この団体は、外国人排斥・歴史観の修正・「日本文化」の防衛を掲げる、ザイトク会と全く同様のネオナチ集団。聞いてわかる通り、主張の内容もザイトク会とほぼ同じというか、むしろザイトク会らの諸団体のほうが、後追いでこのネオナチ団体の主張を踏襲している。日本では在特会デモなどで目立ってきた外国人排斥運動の先鞭をつけた草分け的な存在。
だが、この団体の場合ははっきりとネオナチを掲げ、右翼の行動スタイルを継承しているので本質がわかりやすくてよい。ほとんど同じ主張をしている在特会のようにネオナチの看板を隠し、外形だけ市民運動のスタイルを盗んだような団体のほうが、一般人の健全な警戒心が薄れてしまうので危険であろう。
多くの先進国ではこのような人権侵害活動を禁止する法律がある。だが、日本ではずっと法による取締りではなく、人々の良識にまかせてきた。その真価が今こそ問われているのだ。