「人間の尊厳は不可侵である。」これはドイツ基本法(憲法)第1条の文言です。「ドイツ人の尊厳」ではなく「人間の尊厳」とあるのは、人間蔑視のナチズムへの反省に基づいています。
どの国の憲法第1条も、その国のあるべき姿を直截に語っているとすれば、日本国憲法の第1条は何が言いたいのでしょうか。現代ドイツ政治が専門で、「主基田抜穂の儀(すきでんぬきほのぎ)違憲訴訟」の原告でもある講演者が、天皇を戴きつつディストピアに向かおうとしているこの国についてみなさんと一緒に考えます。
■ 講演:木戸衛一さん
■ とき:2022年2月11日(金)午後2時開始
※マスク着用をお願いします。集会後のデモは中止します。
■ ところ:九州キリスト教会館 4階ホール
福岡市中央区舞鶴2-7-7 ℡(092)712‐6808
(地下鉄「赤坂駅」3番出口より、左へ徒歩10分)
■ 参加費:500円
■ 主催:反ヤスクニ福岡連絡会
※木戸 衛一(きど えいいち)】
1957年千葉県柏市生まれ。1981年東京外国語大学卒業、1988年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学。2008年ベルリン自由大学博士。大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。2000~01年ライプツィヒ大学客員教授、2019~20年ボーフム大学客員教授。専攻はドイツ現代政治・平和研究。
主な著書に、『ベルリン 過去・現在・未来』(編著、三一書房、1998年)、『「対テロ戦争」と現代世界』(編著、御茶の水書房、2006年)、『平和研究入門』(編著、大阪大学出版会、2014年)、『変容するドイツ政治社会と左翼党―反貧困・反戦』(耕文社、2015年)、『核と放射線の現代史』(共編著、昭和堂、2021年)など。
2022年2月23日(水)16時〜 天神パルコ前
※横断幕、プラカードあります。参加をよろしくお願いします。
主催:天皇制に問題あり!福岡連絡会