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沖縄連帯

2016.04.09 山城博治さん講演会「抗う沖縄の声」専修大・直接行動(DA)

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山城博治さん講演会「抗う沖縄の声」の速報です。
■ 日時:2016年4月9日14時~ ■会場:専修大学神田キャンパス
■主催:直接行動(DA)
■プログラム
 第一部:山城博治さん講演「抗う沖縄の声」
 第二部:DAの学生たちと山城さんのトークセッション

※以下、画像クリックで拡大

開会15分ほど前、資料を配布するDAの学生たち(左)。
予想外の参加者数に、そろそろ用意した資料も席も足りなくなってきて焦ってきたところ。嬉しい誤算。
開会10分ほど前に山城さんスタンバイ(右)。空席をあけずに詰めて座ってほしいと呼びかけられています。資料不足分は印刷中、補助の椅子も現在借りにいってるところだそうです。

第一部:山城博治さん講演「抗う沖縄の声」
講師:山城博治さん(沖縄平和運動センター議長、辺野古テント前座り込みのリーダー)びっしり満員の会場で講演開始。
「現在は代執行訴訟の和解・取り下げで、法的には翁長知事の埋め立て認可取り消しのみが生きている状況。フロート内立ち入りは合法だしフロートはすぐに撤去するべきです」と現状の説明があった。

歌と踊りと座り込みによる徹底抗戦で参加者が増えていった過程を身振りや時には歌も交えて語る山城さん。

「辺野古は不思議と『組織動員』がきかない。さんざん呼びかけてるのに来ない。かわりに個人や小グループがいっぱい来る。だったら個人にあわせた形態にせねばと今のテントや座り込みの形になった

「形だけの運動はやめよう。休みの日曜日に大動員して3万人が集まっても、相手は気にしないし打撃にはならない。それより相手が仕事している平日に千人足らずでも集まって、門前に座り込んで止めてしまうことのほうが打撃になる。米軍司令部前へ、海保へ、排除されたらスクラムを組んで、徹底的な非暴力でかつ具体的な打撃を与えよう、逮捕者がでたら参加者全員で取り返そう、逮捕が『自己責任』じゃ個人が来れない。そういう形で個人参加でも可能な抵抗をつくってきた」

「辺野古に心をよせる人から『いい加減な気持ちで行くのは罪悪感があって』とよく言われます。そんなことない。試しに来るだけでもいい、一時間だけ立ち寄るでもかまわない。大歓迎です。だって多少なりとも気持ちのある人が来ないで、いったい他に誰が来るんですか?首里城に観光に来た観光客が、ついでにゲート前に来ますか」

第二部のDAの学生たちとのトークセッション。
昨年の戦争法反対闘争の中で、国会前ハンストを闘った学生たちと山城さんとのトーク。DAは、この時の学生ハンスト実が、ハンスト後も活動を継続する中で発展的に名称を変更したもの。

動画】質疑応答の一部

学生たちは2月に沖縄に一週間滞在。その時の映像もまじえ、感想や体験談、そして疑問に感じたことなどを山城さんと語り合った。山城さんからはオール沖縄(保守との共闘)や、ゲート前テントのできる過程、自らの原点、安保問題、そして沖縄への自衛隊派兵などについて、歴史と今後について語られていった。

続いて2月のDAとジグザグ会の沖縄派遣に全面協力していただいた、辺野古リレーのみなさんからのアピールタイムがありました。この沖縄派遣が今日の講演会につながっており、辺野古リレーの協力なしに沖縄派遣も実現しなかった。

リレーは「辺野古の闘いを全国へ」を合言葉に、気持ちはあるけど現地にまでは行けないような個人を、一般募集で現地に派遣、そこでの体験や思いを次の人にリレーして、毎月数人を送り続けてきました。このほど財政が存在しないような小グループも派遣の対象に加え、そのテストケースとしてDAとジグザグ会の派遣もありました。

その財政や派遣費用はすべて一般からの個人カンパでまかなわれています。百円でも千円でも寄付できる方は是非お願いします。それぞれの思いを辺野古へ!

その後、山城さんと近所の居酒屋にて、DAのスタッフ、辺野古リレー、ジグザグ会、山城さんや首都圏の運動で親しくなった方らを中心に15名ほどで懇親会をもちました。会場の近所ということで、独自に懇親しておられた方々や後から合流された方などで境目がなくなり、最後は30人以上になってたかも。

山城さんは「今の団塊の世代は歴史上かつてなかった『黄金のシルバー世代』だ。親の世代の戦争の生々しさと憲法の大切さを肌で知り、かつ反戦運動を体験している。こんな世代は他にない。ここが次々と年金をもらって自由になってるから面白い。もう若い層が少ないなんて言ってられなくなるよ」と。

素朴な善意ではじめたことでも、とかく運動内部からさえ、いろいろなことを言われたりあったりするわけですが、運動リーダーとしてまとめてきた山城さんの的確な指摘や励ましに、心の中にあった小さな染みや靄が晴れていくようでした。うん、そうだよそうだよ、頑張ろう!と思えた。
汚い言葉で「排除」ばかりする人たちと比べて、みんなを包摂する器を持った山城さんみたいな人こそが本物のリーダーだと思った。まあ酒の席でのざっくばらんな話なので、あまり具体的なことはここでは書けないですが(笑)。

大木晴子さんらと新宿スタンディングアピールをしていた方が、その帰りに合流されました。大木さんは残念ながら用事でこれないとのこと。
特に若い人を中心に山城さんの周囲に集まってきますが、おじさんたちはマイペースでした(笑)。

あれ?なんか飲み会の写真がやたら多い気が(笑)。
まあ講演会だと動きが少ないからということで……

そろそろお開きの時間です。
最後、山城さんが握手してくれました。すごく柔らかくて暖かい手だったのでびっくり。あれは反則だ。どうしたらあんな手になるんだ。

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