(「四トロ同窓会二次会」掲示板より転載)
■東京都民じゃないですが
投稿者:ペンギン 投稿日: 3月13日(火)19時34分35秒
多分吉田さんを支持しつつ、浅野さんに投票するでしょう。が、↓のような人たちの意見を浅野さん支持者はどう受け止めるのか、非常に興味があります。
1. Posted by 非共産党支持者 2007年03月13日 10:28
もし、共産党が吉田さんを引っ込めるなら、浅野さんも吉田さんの政策を丸呑みするぐらいの度量の広さを見せてくれてもいいと思います。早いうちから明確な政策を打ち出した吉田さんに比べて浅野さんは何となくムードで出たと言う印象しか持てません。
個人的には
①東京五輪誘致白紙撤回
②都教委10・23通達の撤回
この2点は譲れません。
2. Posted by ごまめ 2007年03月13日 13:35
君が代強制政策を廃止するか否かが、石原よりましと判断することができるかどうかの試金石だと私は思っています。その点が不明である現在、浅野氏が石原よりましだと判断することができません。
その点に関する判断材料をお持ちならお教え下さい。
http://blog.livedoor.jp/zatsu_blog/archives/51376950.html#comments
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■何が対立軸なのか?>ペンギンさんへ
投稿者:草加耕助 投稿日: 3月13日(火)22時40分52秒
>のような人たちの意見を浅野さん支持者はどう受け止めるのか、非常に興味があります
●「日の丸・君が代」強制問題について
浅野さん自身は日の丸や君が代を「嫌いではない」としています。その上で「強制し、従わないからといって懲戒処分にするのでは、学校現場はメチャクチャになる」と述べ、「東京都教育委員会の通達や職務命令は違法。いかなる処分もしてはならない」とした昨年9月の東京地裁判決を不服として、東京都が控訴したことについて、「都知事になったら控訴を取り下げるつもりでいる」という心中を初めて明らかにされました。この浅野発言について右派系ブログや2ちゃんねるでは「売国奴」「非国民」と、上を下への大騒動になっているということです。
(「身辺雑記」 http://www.geocities.jp/ookaminami/zakki-new.html)
なるほど浅野さんが「日の丸や君が代を許さない」とか、「掲げるべきではない」と言ったのなら、右派の人が大騒ぎするのもわかります。ですが、浅野さんは「強制はいけない」と言ったのです。この違いは非常に大切なことだと思います。この浅野発言に石原支持系の人が騒いでくれることは大歓迎です。これで「浅野的なるものVS石原的なるもの」の対立軸が明らかになりますから。
この浅野さんの態度は「あいまい」でしょうか?私はそうは思いません。はっきりしていると思います。この問題の本質は「日の丸を掲げるべきだVS掲げてるべきではない」の対立ではないと思います。それは「日の丸・君が代強制VS個人の思想の自由」、つまり心の問題なのです。この点で浅野さんは、前者の対立軸になることを恐れて言葉を選んでおられるようですが、後者の対立軸においては出馬表明の時点から一貫してぶれずに断固としておられると思います。
なるほど前者の「君が代推進VS君が代反対」の価値観の対立においては、共産党よりも浅野さんのほうが、いくぶんか石原さんに近いことになります。しかし後者の対立軸においては、逆にほんの少しだけ、「反対」の価値観を明確にしている共産党のほうが石原さんに近いことになります(まあその差はわずかだと思いますから過剰反応はしないでね)。
●東京五輪問題について
これもよく似た構造で、「断固推進VS白紙撤回」という対立軸もありますが、これに対して浅野さんは、全く違う角度からの対立軸をだしておられます。それは「独裁的なトップダウン方式VS情報公開による下からの意見の積み上げ」です。
この問題につき、浅野さんは次のように言っておられます。「情報公開しかない。形式的な情報公開ではなく、隠し事をしないことが大前提だが、本質的には『問題意識の共有』だ(中略)。オリンピック--面白そうだから、いいじゃないと思うかもしれない。しかし、2008年が北京で、12年がロンドン。その後、すぐにアジアになる可能性があるのか。情報公開があれば、こうしたことを1つひとつ考えられる。だから、すべての問題を考える起点に情報公開がある」
(3・9集会報告 http://www.red-piper.com/003.html)
記者会見では「優先順位は低い」「白紙に戻して一から考え直す」と言っておられますから、上の発言とあわせて、ご本人は極めて消極的で、本心では「やるべきでない」と考えておられることはミエミエですが、左翼みたいに「断固阻止!」とはおっしゃいません。すべの情報を公開する。そしてそれは単なる情報開示ではなく、「問題意識の共有」にしていくんだと。その俎上にオリンピック問題をのせる。問題を都民と共有して考える前に、推進とか阻止とかは言わない。ここでも私は、浅野さんは全くあいまいではない、極めて断固しており、いささかのぶれもなく、石原都政に対する対抗軸を明確に打ち出しておられると思います。
●浅野VS石原の対立軸
いかがでしょう。ペンギンさんへの答えになりましたでしょうか?ペンギンさんが引用された「非共産党支持者さん」のような発想による<吉田VS石原>の対決軸の価値判断から、私たち勝手連が渇望してやまない新しい都政のあり方、そこにおける<浅野VS石原>の対決軸を、「あいまい」とか「ムード」とかいうのは、まったくあてはまらないと思います。共産党は浅野さんを「石原に近い」ようにおっしゃっていますが、どちらが「石原に近い」かは、価値判断の切り口によるのであって、そういう印象操作は無意味だと思います。一言で言うならば、浅野さんは「ぶれないリベラル」なのです。賛成反対は別にして、この「ぶれない」点において、私は浅野さんを信頼しています。
(追記)
これを書いて、浅野さんとものすご~く「同じ臭い」のする人が思い浮かびました。
まあ、今、天皇とかいう役職におられる人なんですけどね(笑
(http://asano46.exblog.jp/4795239/)
東京都知事選の候補者選びが大詰めである。石原慎太郎知事は3選に臨み、共産党の推す吉田万三元足立区長が名乗り出ている。民主党は迷走している。
16日夜、国会近くの会議場「ルポール麹町」で「浅野史郎さんを東京都知事に出馬させる会」が催された。「浅野さん ハートに火を点けて」というポスターが張られた。司会の女性が「初恋の人にプロポーズするようなときめきで」と開会した。この会は、民主党から出馬を打診されたという前宮城県知事の浅野に、政党政派ではなく市民から出馬を求めようとわずか2日前に企画された。
「厚生省の障害福祉課長だった浅野さんが初めて立ったときは、何の後ろ盾もない障害者たちが集まってぼそぼそと選挙運動を始めたんですよ。今度も無党派市民から始めたいんです」と呼びかけ人の代表格の五十嵐敬喜法大教授。
1日のうちにメールが飛び交い、150人の部屋に250人が集まった。そこに元首相細川護煕の妻で、障害者のスポーツの祭典スペシャルオリンピックスの推進役細川佳代子が駆けつけてあいさつした。「2日前の夜、こんな会があるよと聞いて熊本からかけつけてきました」。熊本県知事だった夫護煕は、「権腐十年」、長く居座ると権力は腐敗すると2期8年で辞めた。浅野は3期12年、徹底的に情報公開して、知事交際費もすべて明らかにして透明性に心掛けてきた。「浅野さんは細川を見習ってくれた。しかし今、汚職不正、知事の逮捕が相次ぎ、悲しい日本です」。
だが、佳代子が会に駆けつけた最大の理由は、浅野が障害者のことに心を砕いた人生を送り、行政の中で闘ってきたことだ。佳代子は続ける。「障害者のある人たちは、純粋な心、思いやりの心で、わたしたちに人としての優しさを教えてくれる。その人らしく生き、助け合う、豊かな国。浅野さんがトップで率いてくれたら」。
会場はしんとして聞き入って拍手がわき上がった。なるほど、浅野の出馬は、かつて障害者施設を見て「重度障害者には人格があるのかね」と語ったあの人との間で、人間観の違いを争う稀有な選挙になるかもしれない。
東京都国立市長の上原公子は欠席予定でメッセージを寄せたのだけれども、日程をやりくりして駆けつけてそのメッセージを読み上げた。「東京は傷つきやすい生命を1200万も抱えた都市です。一人一人の命やつぶやきを見逃さない志を持った人が責任ある立場に必要です。自分の趣味や思いつきでほえまくることが強いリーダーシップだと思い込み、人権や権利は強い者だけに与えられている特権だと思っているかのような人とは早々にお別れしたい」。
トラックいっぱいのバレンタインチョコレートだけでなくトラックを連ねて私たちは浅野さんの応援隊になりたいと上原は結んだ。この後、「ひとこと言わないと悔いが残る」という会場の参加者の列が並び、次々と発言が続いた。
浅野史郎、59歳。「知事は卒業」というけれど、あなたたち団塊の世代はもう一働きして世の中に尽くしたいということではないのか。ご家族に苦労は掛けるけれど。浅野は出馬に「必然性を感じない」というけれど、そんなことはない。「石原的なるもの」に「浅野的なるもの」の選択肢を対置するのは、天があなたに与えた任務ではないのか。
朝日新聞コラムニスト 早野透 (日刊スポーツ「政治の時間」より)
–
浅野史郎様
はじめまして。大分の東本と申します。
いま浅野さんは、東京都知事選出馬に関して、市民の意見や提言を募集中ということですので、浅野さんの「都政運営の基本姿勢」及び「政策の骨子」を読んで見ての私の感想、並びに意見を述べさせていただこうと思います。
私は、「石原3選阻止」を実現するためには、革新の統一が欠かせないと思っています。具体的にいえば民主党から社民党、共産党までを含む革新統一です。革新が分裂すればおそらく石原に勝てないだろう、というのは、実のところ、原則的に各政党の一致した認識でもありました。
●Close it 石原都政~今度こそ、みんなで統一候補を!
(インターネット新聞JANJAN 2007/01/06)
http://www.janjan.jp/election/0701/0701047620/1.php
しかし、民主党から共産党までを納得させる「革新統一候補」などそう簡単に見つかるはずもありません。あれやこれや模索している中で、突如という感じで、浅野さんのお名前が浮上したのです。最初の火元は民主党でした。しかし、火元はどこかなどは私たちにとってはどうでもよいことでした。私たちの多くは、そのとき、浅野さんなら「革新統一候補」になれる、と咄嗟に思ったのです。そして、2月15日を境に一気に「浅野ラブコール」に火がつきました。その後のことは浅野さんもよくご存知のとおりです。
しかし、これも浅野さんもよくご存知のとおり、3月2日に「民主の動向に関係なく都知事選に出馬する」、と浅野さんが事実上の出馬表明をしたその日、共産党は「浅野批判」の記事を赤旗に掲載しました。これでは革新統一はできない、と「浅野ラブコール」の少なくない当事者は危惧したのでした。なんとしてもこの「危機」を乗り越える必要がある、と私たちは思いました。これまでの都知事選の選挙結果を冷静に見る限り、「石原3選」を阻止するには野党の大同団結が条件になるだろう、と私たちは見ていましたから。
そこで私は考えたのです。共産党との連携(推薦を求めるということではありません)のためにはやはり「政策」のすりあわせが欠かせないだろう。吉田万三さんは、以下の「3つの転換」という政策を提唱しています。
1.都政の私物化、税金のムダづかいを許さず、都民の声が生きる都政に転換
2.大型開発中心の都政から、くらし・福祉優先の都政に転換
3.憲法否定の石原都政から、憲法を都政の中心にすえる都政に転換
この「3つの転換」に準じる政策を共産党側に提示すれば、同党との話し合いの余地も開けるのではないか? しかし、上記のとおり、赤旗は、浅野さんの前宮城県政を「巨大開発病」と批判しています。これでは少なくとも上記2の政策は合意しがたいだろう、と私は思いました。そこで上記の2の代わりに「日の丸・君が代強制をやめる」という文言を挿入してみてはどうだろうと考えました。「日の丸・君が代強制」問題は東京都の民主主義と教育の大問題であり、教育関係者をはじめとする東京都民の切実な課題としてニーズも高い。話し合いの余地は再び開けるのではないか?
すなわちその政策はおおよそ次のようになります。
1.都政の私物化、税金のムダづかいを許さず、都民の声が生きる都政に転換
2.「日の丸・君が代」の強制を即時にやめる。思想・信条を守る教育行政に転換
3.憲法否定の石原都政から、憲法を都政の中心にすえる都政に転換
さて昨日、浅野さんが発表された「政策」を読んで見ますと、上記の1については、「Ⅳ 緊急提言」の「1.石原都政のゆがみを正す」の「私物化・側近政治による都政のゆがみを直し、都政を正常化する」の部分が該当すると思いました。
また、上記の2「『日の丸・君が代』の強制を即時にやめる」については、「都政運営の基本姿勢」の「2.人と自然にやさしい首都を創る」の「都政の手法として、強制、管理、抑圧といった側面を強調するような手法とは決別する」の部分が該当するだろうと思いました。
しかし、上記の「3.憲法否定の石原都政から、憲法を都政の中心にすえる都政に転換」に該当する部分は浅野さんの「政策」には見当たりません。私は、浅野さんの「政策」にもこの部分の政策の導入は必須だろうと思います。たとえば、「平和憲法を都政に生かす」というような形で。憲法は日本という法治国家の要をなす最高法規ですから、それを「都政に生かす」というのはきわめて当たり前のことで、誰も異議を唱えない、唱えることはできないだろうと思います。
さらに「平和憲法」の遵守は、共産党員や同党支持者のもっとも大切にする課題とするところですから、共産党、吉田さんとの話し合いの余地もぐんと広がってくると思うのですが。
(AMLメーリングリストより、ご本人の許可を得て転載させていただきました)
–
●赤旗のトップ記事
共産党の新聞赤旗の3月11日号のトップに以下の記事がある。
十日、日本共産党の演説会が東京・新宿区の明治公園で志位和夫委員長を迎えて開かれました。一万三千人が参加し、熱気にあふれました。
…中略…その上で、立候補を表明している民主党支援の浅野史郎氏が、宮城県知事時代、福祉切り捨てと大型開発推進の「逆立ち」県政を「オール与党」に支えられて進めてきたことをあげ、「石原知事とまったく同じ流れの人物だ」と批判。「二つに分裂した『オール与党』の陣営と、日本共産党と無党派が共同して推薦する吉田万三さんの対決こそ真実の姿だ」とのべ、「その対決構図を広く都民に知らせ、無党派と日本共産党の共同の輪を広げに広げ、吉田万三さんで都政に『福祉の心』を取り戻し、『都民が主人公』の都政を取り戻そう」と呼びかけました。
これを読むと、共産党の中央が進んでいるのは、ヒットラーに権力への道を掃き清めた社会ファシズム論を想起せざるを得ない。
1930年代初頭、台頭するファシズムの危機の中で、当時のドイツ共産党の機関紙『ローテ・ファーネ』はスターリンの次の言葉を掲載している――「ファシズムとは、社会民主主義の積極的支持に依拠するブルジョアジーの戦闘組織である。社会民主主義は、客観的には、ファシズムの穏健な一翼である」(社会ファシズム論)
かくして、強大な影響力のあったドイツ共産党は、社会民主主義をファシズムの一翼として罵り、むしろ当面の攻撃目標にしたのだった。労働者と人民はファシズムに対して共同し、統一する方向を失い、分裂しヒットラーの権力を許した。当然のことながら、社会ファシズム論に強い疑問を持つ党員や支持者も沢山いた。しかし、この時代のドイツ共産党中央の権威は凄まじいものがあり、権力を取ったヒトラーに次は自分達が徹底的に弾圧される地獄への道に付き従わざるを得なかった。
現在の日本共産党中央の権威は、そんなに強大ではない。憲法改悪が前面に出てくる中で、九条の会を始め、各地での平和共同候補の動きなど、共産党の内外で共同して憲法改悪の流れを阻止しようという動きが起きている。その動きは、当然、浅野さんを共同候補として、石原三選を阻止しようという大きな流れに連結している。
「二つに分裂したオール与党」なる、志位委員長の10日の演説は、スターリンの犯した数々の間違いの中でも最大級を占める『社会ファッシズム論』の焼き直しであるとともに、共産党内外の共同し統一して憲法改悪の流れと戦う勢力への説得力の無い脅しだ。
●おかしなオール与党化論
志位委員長が、浅野氏批判で「福祉切り捨てと大型開発推進県政」と罵っていることがいかに根拠が無いものか、当サイトで紹介している数々のホームページのデーターを参照していただきたい。さらに、浅野氏が発表している立候補を表明するに当たって発表したマニフェスト(「浅野さん立候補決意」)をごらん頂きたい。
宮城県政でも「オール与党」国政でも「オール与党」との決めつけが乱用されるが、せめて『共産党以外のオール与党化』とか表現しないと、共産党を含んで全てが与党化していると主張しているように聞こえる。共産党は、「言うまでもなく」「絶対に」与党化しないから必要ないというのだろう。そこがおかしいのだ。共産党無謬論が、1928年以降、歴史にどんな悲劇を積み重ねてきたかこの機会に振り返って欲しいものだ。
今、この東京で、石原打倒のための共同戦線が構築されたら、全国にその勢いは波及し、石原的なファシズムに対抗する強大な陣地を構築するだろう。そこに、今次東京都知事選挙の重大な意義がある。
私たちは、志位委員長がどのように罵ろうが、あくまでも統一し強力な共同戦線を作ることを呼びかけよう。
–
(「浅野県政で赤字が増えた」という共産党の批判に関して)
自治体の収支は、大雑把に言えば、税収による収入と、住民に対する公共サービスによる支出という事ではないかと思います。あ、中央から配られる地方交付税も収入だね。鈴木都政の時には、バブルに乗っかった企業からの税収も大きかったと思いますが、それ以外にも都みずからがバブルに乗った資金運用で収益をあげていたんじゃなかったかと思います。当時、こういう資金運用を「財テク」などと称し、主婦のタンス預金までが投入されていましたが、いわば株の投機などと本質的には変わりません。やがてバブルが弾けると共に、地方自治体もほとんど一斉に赤字となっていった経緯があります。
われわれは資本主義経済の中にいるのですから、自治体の収入も経済の動向に左右されるのは当たり前です。また「収支」とは「収入」と「支出」との両方の差額ですから、その金額の推移だけで自治行政の成果を判断することはできません。収入について、どんな内容だったのかを調べ、また支出については住民のために有益に使われたのかを調べ、その結果として業績が判断されるべきなのではないでしょうか? もし浅野氏が無駄なものに資金を投入したのなら非難されるべきでしょう。また正しい税収のあり方でなかったなら、それも非難されるべきでしょう。
自治体の財産を黒字にするためには税額を引き上げるか、それとも福祉予算などをカットすれば手っ取り早い黒字化対策になります。事実、9日の集会で出された石原都知事の「黒字化対策」の例として、石原が、男女平等参画などのプロジェクトを「成果が上がらないから」という理由で次々と取りつぶし、その財源を一般会計に組み入れていった事が報告されていました。また石原は、東京の銀行やホテルなどをターゲットに一律の新税をかけようとした事がありました。ターゲットがホテルや銀行だったので庶民からの抵抗は少なかったけど、こうした方式を既成事実化すれば、こんどは庶民のレベルにまでいくらでもかけてくる事ができます。まさに福祉を切り捨て、税額だけあげる政策。これが石原のやり方でした。それで「黒字化」になったら褒められるべき事なのでしょうか?
また石原のやり方のひとつは銀行やホテルなど、東京に本店がある企業を狙う事で、地方に対する有利な立場から税収利益を上げようとした事です。つまり地方が損しても「東京さえ得すりゃいい」という観点からの、地域ナショナリズムな態度をとっている事です。こうおいうナワバリ主義からはほんとうの解決策は生まれてこないと思います。
共産党のみなさん。「収支結果」だけにこだわって自治行政を判断するのは「資本主義者」のやる事です。共産主義者なら労働者・庶民の生活に対してどうであったか、を判断の基準としなければなりません。浅野氏の行政について、いろいろ批判はあるでしょうが、「批判の観点」だけは共産党らしい立場でいてほしいと思います。
(「四トロ同窓会二次会」掲示板より転載)
–
(一部引用)
東京都知事選が22日に告示されるのを前に、朝日新聞社は10、11の両日、都内の有権者を対象に第1回情勢調査を実施し、取材で得た情報をあわせて情勢を探った。調査時点で支持の多くが現職の石原慎太郎氏(74)と前宮城県知事の浅野史郎氏(59)に集まっており、両氏による接戦の様相を呈していることが分かった。現時点で誰に投票したいかを答えた人は6割にとどまり、情勢が不透明な中で告示後の選挙戦は激しいものになりそうだ。
…有権者の大多数を占める無党派層では石原氏への支持が浅野氏支持を上回っている。
…一方、選挙で「都政が大きく変わってほしい」と答えた人は全体の56%に達し、この層では浅野氏が石原氏をリード。選挙に「大いに関心がある」と答えた人は47%を占め、この層では両氏の支持が拮抗(きっこう)している。投票意欲の高い層ほど浅野氏支持の割合が高めの傾向で、前回44%台にとどまった投票率の動向も焦点になりそうだ。
(記事全文を読む)
【タイトル】
東京都知事選の立候補者が出揃った!
【質問文】
2007年3月6日(火)、4月の東京都知事選について、前宮城県知事で慶応大学教授の浅野史郎氏(59歳・民主党・社民党支援)が東京都庁で会見し、出馬を正式に表明したことで、吉田万三氏(59歳・共産党推薦)、石原慎太郎東京都知事(74歳・自民党・公明党支援)、建築家の黒川紀章氏(72・無所属)と、今回の都知事選には4人の候補者が出揃うことになりました。
あなたは今後4年間、どの候補者に東京都政を任せたいと思いますか?
2007-03-07 19:51:47
注:調査開始後の新たな立候補者は、この調査の対象外とします。
【選択肢(50音順)】
・浅野史郎さんに一票
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・石原慎太郎さんに一票
http://www.yoronchousa.net/webapp/vote/form/?id_research=2214&selectee=2
・黒川紀章さんに一票
http://www.yoronchousa.net/webapp/vote/form/?id_research=2214&selectee=3
・吉田万三さんに一票
http://www.yoronchousa.net/webapp/vote/form/?id_research=2214&selectee=4
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