前回のエントリーの続きです。今回は集会の直前までを書くつもりでいましたが、先日から風邪をひいたのか熱があり、頭痛もするのですが、会社の都合で仕事を休めず、薬でごまかしながら出勤しております。それで申し訳ないのですが、今日もちょっと途中までの書きかけ原稿をそのままアップします。元気になって休みがとれてからと思いましたが、それでは間がすごくあいてしまいそうなのでご容赦ください。コメントいただいても当分は放置プレイになります・・・ってそれは元気な時でもそうか(笑
◆監視ヤグラからの光景
右の写真の緑色のシートで覆われた向こう側で付け替え用のバイパスを造成しています。この緑の覆いは数日前に突然にかけられたものだそうで、それまでは普通の金網だったそうです。工事現場を見えないようにしているようです。まあ、隙間からのぞけば普通に見えますし、あんまり意味のない行為だと思われます。それでも工事の進捗具合がちゃんと見通せないのは多少イライラしますので、嫌がらせ程度の意味はあるのかな。
その下にあります機動隊が立ち番をしている写真は、工事現場のすぐ隣にある、機動隊の宿舎と指令本部だそうです。実はこの機動隊諸君の宿舎も、第3の誘導路の敷地にかかっていて、空港の反対側に移転を余儀なくされているとか。反対運動とかすればいいのにね(笑)。まあ、機動隊の宿舎は土地から福利厚生まで、空港会社が丸抱えで面倒見ているという、警察機構の中ではきわめて特殊な「民間会社の用心棒」みたいな組織ですから、そのあたりは文句ないんでしょうけど。
◆現在の現地攻防は、県道封鎖・付け替え工事が焦点化している
空港会社は市東さんの農地などについては強奪して暴力で叩き出す腹のようです。そのために誘導路工事を口実に貴重な生活道路である団結街道を、法をも無視して一方的に閉鎖すると共に、工事とは何の関係もない市東さんの畑を、なんと市東さんの留守の日を狙ってフェンスで四方を封鎖してしまうという非人間的なだまし討ちまでやりました(トラクターが入る程度の小さな出入り口だけあけてある)。一方で、県道については、誘導路の下をトンネルにしてそこを通すという計画のようです。そのトンネル化工事の間、県道を封鎖することになるわけですが、その工事期間の間、車両を通すための仮設のバイパスを作る工事をしている段階なのです。
空港会社の立場から見てさえ、まだまだその必要もないのに団結街道が閉鎖されてしまったため、市東さんは自宅と目と鼻の先に見えている自分の畑に行くために、この県道を大量の車が行きかう中でトラクターを転がし、日に何度も長時間をかけて往復しなけばいけないという非道な扱いを受けています。この上不必要な3本目の誘導路のために、その県道まで封鎖されて、さらに大回りを強いられるバイパス付け替えは看過できません。市東さんは空港会社が空港のフェンスの向こうで工事をすることは静観されてきました。それを「攻撃」するというよりも、もし県道の付け替え工事などで、この上まだ自分の「生活そのもの」を向こうのほうから理不尽きわまりない勝手な理由で攻撃してくるのであれば、その時には看過せず、断固として「防衛」するという決意を語っておられるということでした。
三里塚闘争の原点を地で行く、それがゆえに市東さんや三里塚農民だけの問題にとどまらず、国家や「国策」のあり方を問う普遍性をもった市東さんの決意だと思います。この市東さんの決意を受け、これを孤立させてはいけないと、今、三里塚の現地では、県道の封鎖・付け替えの阻止が、大きな焦点となっているのです。
今日はとりあえずここまでとします。中途半端ですみません。ゴメンネ゚+.((人д`o)(o´д人))゚+.ゴメンネ
(その3へ続く)