1960年代の沖縄、障碍者が隔離された現場の写真。
入手したジャーナリストが明らかにする日本国家の罪
私宅監置…1900年制定の法律に基づき、精神障害者を小屋などに隔離した、かつての国家制度です。
『一部の犠牲はやむを得ない』…これは日本国家の根幹にあり続けている考え方です。1950年に日本全土では禁止になったこの制度は、沖縄ではその後も残りました。サンフランシスコ条約によって、やむを得ない犠牲として沖縄を見限った、日本国家の考えそのものと言えます。
隔離の犠牲者は人生を奪われ、尊厳を深く傷つけられましたが、公的な調査や検証は行われていません。「家族の恥」「地域の恥」、ひいては「日本の恥」として闇に葬られてきた歴史です。本当に恥ずべきは、隠し続けることではないでしょうか?
この映画は、小さくされ、犠牲を強いられたごく一部の人びとのことを、あえて見つめる映画です。犠牲になってもやむを得ない命は無いからです。闇の歴史と向き合うことで、初めて開くことのできる光の地平があると信じます。
■ 日時:2022年5月27日(金)
第1部13:30開場 第2部17:40開場
■ プログラム
・第一部 開場13:30、上映14:00~15:40
トーク:原義和監督・京極紀子さん・平良愛香さん
・第二部 開場17:40、上映19:00~20:40
トーク:原義和監督
■ 会場:和光大学ポプリホール鶴川 地下2Fホール
〒195-0053 東京都町田市能ヶ谷1丁目2−1
小田急線鶴川駅「北口」から徒歩3分
https://www.m-shimin-hall.jp/tsurukawa/access.php
■ 入場料:¥500
■ 主催:「夜明け前のうた~消された沖縄の障害者」実行委員会
連絡TEL090-9978-0960(後藤)
■ 参考
・文化庁が「夜明け前のうた」を上映中止に/映画賞授与作をなぜ?
・「夜明け前のうた」文化庁の上映延期に抗議の上映会
・障害者差別のタブーに挑んだ映画 上映中止騒動の深刻さと監督が取った行動