。私も、もうとっくに「左翼のプライド」なんてもんは存在しませんので、このさい穏健保守の浅野さんに頭を下げることにしました。浅野さん、お願いです。どうか苦しんでいる多くの人達を救ってあげてください。左翼の立場がどうだと威張ってみたところで、私にはどんなに頑張ってもその力がない。あなたにしかできないのだから。
たとえば日の丸や君が代を容認する人がいてもいいのです。そういう人の自由も尊重します。浅野さんを含めて自治体の首長がそれを容認する人だと言うこともあるでしょう。ですが同じくらい、認めたくない人の自由を尊重してほしい。石原さんは権力を使い、個人の生活を滅茶苦茶に破壊してでも心の自由を踏みにじってくる。それを「当たりまえ」と言って恥じない人。もの凄い重圧感。重苦しい雰囲気。生活のあらゆる場所で強制される選択と心の葛藤。首都を支配する石原都政の重圧感は今や全国をおおっています。
しかし石原さんは、どんなに多くの人を絶望と悲痛のどん底に叩き落しても、絶対に墓場に入るまで責任をとることはしないでしょう。もうたくさんです!これ以上、石原さんのせいで人が不幸になるのを見ていたくない!どんな思想を持っていようと、お互いに気持ちよく認めあい、絶対に差別も弾圧もされないようにしてください。息ができるようにして下さい。浅野さんに期待することは、とりあえずそれだけも充分価値があるのではないでしょうか。
明日の行動提起と昨日の報告です。一応決議文も。
昨日のメールの続報です。浅野さんがあの会場にいなくて残念でしたね。
浅野さんはテレビや新聞が報道しているとおり政党からは出馬しません。超党派、無党派の市民の声が大きくなれば応えようとする方です。明日(18日)、浅野さんが東京に来られます。皆で迎えましょう。皆、青いものをもって、身に着けて、プラカード、ポスター、横断幕、ラブレターを持って、大集合しましょう。これが、浅野さんの目に直接ふれるラ最後のブコールになるかもしれません。
日 時: 2月18日(日)午後4時から5時半
場 所: 江東区東大島文化センター(03-3681-6331)
統一地方選挙についての講演会 ゲスト 浅野史郎
主 催: 市民の声江東の会
アクセス: 都営地下鉄新宿線東大島駅下車 徒歩 5分
◎3時頃から文化センターの入り口で待てば、浅野さんに会えるはずです。
◎寒い中、ご苦労様ですが、たまには「追っかけ」してみましょう。私も行きます。
昨日(公開記者会見)の報告
たった二日間の呼びかけにお応え頂き、メールの転送、ご参加、メッセージや電報などありがとうございました。今晩は参加できなかった「気持ち応援団」にも感謝です。手作りの横断幕やポスター、受付対応、名簿、要請文の作成など、綿密に打ち合わせた訳でもないのに、皆がそれぞれにできることをやり遂げました。
昨晩午後7時から9時、都内のホテルで「浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会」が開かれました。
参加者200人、報道陣50人の参加があり、150人の部屋にとても入りきれない状態でした。会場は浅野コールの熱気で一杯。目的はただひとつ 「浅野史郎さんのハートに火をつける」
呼びかけ人の五十嵐敬喜(弁護士、法政大学教授)、小川明雄(元朝日新聞論説委員)、上原公子(国立市長)他から、趣旨説明や呼びかけがあり、熊本からかけつけた細川加代子(元首相夫人)さんも切々と呼びかけられました。川田龍平さんはじめ、長野、沖縄、仙台からかけつけた人(ネットの威力)、都議、区議など会場からも次々リレーラブコール。最後に出馬要請文を千代田区議の小枝すみ子さんが読み上げました。そして、手に手に浅野カラーの青い紙を掲げ、ブルーの波、ブルーの風をパフォーマンスしました。さあ、この風はどのくらい強くなるでしょう、この波はどこまで広がっていくでしょうか。浅野さんの心をとりこにしてほしい。
(公開記者会見で確認したこと)
・政治と金、地方自治、都政の現状を憂える無党派市民のやむにやまれぬ出馬要請であること、
・浅野さんの、実力、功績、人柄にほれこんでの出馬要請であること
・都民だけでなく全国からのラブコールであること
・選挙は勝手連方式をイメージしていること
・政党も、労組、教祖、企業もひとつになって勝手連で後方支援してほしいこと
・時間がないのだから、それぞれの方法で浅野さんにラブコールを送ること
・浅野さん以外への出馬要請は考えていないこと
浅野さんの予定
17日千葉県市川市
18日江東区統一地方選について講演
19日から 慶応大学の入試
ラブコール企画予定
18日12時半から2時 新宿西口(地上)
リレートーク、シール投票、都政クイズなど
主催 東京。をプロヂュース2007 雨天中止
◎山手線の全駅で、同じ時間に浅尾コールをおこそう!実施予定者・グループは返信メールで連絡してね。
◎鎌倉市前市長の竹内謙さんが「浅野史郎さんを勝手に応援する鎌倉市民の会」をたちあげました。あなたのまちにも・・是非。
◎浅野さんが立候補を決意してくれた場合、3月9日夜、なかのZEROホールで1200人のイベントも予定されています。
市民の声が高まれば、まだ可能性はあります。
東京都民のみなさん。全国の市民のみなさん。きょう、明日中に、
浅野氏に嵐のような出馬要請を!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
yumenet@asanoshiro.org
浅野氏のHP http://www.asanoshiro.org/ によると、
「無記名のものについては恐縮ながら拝読いたしませんのでご了承下さい。」
とのことですので、みなさん名を名乗って、熱い思いを届けましょう。
浅野史郎さんに対する都知事選への出馬要請文(案)
私たちは本日ここに会合を持ち、東京の未来について話し合いました。その結果、私たちはさまざまな立場や考えを持っていますが、一つだけ一致点があるということがはっきりしました。それは、4月8日に行われる東京都知事選挙での候補者としては、浅野史郎氏の外にいない、ということです。この熱い思いを私たちは共有し、ここに集まりました。
どうか、この選挙に立候補してください。
浅野さんは、宮城県知事を3期務め、地方分権の旗手の一人として全国的に知られる業績をあげられました。市民オンブズマン全国会議の情報公開ランキングでは、毎年日本一。公金の不正使用禁止に、全力を挙げたことでも全国的に知られています。カラ出張や食糧費はもちろん、県警の報償費については執行停止など、公正・透明な使途のために全力で闘いました。一般競争入札制度を導入し官製談合をなくして、落札率を70%台に下げるなど、公共事業の透明性を高め、無駄な事業費を減らしました。また、福祉分野では地域福祉の充実、知的障がい者の施設解体宣言、インクルージョン教育などノーマライゼーション実践のさきがけとして、きめの細かい政策を進めたことでも知られています。選挙は100円カンパとボランティアの市民選挙でしがらみをつくりませんでした。だから、議会とも是々非々の関係をつくることができました。
浅野さんは、現在慶応義塾大学の教授ですが、まだ59歳で、趣味のマラソンのせいか元気はつらつとしています。今度は首都東京で、都知事になったならば、これまでの経験を思う存分発揮し、都民の目線に立ち、一人ひとりの生活や人生を大切にする大仕事を実行してくださると信じています。浅野さんの経歴や人柄からそれは可能だと信じます。ぜひ、都知事選に立候補してください。私たちは勝手連的に立ち上がりましたが、私たちの後ろには大勢の都民がいると強く確信します。
浅野さんは、今月3日のある新聞に書かれているではありませんか。宮崎県知事選挙で東国原英夫知事が誕生してことについて、「立候補する勇気が、有権者に選択肢を与え、選挙に関心を集める。結果が伴えば、宮崎県のように、有権者も参画する政治改革につながっていく」と。
重ねてお願いします。浅野さん、万難を排して都知事選に立候補してください。
2007年(平成19年)2月16日
「浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会」一同
◇浅野史郎の『夢らいん』
◇大木晴子の明日も晴れ
◇サヨナラ石原都知事(期間限定サイト)
◇浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会発足(てらまちネット)
◇市民の思いを浅野史郎さんに届けましょう!(みどりの一期一会)
◇浅野史郎さん「選挙がすべてを物語る」(みどりの一期一会)
◇浅野史郎氏と東国原氏(大坂聖子のohanaブログ)
◇07東京都知事選(選挙ブログ)
コメントを見る
私もメールを送っておきました。
都庁の職員ももう石原都政三年目は勘弁してよ。と声を上げているそうです。
都職員の上級職試験を受ける人がガタ減りです。将来への夢をもてない現状が
伝わってきます。都知事を変えて右翼的な教育行政も変更してください。