原曲:Pete Seeger「Waist Deep In The Big Muddy」
歌・日本語訳詩:中川五郎
購入:Amazon、TowerRecords
アメリカ大統領選でのオバマ圧勝(=ブッシュの対テロ戦争の否定)と、田母神空幕長による「軍人」としてのイロハともいうべきモラルをかなぐり捨てた一連の行動(政治への軍事の従属の否定、『軍閥つくり』もどきの行動)のニュースを見て、この曲を思い出して探してきました。(前のものが消えていたので差し替えました)
ところで、この歌が流行したころはベトナム戦争の最中だったんですが、しかしまあ、なんと現代にぴったりくる歌詞であることでしょう!むしろ「バカ」の数は当時よりも飛躍的に増えたような気がしませんか?
対テロ戦争だ、大量破壊兵器だ、オリンピック誘致だ、愛国心だ、日の丸だ、君が代だ、教育改革だ、そんなの自虐史観だ、それは自己責任だ、等等等等!
だが「バカは叫ぶ『進め!』」ってね。
まったくいくらでも出てきますよね。歴史は進歩ではなく、今は明確に退歩の局面に入っているようです。まあ、進んだり戻ったりで、決して一直線にはいかんもんなんでしょう。人類って、本当に愚かだとは思いますが、今は人間を信じ、むしろそういう時代に生まれついたことを誇りに思い、人間への希望をもって頑張るしかないでしょうね。
ところでブッシュの路線(それはレーガン・サッチャー・中曽根の時代からはじまり、小泉・安倍・麻生らにもつながっている)を否定したアメリカですが、「オバマ圧勝」により、これまでの路線のせいで「首まで泥まみれ」になったアメリカが、果たして「泥沼から抜け出し」たことになるのか?それはまだまだわからないというか、かなり懐疑的ではあるでしょう。
日本も小泉さんがブッシュと仲良かったせいで、すでに「腰まで泥まみれ」なわけですが、間もなく打倒されるであろう麻生選挙管理→居座り内閣の後の闘いを考える上でも、オバマ氏の動向は注視しておかねばならないと思います。
まあ、どっちみちオバマとも鳩山とも闘うことになるのでしょうが、せめて「こんなキショイのと闘うのは嫌だ!」と思わせてくれない「敵」を希望です。ほんま、橋下さんとか見ていると、あの石原さんが「マトモ」に見えてくるくらいですから(爆)、ホント、いやんなりますよねー。
ぼくらは腰まで泥まみれ だが ブッシュは叫ぶ「進め!」
ぼくらは腰まで泥まみれ だが 空幕長は叫ぶ「進め!」
ぼくらは腰まで泥まみれ だが 総理は叫ぶ「進め!」
ぼくらは腰まで泥まみれ だが 知事は叫ぶ「進め!」
ぼくらは泥沼から抜け出そう 「進め!」と言われても
隊長だけ死ね!(●`曲´ ●#)
コメントを見る