1969年。19歳のPANTAとTOSHIを中心に結成されたバンド、頭脳警察。
学生運動の時代、72年に発表されたファースト及びセカンドアルバムは、その歌詞の過激さから発売禁止の処分を受け、頭脳警察は反体制のバンドとして担ぎあげられた。そして75年。学生運動の終焉を告げるかのように、彼らは突然解散する。数々の伝説的なステージと6枚のアルバムを残して…。
本作は、PANTAがニューバンド・陽炎を結成した2006年から頭脳警察を再始動させる08年までの3年間にわたり、ライヴやレコーディングシーン、さらにはプライベートにまで密着し、実に計250時間以上もカメラを廻し続けたドキュメンタリーである。
結成から40年を経た21世紀の現在、彼らは何を見つめ、どこへ向かおうとしているのか。その答えを求め、監督の瀬々敬久(『感染列島』『MOON CHILD』)は、自らPANTAへの密着取材を続け、音楽ドキュメンタリーの常識を越えた、合計5時間以上に及ぶ渾身の3部作をまとめ上げた。
音楽、社会、政治、日本と世界。あらゆる物語を映しながら、これまで決して語られることのなかった頭脳警察の全てが、ここに明かされる!
★批評
怒るくらいなら泣いてやる / 日刊デジタルクリエイターズ / 朝日新聞(魚拓) / くもり時々映画 / 梁塵日記 / もりち日記