■ 日 時:2021年11月19日(金)午後6時半~9時
■ 形 式:会場 又は Zoom配信
■ 会 場:ピープルズプラン研究所会議室
江戸川橋駅1b出口5分
■ 講 師:白川真澄(ピープルズ・プラン研究所)
■ 参加費:1回1000円(テオリア会員500円)=要申込
コロナ経済危機に直面して、政府による大規模な財政出動と金融緩和が行われてきた。財政出動は、世界全体で約13兆㌦(1300兆円強)に膨れ上がり、巨額の公的債務が積み上がった。政府債務の対GDP比は日本が266%、米国が131%にまで高まっている。にもかかわらず、金融緩和による超低金利のせいで債務の利払いは少なくて済んでいる。さらに、インフレも起こっていない。
それでは、MMT(現代貨幣理論)にしたがって「財政赤字はいくら増えても怖くない」と、2%インフレになるまで赤字国債を増発し続けても大丈夫なのだろうか。何らかの理由で金利が上昇した時に利払いが急増し、財政支出を圧迫するリスクがあるだけではない。低インフレ・低金利が続くとしても、中央銀行による国債引き受けで増え続ける緩和マネーは、株式市場に流れ込んでバブルを引きおこし、資産格差を拡大するのではないか。貨幣や税についてMMTの主張を批判的に検討し、財政赤字の行く末と公正な増税のあり方を考える。
※要申込。会場受講申込11月17日まで。Zoom受講申込は11月15日まで。
研究所テオリア 03-6273-7233 email@theoria.info
◎参加費振込先
・郵便振替 00180-5-567296研究所テオリア
※Zoom受講は11月16日までに研究所テオリアの口座(下記)に参加費振込みをお願いします。講座後になる場合も早めに振り込みをお願いします。会場受講は当日払いでも構いません。
◎参加費支払い
▼参加費振込先
・郵便振替 00180-5-567296研究所テオリア
▼講師プロフィール
白川真澄
しらかわますみ。1942年生まれ。60年安保闘争、ベトナム反戦、三里塚闘争などの社会運動に関わりつづけ、90年代からは「地域から政治を変える」ことを追求。フォーラム90s、ピープルズ・プラン研究所など理論活動のネットワークづくりにも力を注いできた。著書に『左翼は再生できるか』(研究所テオリア)『脱成長を豊かに生きる-ポスト3・11の社会運動』(社会評論社)『脱国家の政治学』(社会評論社)『どこが問題!郵政民営化』(樹花舎)『格差社会から公正と連帯へ 市民のための社会理論入門』(工人社)『格差社会を撃つ ネオ・リベにさよならを』(インパクト出版会)『金融危機が人々を襲う』(樹花舎)ほか。
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