投稿者: 司 宮二
米アフガン新戦略…米兵3万を来年増派、11年撤収(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091202-OYT1T00500.htm
オバマ米大統領は1日夜、ニューヨーク州ウエストポイントの陸軍士官学校で今後のアフガニスタン戦略について演説し、「米軍部隊約3万人を来年前半に追加増派する」と発表した。
また、2011年7月をめどに米軍の撤収を始める方針を初めて表明し、「戦いを成功裏に終わらせる」ための出口戦略を本格始動させる立場を鮮明に打ち出した。(中略)6万8000人の現有兵力と合わせ計9万8000人に達する駐留米軍を駆使して戦局の主導権を奪回し、「武装勢力の掃討と、人口集中地域の治安確保を実現させる」と述べた。(中略)
戦費に関しては「我々の新しい取り組みには、今年度だけで300億ドル(約2兆6000億円)かかる」との見通しを示し、議会に理解を求めた。(中略)
一方で大統領は、アフガンでの戦いは「米国だけの戦争ではない。同盟国と世界全体の安全がかかっているのだ」と述べ、アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)の主体である北大西洋条約機構(NATO)など同盟諸国に対し、追加派兵などの貢献拡大に踏み切るよう強く要請した。(後略)
米からアフガン追加支援要請も 新戦略発表で防衛相が見通し(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091202NTE2INK0202122009.html
オバマ米大統領によるアフガニスタン新戦略の発表を受け、政府は11月の日米首脳会談で表明した追加支援策の具体化を急ぐ。日本の追加支援策は 2009年から5年間で最大50億ドルの規模で、警察官の給与負担や職業訓練などの民生分野が柱。北沢俊美防衛相は2日午前、米側が一層の支援を求めてくるとの見通しを示した。
北沢防衛相は同日午前、神奈川県横須賀市内の防衛大での講話で、米国の新戦略について「オバマ政権はアフガニスタンのベトナムやイラク化を懸念している」と指摘。そのうえで「日本にさらなる援助を要請してくる可能性が大きい」と語った。
これに関連して、平野博文官房長官は午前の記者会見で「50億ドルの支援に加え、米国や関係諸国としっかり連携しながらアフガンの安定発展に積極的に協力していきたい」と強調した。