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労働運動

これは「事故」ではありません! -「自己責任」じゃないぞ!なんとカナダの公共広告

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カナダ職場安全保険局の公共広告より[以下、翻訳(抄)]

 日本の経営者の感覚じゃ、みんな「労働者の不注意」ですませられそうな事例ですね。これは事故から経営破綻まで、さらには貧困すらすべて労働者に「自己責任」を押し付けようとする日本の経営者や政治家に見せてやりたい

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  1. 事故?事故なんかじゃないわ。会社がずっと前にハシゴを取り替えてくれてたら。だいたいあんな高いとこ届くわけないし。働いてる人が少ないのになんでちゃんとした規則がないの?
  2. 私はここの副シェフなの。運が良ければ来年までにはシェフになれそう。素敵な婚約者もいる。でも週末の式は挙げられないの。私がひどい事故に遭ってしまって。本当に私はこのあたりの床の油を掃除しておくべきだった。そうしておけば私が「揚げ物」になることもなかったのに。
  3. これは事故なんかじゃない。会社はあんな上に重い荷物を積むのが規則違反だってことはわかってるはずだ。オレもやってることに集中してなかったけど、上司たちが壊れた棚も買い換えられないとはね。
  4. オレは家族をいい休暇に連れていってやりたくて残業してるんだ。でも、もうすぐ家族はオレが「事故」で殺されたって電話を受けるんだ。オレもイカれたハーネスを着けてたけど、会社はタンクを点検するべきだった。

字幕:アクシデント(自然発生的な事故)などということは決してないのです

 子供たちがこういうCMを当たり前に見て育つカナダ社会と、「ストで何万人に影響が出た(=迷惑をかけた)」という偏向報道で、まるでストやデモ、団交などの正当な権利の行使が悪いこと、あるいは少なくとも抑制的であるべきだと子供の頃から教育され続け、今や若者がストや組合運動などを見かけると声援するべきなのにしかめ面さえするまでに洗脳された日本社会、その住みやすさの違いは歴然です

 本心から「愛国心」を語るなら、まずこういうことを一番に問題にしてほしい。その真逆である国家主義的でイデオロギーに満ち満ちた「愛国」運動で、日本がちょっとでも住みよくなるとは全く思えないし、私たちが幸せになれるはずもありません。

😕 参考:フレンチ・スト(イルコモンズのふた。)
 ↑カナダだけじゃないぞ!

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