1968年、京都。松山康介は府立東高校の2年生。ある日担任の布川先生から、敵対する朝鮮高校との親善サッカーの試合を申し込みに行くように言われる。恐る恐る朝高に行った康介は音楽室でフルートを吹くキョンジャに一目惚れ。しかし彼女は朝高の番長アンソンの妹だった。
康介は楽器店でキョンジャが吹いていたのは「イムジン河」という曲だという事を教えてもらう。康介は国籍の違いに戸惑いながらもキョンジャと仲良くしたくて、「イムジン河」をギターで弾こうと決心する。
ある日の円山公園では、帰国船で祖国に戻る事を決意したアンソンを祝う宴会が行われていた。そこにギターを抱えた康介が現れみんなから訝しげに見られるが、二人は康介のギターと歌、キョンジャのフルートで「イムジン河」を合奏する。康介はみんなの輪の中に入れてもらい、キョンジャともすっかり仲良くなる事が出来た。
ある夜、康介が川沿いに自転車で走っていると、対岸でキョジャがフルートを吹いていた。康介はいきなり川に入って渡り始める。そしてズブ濡れになりながらキョンジャに「付き合ってくれへんか」と告白する。しかしキョンジャの「もしも結婚する事になったら、朝鮮人になれる?」という質問に、康介は何も答えられなかった。はたして二人の運命は…。
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