【声明】「辺野古移設の防衛省抗議への右翼介入を許さない。次回 4/7へより多くの参加を呼びかけます」(園良太)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1393887932499staff01
沖縄・辺野古への米軍基地建設を阻止するため、毎月第1月曜日の夜に防衛省正門前で抗議行動が行われてきました。主催は「辺野古への基地建設に反対する実行委員会」。この定例行動に3月3日、右翼が10人程の集団で妨害をしてきました。この妨害は今後強まる危険性があると思い、参加者の一人として強く抗議し、妨害できないように多くの方の参加を呼びかけます。
右翼は開始前に着いていた一人の参加者に集団で文句をつけ始め、抗議行動が始まってからも日の丸や「オスプレイ賛成」の横断幕を掲げてひたすら妨害を続けました。「防衛省のみなさんありがとうございます!」「9条で平和なんか守れるわけねえだろコノヤロー!」「汚ねえ左翼は帰れ!」といった聞くに堪えない罵声をマイクで浴びせ続け、こちらの話やコールもさえぎられました。集団の詳細は不透明ですが、twitterなどでこの日の行動への抗議が呼びかけられていたようです。
これに乗じて公安警察も普段より人数が増え、右翼側を見に行った参加者の後を尾行していました。明らかにトラブルを期待し、こちら側の抗議への介入・弾圧を狙っているのです。またこうした草の根右翼の増殖自体が、田母神俊雄の都知事選60万票獲得や、全国各地の平和に関する漫画や展示会の撤去騒動と相まって、ファシズムを下からも作り上げています。
今後のエスカレートが懸念されるのは、JR大阪駅前の毎週の辺野古新基地建設反対アピールに対しても、昨年末から右翼の「在特会」と警察・JRが妨害を繰り返し、何と機動隊まで導入されたからです。右翼の妨害は仲井真知事が辺野古埋め立てを承認した直後から激化しています。JRと警察はこれを口実に公道でのチラシ配りすら規制し始めました。
「ヘイトスピーチ屈せず 辺野古反対大阪行動(沖縄タイムス)」
「辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動ブログ」
辺野古現地の座り込みテントにも以前から右翼が襲撃・嫌がらせを繰り返しています。そして安倍政権は基地建設の阻止行動に対し、米軍施設・区域への侵入を禁じる「刑事特別法」を適用し、次々不当逮捕する事を狙っています。まるで沖縄への戦争宣言です。工事着工が近づくにつれ、現地と同時に全国の抗議行動にも妨害と弾圧が増えてきたのだと思います。
「辺野古移設反対行動に刑特法 政府検討(沖縄タイムス)」
大阪では妨害に対し憲法研究者が抗議声明を出し、参加者も増えています。東京でも参加者と注目が増える事が、行動を守る何よりの方法だと思います。そして沖縄から基地を無くすために、次回以降により多くの方の参加を呼びかけます。
次回抗議:4月7日(月)18時半~防衛省正門前(JR四ツ谷・市ヶ谷駅から徒歩)
地図:http://www.mod.go.jp/j/profile/mod_sdf/access.html
主催:辺野古への基地建設に反対する実行委員会
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html
2014年3月4日
毎月第1月曜夜の防衛省抗議行動参加者:園良太
http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/