日本侵略史の“盲点”-台湾
「抗日」と「親日」のはざ間で
今なお「台湾」に対する日本社会の認識はその “親日性” に囚われ続けている。「左」「右」を問わず、その “親日性” に潜む「植民地支配」の “遺毒” に思いが及ぶことはほとんどない。
日本は台湾を櫨民地にしたが、「良いこともたくさんした」「台湾の発展に尽くした」…台湾の「親日性」がそれを補完する格好の「根拠」とされた。
「良い強盗もある」「良いレイプもある」に等しい “言語矛盾” に気づかない。心優しい日本が「朝鮮」「台湾」に同情し、 “助ける” 為に植民地にしたとでも思っているのだろうか?
いわゆる “平和運動” を含め、日本の戦後社会は、こうした「植民支配」に対する罪惑感の欠落、或いはまったくの無反省から出発したと言える。
安倍元首相の「台湾有事は日本の有事」という妄言を支えるのは、まさに日本の社会にはびこり続けるこうした意識であり、こうした意識こそが、「辺野古」や琉球弧の軍事基地化への抵抗を鈍らせ、日本を再び誤った道に歩ませるものに他ならない。
■ 日時:2023年8月15日(火)13:30開場 14:00開始~16時半
■ 場所:エルおおさか 南館 734号室
〒540-0031 大阪府大阪市中央区北浜東3-14
京阪本線・地下鉄谷町線「天満橋駅」より徒歩5分
京阪本線・地下鉄堺筋線「北浜駅」より徒歩8分
https://tinyurl.com/z8c72e48
■ 講師:墨面(モーメン)さん(中国人強制連行受難者聯誼会連合を支える会)
■ 資料代:800円(経済的に苦しい方は受付まで)
■ 主 催:参戦と天皇制に反対する連続行動
連絡先:関西単一労働組合
TEL・FAX 06-6303-0449