第107回 VIDEO ACT! 上映会 ~あれから10年・福島県双葉町~
上映作品『原発の町を追われて・十年』
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
■ 日時:2021年9月14日(火)
18時30分/開場 19時/開始
※上映後、監督の堀切さとみさんを交えたトーク&ディスカッションを予定
■ 会場:東京ボランティア・市民活動センター
〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 飯田橋セントラルプラザ10階
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
https://www.tvac.or.jp/tvac/access.html
さいたま市内の小学校で給食調理員として働きながら映像制作を続けている堀切さとみさん。
ビデオアクト上映会では『原発の町を追われて』シリーズの全作品3本
・『原発の町を追われて ~避難民・双葉町の記録』(2012年/56分)
・『続・原発の町を追われて~避難民・双葉町の記録』(2013年/25分)
・『原発の町を追われて3~双葉町・ある牛飼いの記録』(2017年/30分)
を上映してきた。
この夏に開催されたレイバー映画祭2021にて初上映され、話題となった最新作『原発の町を追われて・十年』を上映する。
■ 上映作品:
『原発の町を追われて・十年』(2021年/日本/53分)
監督・編集・ナレーション:堀切さとみ
出演:鵜沼久江 田中信一 吉沢正巳 他
撮影:見雪恵美 馬場朋子 大久保千津奈 西中誠一郎
音楽:ファンテイル
スチール提供:針谷勉 稲葉孝之
■ 作品解説:
福島第一原発事故によって7千人の町民が全国に散り散りになった双葉町。10年たった今も帰還者はゼロだ。家屋は壊され中間貯蔵施設がそびえ立ち、緑豊かな風景は一変した。
30年は住めないと言われていた町が、来年には帰れるようになるという。五輪を足掛かりにした復興は進むが、町民の思いは複雑だ。
避難して10年。原発の間近で暮らしてきた家族の軌跡をたどる。
■ 参加費:500円(介助者は無料/予約必須)
■ 予約方法
参加希望の方は、上映会前日の9月13日(月)19時までに下記へ「お名前」「参加人数」「連絡先」をお伝えください。
→Eメール:jyouei@videoact.jp
→電話:045-228-7996(ローポジション気付)
■ 問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
Eメール:jyouei@videoact.jp
レイバー映画祭で50分の枠をもらって、この4月から編集を始めました。何しろ10年分の素材テープとデータは膨大で、懐かしい人や思いがけない場面に思いを巡らせることしばしばでしたが、過去のエピソードではなく、いまの双葉町を伝えたいと思って作りました。映画には出てこないたくさんの双葉町民や、区域外避難者のことを思い浮かべながら。
「十年という区切りに何の意味があるのか」という人もいるでしょう。でも、国の側の「十年たったから終わりにしよう」という意図がみえみえで、このことが多くの原発避難者を苦しめているのです。
この映画を作る中で、双葉の人が言っていたことの意味がようやくわかったということが何度もありました。何を伝えようとしていたのか。受け取ったつもりが、まだまだわかっていないことが沢山あるのでしょう。だから私は10年たったから終わりではなく、これからも双葉町を追いかけると思います。
いくつもの偶然や出会いのおかげで、映画を作ることが出来ました。7月26日に完成! ギリギリ間に合いました。……ぜひご覧ください。