by 中野由紀子
病死の可能性が強いとのことですが、お父さんのこともあってか、初めは自殺ではないかと言われていましたねえ。
とにかく、お酒を飲む人だったようですから。そこにもってきて、ローマでのあの「もうろう会見」の世界的な批判と、先の選挙での落選のショックも重なって、眠れなかったらしく、睡眠薬も飲んでいたようです。
どんな薬でもお酒と一緒に飲むとよくないですからね。ふだんから腰痛などの強い鎮痛剤も服用していたらしいし、ローマでは風邪もひいていたので、風邪薬も同時に飲んでいたのでしょうね。
あの「もうろう状態」は、お酒に酔ってる感じとはちょっと違うかなぁというのが私の思うところでした。それにしても、あの会見も、なぜ周りの人間が機転をきかせて止めさせなかったのか。不思議でなりません。
お酒のことを抜けば、中川氏はわりと勉強熱心で頑張っていたなと思うのです。政治にお酒のゴタゴタは当然禁物ですが、なんとなく全部が否定されてしまった人生の最期が、あまりにも気の毒になってしまいます。政治家とはそういう恐ろしい仕事なのかもしれません。
あんまり愛想のよくない中川氏でしたが、お休みの日は庭の花の手入れをしたりと、穏やかな(でもちょっと寂しげな)一面もあったようです。お父さんがみずから命を絶ったときは昭一氏も若かったわけで、ずいぶんと心細かったんじゃないかなと想像してしまう。
花を摘みながら、「花は安くてこんなに楽しませてくれる。最期は枯れて」「政治家と似ている」と言っていました。
ローマから帰国し、山ほどの反省の挨拶まわりを済ませて、やっと帰宅した中川氏を、ただひとり心から迎えたのは、奥さんでした。
「よっ!日本一!!」と、家の中から声を掛けました。
報道でもだいぶ流されていましたが、「どういう奥さんだ!」といった意見も多かったように思います。疲れ果てた夫、日本の恥だと言われるようになってしまった夫を、この人だけは待っていました。
そんな声を掛けられた中川氏は面食らったような表情でしたが、マスコミの前でなかったら、うれし泣きじゃないけども、そんな気持ちになったと思います。
私はあの掛け声になんだか泣けてしまいました。
甘いですかねえ……。
お酒やストレスで、もう心も身体も、そこここ弱っていたのかもしれませんね。
政治的にはアレな人だし、良くも悪くも特に思い入れがあったわけでもないのに、いろいろ考えるとなんだか悲しい気持ちになった出来事でした。
※その後の「ぬかえ」情報※
「ぬかえ」はいい仕事してます。(❤╹ω╹❤)
ぬか床は空気を嫌うんだって。
空気にたくさん触れさせたほうがいいんだと思っていたのでびっくりです。
一日一回はしっかりとかき混ぜ混ぜしますが、空気を抜くように手でならしています。
キュウリ、なす、大根、キャベツ、トマトなど、毎日おいしいぬか漬けを作ってくれています。
漬け物も、今は買うと高いですからねえ。
グッジョブ!ぬかえ!, (^0^)V