製作:NDU日本ドキュメンタリストユニオン、1971年、94分
トークゲスト:井上修(カメラマン)&小野沢稔彦(映画批評)
■ 日 時:2018年8月26日(日)14:00&16:00の2回上映
16:00の会終了後、井上修氏と小野沢稔彦氏のトークあり
終了後、懇親会(別途料金)があります
■ 会 費:予約¥1500、当日¥1800
■ 会 場:キノ・キュッヘ:木乃久兵衛
東京都国立市西2-11-32
JR国立駅南口下車富士見通り徒歩15分
http://www1.pbc.ne.jp/users/kino9/image1/tizu01.gif
■ 主 催:キノ・キュッヘ&エスパシオ映画研究会
〒186-0012 東京都国立市西2-11-32
TEL 042-577-5971、E-mail:para_kino9@m2.pbc.ne.jp
モトシンカカランヌーとは沖縄の言葉で、元金のいらない商売のことで売春婦、ヤクザ、ドロボウ、などをさす。このドキュメンタリーは、コザを中心に沖縄に強いられた政治的状況をこれらの主人公との関りの中でとらえようとしたものである。
十七歳の売春婦アケミの「ヤマトンチュウ(日本人)はやさしいね、うん外人みたいさ」「あんた達(製作者)と話していると、英話で話しているみたい」、そして小学校のオルガンの前で歌うテーマ、“見捨てられてもわたくしはあなたにゃ未練は残しゃせぬ…。
これらの言葉を、歌を、私たちはどのように聞けばよいのか。船で来沖した総評労働者の沖縄人へのインタビューは、沖縄に対する私たちの欠落した〈恥〉を暴いてゆく。
七〇年十二月夜、基地の街コザ市の民衆の蜂起は、あたかも舞台の暗転の中で勃発した幻のコミューンであり、実際であった。その主体は、指導者は……。沖縄で出合った、前代近ヤクザ、売春婦、集団就職帰りのバーテン、ボーイ、ブラック・パンサー、市民のいない街コザ市、政治闘争・首都制圧闘争・封鎖(僕達の空間)の後の現代虐げられる僕達……。
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