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森永卓郎 「自民党が破滅への道を進む可能性」2007年8月1日
 いずれにしても、今後の行く末がはっきりするのは、9月1日前後に予定されている内閣改造の結果次第だろう。その顔ぶれによって、支持率が多少アップする可能性も出てくる一方で、自民党の破滅の道を進む可能性も出てくる。新しい内閣の顔ぶれとして考えられるのは2つ。超改革型内閣かゾンビ内閣かである。
 (中略)一方で、急激に支持率を落としそうな方法が、「実力派、ベテラン登用」という名のゾンビ内閣である。例えば、古賀誠幹事長、福田康雄副総理といった面々に加えて、森喜朗元首相が奥でどっかと座っている図を思い浮かべるといい。
 これでは民主党も攻撃しやすいし、スキャンダルも次々に出るだろう。国民のイメージも悪く、これが実現するとなると、自民党は破滅への道を進むことは間違いない。
 そんな愚かなことはしないという人もいるかもしれないが、案外この可能性も高いとわたしは思うのだ。

 で、結局 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

安倍改造内閣:派閥・世論配慮の「挙党」(毎日新聞)
 要所にベテランを配することで自民党側が求める挙党態勢の構築に配慮、派閥均衡に傾斜した布陣となった。…参院選惨敗で強まった与党からの批判に配慮、安倍首相の側近重視の「お友達内閣」から脱却を図った。…ただ、首相の「お友達」はそのまま党執行部に移っただけ、との見方も。

安倍改造内閣、政権浮揚へ重厚布陣(読売新聞)
 首相は、自民党内の実力者を重要ポストに配置し、重厚な布陣とすることで、低迷する政権の浮揚を図りたい考えだ。

安倍改造内閣、重厚な布陣に 挙党態勢の構築目指す(産経新聞)
 参院選での大敗を受け、自民党内から挙党態勢の構築を求める声が相次ぐ中、派閥領袖クラスを閣内に取り込み、重厚な布陣を敷いた。

官房長官に与謝野氏、外務・町村氏、厚労・舛添氏を起用(朝日新聞)
 首相は人事刷新で参院選大敗による求心力低下に歯止めをかけたい考えだが、党役員は安倍政権で要職にあった人材の横滑りや昇格が目立ち、「人心一新」を印象づけられるかどうかは不透明だ。

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 基本的に森永氏の言う「ゾンビ内閣」だが、福田氏、谷垣氏といった党内のハト派(対米一辺倒だけでなく現実的な国際協調路線も取り得る人)だけは切り捨てた。対米従属的な軍事・外交路線だけはストイックなまでに、何が何でも守り抜く決意らしい。一方、党執行部は「お友達」を横滑りさせて固めた。自分が万一の時は麻生氏を後継にしたいのはミエミエで、福田氏を徹底的に干す構えのようだ。

参考

“お友達”から“お年寄り”へ期待はずれの安倍改造内閣 (田原総一朗「政財界『ここだけの話』」)
一面トップで「重厚布陣」と評価した新聞もあったが、何が「重厚布陣」だ、と思う。…「お友達内閣」と批判されないために“年寄り内閣”にしただけのこと。年寄りが多いだけでなぜ“重厚”といわれるのか、さっぱりわからない。

自己主張失い生命力失った断末魔の安倍改造内閣(立花隆「メディア ソシオ-ポリティクス」)
第1次安倍内閣の最大の破綻の原因は、人事の失敗──安倍首相に人を見る目がなかった、ということにつきるのだから、人事に悩み抜くことそれ自体はいい。しかし、では新しく生まれたばかりの内閣に、それだけ考えに考え抜いた人事の冴えが見られるかといえば、見られない。

改造で、“安倍”内閣は“自民党”内閣に(田中秀征の一言啓上)
「やっぱりこうなったか」というのが私の印象である。端的に言えば、今までは良くも悪くも安倍首相の個性があふれた内閣であったが、改造内閣は後ろにいた自民党が前面に出てきたように見える。自民党と戦うのではなく、自民党に身を委ねる方向に大きく転換した。福島瑞穂社民党党首は、新内閣を「PTA内閣」と痛烈に皮肉ったが、そう言われても仕方がないような布陣である。同様に、霞ヶ関の官僚にとっては、最も好ましい内閣となった。したがって新しい安倍内閣の二本柱は自民党と官僚である。

自民党政治の「復活を実感に」内閣の出発(保坂展人のどこどこ日記)
まさに、アメリカが求め、財界が笑う「小泉政治」の更なる推進を国民の前に宣言する内閣だ。森内閣末期に、橋本元総理まで閣僚に迎えた人事があったが、選挙対策の「応戦体制」を自民党的に整えた「守りの内閣」であるのは間違いない。

安倍保身内閣の誕生——目標は、続けること(辻元清美のつじともWeb)
私は、安倍総理が保身だけを考えて選んだ「安倍保身内閣」だ、と思う。
派閥の領袖やベテランをたくさん入閣させたため、ある程度は党内の批判はおさまるだろう。大臣の失言も減るかもしれない。でも、じゃあこの顔ぶれで何をしたいのか、がこれほど見えない組閣も珍しい。

前代未聞の爆笑内閣(きっこのブログ)
そんなワケで、今日の日記は、沈没しかかってるドロ船、「お笑いアベ内閣号」に、またまたバカどもが勢ぞろいしちゃったから、あまりにも笑える乗組員たちを紹介しようと思う。まずは、船長のアベシンゾーからだ。

参院惨敗反省第二次安倍晋三短命確実内閣(らんきーブログ)
あれ?安倍晋三の名前がある!?また総理大臣なんですか? おかしいなぁ~???
党三役も、麻生漫画太郎が外務大臣から幹事長に、石原半そでスーツ伸晃幹事長代理が政調会長に、悪人面の二階俊博国会対策委員長が総務会長に出世してるし。 なんじゃこりゃ。参院選惨敗の結果で出世出来るなんて。安倍の口だけ反省はこんなもの。

期待はずれの内閣改造が市場に影響(カナダde日本語)
このところ、米国のサブプライムローン(低所得者向け、信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を受けて東京市場が下落しているが、実際は期待はずれの内閣改造もさらにそれに追い討ちをかけて日経平均が前日比400円を超える大幅な下落となっている。

こんな内閣にでも入りたがる人、祝勝会をする人(JUNSKYblog2007)
自らの政治生命を縮めてしまう可能性大な、こんな内閣に入りたがって落選を悔しがっている人の振る舞いは、浅はか且つ惨めな限り。こんな内閣でも大臣になりたいという大臣病は相当深刻な病状のようだ。
農水相にだけはなりたくなかったと宣言するようなやからは即刻首にすべきだ!また、元・防衛庁長官経験者は財務相となり、官僚に頭を下げ、「頭からっぽ、素人なので、どんどん洗脳してください」と言ったという。

安倍改造内閣が発足したが…(土佐高知の雑記帳)
それと自民党の人事だが、麻生太郎氏が幹事長?
まあ、自民党のことだから外野がとやかく言うことはないが、この人で党内をまとめることができるんだろうか?

居直り内閣(flagburner’s blog)
俺?今回の内閣改造をめぐる人事に関しては、今の所ケチをつける気はない。
だって、就任してからすぐだもんな。
若干一名を除いては。

安倍改造内閣関連記事:まとめ(広島瀬戸内新聞ニュース)
新聞の見出しとテレビ番組からしか物事を判断しない人たち(いわゆる「B層」)が内閣支持に回って当然だろう。そしてメディア各社は、自らが作り上げた通りのトレンドになっていると、嬉しそうに「世論調査」の結果を発表するのである。

お友達改造内閣(薫のハムニダ日記)
いくら参議院選挙だからとはいえ、あれだけ惨敗したのに未だに安倍氏が政権の座にあるのは理解しがたいところですが、韓国のメディアは今回の安倍内閣の改造についてどのように報じているのでしょうか。

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