■ 日時:2023年5月1日(月)
開場9:10、開会9:50
デモ 11:25
■ 会場:日比谷野外音楽堂
〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1−5
http://hibiya-kokaido.com/access.html
■ 主催:第94回日比谷メーデー実行委員会
連絡先:東京都港区新橋1-21-7 つるや加藤ビル 4階B
23春闘を闘う、すべての働く仲間のみなさん!
ロシアがウクライナへ軍事侵攻して一年が経過しますが、ウクライナでは未だ戦争状態が続き、終わりを見通せない状況で多くの市民・労働者や子どもの命が犠牲になっています。
武力ではなく外交での平和的解決を訴え、ウクライナでの戦闘行為を即時停止させなければなりません。
新型コロナウイルス感染症が収束しない中において、国内では感染症に対する不安、政府の対応の遅れにより労働者や市民の生活は不安定な状況が続き、物価高騰の影響もあり、生活に困窮する貧困層が女性、外国人を中心に多く生み出されています。
そうした中、23春闘は大企業では満額回答または組合要求を上回るベースアップとなっていますが、民間中小企業では物価高の煽りを受けて、賃上げもままならず、高騰分にも満たない賃上げになっており、実質賃金は下がる一方です。
こうした状況でコロナ禍もあり、労働者の生活保障は置き去りにされています。
大手労働組合の回答状況に惑わされることなく、中小民間労組の貸金をはじめとした労働条件改善の闘いに決起し、ストライキを武器に物価高騰分を含めた大幅賃上げを勝ち取っていかなければなりません。
東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故から12年が経過しました。
原発事故の収束は未だ見通しが立たず、多くの人々が故郷を奪われたままで困難な避難生活を余儀なくされています。
政府・東京電力は、原発汚染水の海洋投棄を「関係者の理解なしにいかなる処分もしない」と約束したにも関わらず反故にし、原発から出た汚染水の海洋投棄を開始しようとしています。
こうした政府・東電の方針に対して福島県漁協や住民は海洋投棄を許さないと怒りの声を上げています。
政府は、原発事故の収束を世界にアピールし、「復興」を謳いながら被災者への補償の打ち切り、被災処理の押し付けにより新たな震災被害が起こり、原発事故を風化させようとしています。
岸田首相は、「脱炭素社会」をめざすことを口実に、原発の新増設、稼働期間の延長、原子力発電の将来に渡った持続的活用を打ち出し、原子力政策の推進を明らかにしています。
私たちは、原発事故の教訓を生かさず、原発を再稼働しようとする政府の対応を許さず、東電や政府の責任を追及し、様々な課題の解決に向けて現地との連帯を深めていかなければなりません。
今こそ、23春闘を労働者総体の闘いとして、生活と権利を守り抜き、生き生きと生活できる社会を実現するため、春闘からメーデーへと繋げていくことが大切です。
コロナ禍の不況で人件費が抑制され、コロナを理由にして時間と場所にとらわれない働き方、雇用によらない労働と使用者責任を放棄した偽装請負、労働する権利をも奪い取られ「格差と貧困」の更なる拡大など労働者の犠牲の上に資本の延命を求めています。
春闘は、労働者総体の賃金・労働条件の底上げを勝ち取る闘いです。
私たちは、春闘を「総労働と総資本の闘いの場」として再生し、賃上げはもとより、労働者の権利の破壊、企業の不法・脱法行為、貧困・格差の拡大と対決し、非正規労働者の均等待遇・権利拡大をめざして、ストライキを武器にした大衆闘争で闘っていきます。
私たちは、岸田政権による企業利益優先の社会、民族排外主義と差別を煽る勢力の拡大と動きに反対し、民主主義の破壊や民主化運動の圧殺などと闘う世界中の人々とともに、国際連帯で闘っていかなければなりません。
また、未組織労働者・非正規労働者・女性労働者・外国人労働者の低賃金と労働条件の改善、ジェンダー平等、労働者の生活と権利を守る闘いを進めます。
同時に、総がかり行動に結集する多くの人々と連帯し、今こそ、震災復興、脱原発、軍事費増額による増税反対、安保三文書の閣議決定糾弾、集団的自衛権の行使阻止、辺野古新基地建設反対、戦争法廃止、共謀罪廃止、憲法改悪反対、平和と民主主義擁護を掲げ、労働組合への弾圧を跳ねのけ、すべての労働者・市民、そして戦争に反対する全世界の人々と手をつなぎ、ともに闘っていきましょう。
私たちは、メーデーを『闘いの広場』として位置付け、統一メーデーの実現を求める立場を改めて確認し、すべての働く仲間と平和と民主主義、一人ひとりの人権が尊重され社会を創造する人々に対し、5月1日に開催する第94回日比谷メーデーへの参加を呼びかけます。
2023年3月24日 第94回日比谷メーデー代表呼びかけ人
大森 進(東京全労協議長)
鎌田 博一(国労東京委員長)
中島由美子(全国一般労働組合東京南部執行委員長)
野中保夫(23けんり春闘事務局長)
平賀雄次郎(中小民間労組懇談会代表)
藤村妙子(全労協女性委員会)
渡邉 洋(全労協議長)