投稿者:ゲストさん(読者)
動 画:connectgraph さん
報 告:レイバーネット日本より
6月15日午後6時から、首都圏反原発連合有志がツイッターなどで呼びかけた再稼働反対官邸前抗議行動には、これまでもっとも多い1万人を超える人々が集まった。官邸前からメトロ沿いの歩道はぎっしり埋まり、警官隊もついに車道の一部を開放して、人並みの整理にあたった。
「16日にも最終決定」と報道されるなか、人々の怒りはピークに達していた。「とにかく危険な原発を絶対にやめてくれ」「子どもを守りたい」「経済より命」オープンマイクで若者・サラリーマン・女性・主婦・学生が次々に訴えた。山本太郎、藤波心、民主党や共産党の国会議員もマイクを握った。この日、メディア陣も100名をこえた。
翌16日午前、怒りの市民は雨の中、早朝から続々首相官邸前に集まってきた。マスコミのTVカメラが多いが、市民の眼は厳しかった。「なぜ昨日の1万人を報道しないのか。あなたたちも共犯ではないのか」と批判の声が飛んだ。
午前10時すぎには、福井県知事の到着、閣僚会議の開催などの情報が流れてくる。抗議の参加者たちは、半数のメンバーが裏手に回った。警察の妨害をはねのけ、もっとも至近距離の歩道で、約10分間「再稼働反対!再稼動やめろ!」のコールを上げ続けた。この様子を中継した「IWJ」の視聴数は1万を超えたという。
最後に主催者の杉原浩司さんは「再稼働が決まったが当初の予定を大幅に遅らせることができた。今後は実質的に稼働させない運動を拡げていこう」と檄を飛ばした。
(報告:レイバーネット日本より)