by 戸田ひさよし
「旗旗」読者の皆さまへ。卑劣ファシスト=ザイトクと断固闘う戸田ひさよし(大阪門真市議・鮮烈左翼「革命21」)からのザイトク問題通信です。(拡散、コピー紹介大歓迎!)
「ザイトク」とは、民族差別の集団暴力犯罪を得意がる、卑劣ファシスト=「在特会」や「主権回復会」などの団体・個人の総称。戸田の造語
今回の配信内容は、この1本だけに絞った。
「ザイトク企画」で苦闘する生駒市・高槻市の状況については、次回で。
この「8/18李信恵さん提訴」の巨大な意義を列挙する。
1.原告=李信恵さんは、「ガジェット通信」HP:http://getnews.jp/ を運営しているフリーライターで、反ザイトクの言論やカウンターとしても有名な女性。(そのザイトク問題記事↓)
http://getnews.jp/archives/tag/李信恵
★つまり、「反ザイトクの同志の1人」が断固たる訴訟に撃って出た!
2.在日コリアン女性が、一個人として、もの凄いリスクをあえて背負って、極めて勇気ある提訴を行なった。ザイトクの「ヘイトスピーチ」に対して個人が損害賠償請求するのは、これが全国初である!
3.かつ、賠償請求の対象の大半が「ネットでのヘイト言論」である事も珍しい。
4.しかも「在特会」とその会長の桜井、そしてザイトクの巣窟であるネット掲示板「保守速報」の運営者という「悪質3者」を串刺しにする形で提訴した!
特に「保守速報の運営者」は、その犯罪性が見過ごされがちだったが、「アクセス数に応じて広告収入を得る=差別扇動でゼニ儲けする=差別の商人」であるわけで、実に的確な選定ではないか!
5.さらに李信恵さんは、「差別人権侵害は高くつく」事をザイトク勢力に知らしめ、社会にアピールするものとして、「在特会と桜井に対しては550万円」、「保守速報に対しては2200万円」という「巨額賠償訴訟」(日本社会的には)を起こした!この金額設定も素晴らしい!ザイトク勢力への強烈なパンチになる。
※「提訴の証紙代」は11万円もかかるし(合算2750万円の場合。別々なら3万円+11万円=14万円)、もちろん弁護士費用もかかる。
まさに「いったん蜂起したら徹底的に闘うべし!」の精神を体現した提訴だ。
6.「18日に提訴する予定」が報道された段階で、「保守速報」はすくみ上がって、過去の差別投稿をどんどん削除していったし、桜井や在特会も昨今の「ヘイトスピーチへの嫌悪世論が広がる状況」の中で、「内心はビクビクもの」になったはずだ。既にして「効果絶大」である!
実は李信恵さんは、2013年に掲示板に李信恵さんへの殺害予告脅迫の書き込みをした「在特会のメール会員の男」を警察に突き止めさせて書類送検させた「実績」も持っている女性(女傑?)なのだ。(マスコミ報道もされた)
7.今まで李信恵さんにはネトウヨやザイトクから凄まじい誹謗差別攻撃がかけられていた。
「それを許してきてしまった日本社会の一員としての自覚」を持つ全ての人々は(とりわけ日本人は)、李信恵さんの「提訴決起」を全面的に支持し、「目に見える形で」支援賛同を行なって欲しい、と戸田は考える。
8.その意味で、「我々はみな李信恵だ!」
李信恵さんに激励文や激励メール、裁判カンパを送ろう!
自分のHPやブログで「李信恵提訴」を報道し、賛同表明をしよう!
排外主義が吹きすさぶ一方の1億2000万人の日本社会の中で、在日朝鮮人女性がたった1人でネトウヨ・ザイトクを相手に、実名と顔を晒して決起した事の重さを、しっかり受け止めたい。
9.この「2014年8/18の李信恵さん提訴」は、「京都朝鮮学校事件の民事提訴」に次ぐ「反ザイトクの歴史的訴訟」になる事は間違い無い!
つまり、「日本でのヘイトスピーチ・ヘイトクライム問題の賠償裁判」として、しかも今度は「主としてネットでのヘイトスピーチを問題とした」という新規性を備えて、「京都朝鮮学校事件の民事提訴」に続く歴史的重大性を持つ裁判だという事である。(その歴史的裁判に行きやすい、という意味で、大阪や関西の人間は幸運だ!)
10.今後、在特会・桜井は必死で反撃してくる。(他の裁判で負け続けだし)
ネトウヨ・ザイトク勢力も「生意気な朝鮮女=李信恵を潰せ!」、という敵意を燃やして来るだろう。
■李信恵さんの荒探しや陰湿な個人攻撃だけでなく、「権力弾圧に差し出すための挑発・引っかけ攻撃」すらも危惧される。
「反ザイトク提訴決起の李信恵さんを守れ!」、の社会意識と陣形を拡げていく必要がある。
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↓↓
◆Togetter:ヘイトスピーチ発言で在特会、保守速報を提訴
ヘイトスピーチ発言に対し、個人で提訴した事に対しての 皆さんの反応。
(1ページめ)http://togetter.com/li/706639
(2ページめ)http://togetter.com/li/706639?page=2
(新聞紙面の画像もあり!琉球新報も予告報道している!)
◆ヘイトスピーチ巡り提訴 在日朝鮮女性「名誉傷ついた」
朝日新聞8月18日20時13分
http://www.asahi.com/articles/ASG8L4RH7G8LPTIL00V.html
民族差別的な発言で名誉を傷つけられたなどとして、在日朝鮮人のフリーライターの女性が18日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と同会の桜井誠会長のほか、インターネットへの書き込みを掲載したブログの運営者に損害賠償を求める2件の訴訟を大阪地裁に起こした。弁護団によるとヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)をめぐり、個人が損害賠償請求するのは初めて。
女性は大阪府東大阪市の李信恵(リシネ)さん(43)。
訴えによると、桜井会長が昨年1月~今年7月、神戸市での街宣活動で「朝鮮人のババア」と発言したり、短文投稿サイトに「不逞(ふてい)鮮人」と書き込んだりしたとして550万円を請求。
ブログ運営者に対しては、「朝鮮半島に帰れ」といった書き込みをまとめたブログ記事を掲載したとして2200万円の賠償を求めた。
桜井会長は「彼女は自らの言論を振り返った方がよい。ネット上のでたらめな記事について反訴を予定している」とコメントした。
◆ネット掲示板運営者を提訴 在日コリアン差別記事
東京新聞 2014年8月18日 19時51分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014081801001719.html
インターネット上の人種差別的な記載で精神的な苦痛を受けたとして、在日コリアンの女性フリージャーナリストが、ネット掲示板「保守速報」の運営者に2200万円、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などに550万円の損害賠償を求める訴えを18日、大阪地裁に起こした。
原告は東大阪市出身で、ネットサイトを中心にヘイトスピーチや日朝問題の記事を執筆する李信恵さん(43)。
訴えによると、保守速報を運営する男性が別の掲示板から「日本語使うな汚らわしい」などと李さんを侮辱する記事45本を引用。過激な書き込みを選んで転載し、アクセス数に応じて広告収入を得た。
8/18(月)夜作成開始、19(火)0時過ぎ完成
戸田ひさよし 拝