グローバル・ジャスティス研究会 9月企画 中国はどこに向かっているのか?
新型コロナウイルスのパンデミックの中でも、グローバル企業や国家は世界の覇権をめぐって対立と緊張を加速させてきました。その中で特に、存在感を増している中国とどのように関わっていくのかが大きな議論になっています。
香港の自治の圧殺、新彊・ウイグルの人権問題など、中国政府のさまざまな問題が伝えられていますが、私たちはそれを国家間の緊張を煽るためにではなく、アジアのすべての地域での人々の国家を超えた連帯を進める立場から批判していきたいと考えています。
中国では経済成長の一方で、格差の拡大や厳しい労働条件などの矛盾も明らかになっています。最近では1990年代~2000年代生まれの若者の間で「タンピン」(「寝そべる」)が流行語になっていて、競争社会・長時間労働への疑問や絶望が表されています。
国や社会システムの違いよりも、新自由主義の下での共通する社会問題に注目して、国家を超えたつながり、特に新しい世代同士のつながりを目指すことがこれからの東アジアの平和のための最も確かな道かも知れません。
中国や香港の民主化運動や労働問題を発信してきた稲垣豊さんのお話をもとに、一緒に考えましょう。
■ 日時:2021年9月25日(土)18:30~21:00
■ 会場:ひと・まち交流館京都 第5会議室(3階)
〒600-8127 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
(河原町五条下る東側)
市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車
京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
■ 参加費:500円
■ 報告 稲垣 豊(ATTAC Japan 首都圏)
*割引希望の方は受付で遠慮なくお申し出ください。
*換気と密集回避には十分に注意をしますが、体調や生活上の対人接触の条件等をご自分で判断し、無理のない範囲でご参加ください。
*化学物質の影響によるさまざまな疾患を訴えておられる方がいます。当日は柔軟剤、整髪剤、制汗剤、香水などの使用をなるべく控えるよう配慮をお願いします。
■ 主催:グローバル・ジャスティス研究会
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私たちのまわり、そして世界を見渡せば、戦争、暴力、排除、地球環境の危機…情報の洪水の中で忘れられがちな人びとの人権と尊厳。
私たちの住むこの国も無関係ではないその原因、背景、歴史に、そしてそれに抗おうとする世界の人びとに目を向けた時、システム・構造を変えようとする動き、違う生き方の模索と出会い、人間にとって大切な共感・共生、自然との共存を学ぶ。
「グローバル・ジャスティス研究会」は、公正な社会の実現に向け、現状を知りその原因や、次世代の社会について話し合う場を重ね、様々な問題に取り組むグループとも手をつなぎたいと考えています。
通常は月1回講演会などを開催しています。
皆さんのご参加をお待ちしています。関心のあるテーマで企画に参加したい方も歓迎です。
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