■ 日 時:2018年9月2日(日)13時30分開始(13時開場)
■ 場 所:国労大阪会館1階ホール
大阪市北区錦町2−2
https://map.goo.ne.jp/place/27000493922/map/
■ 参加費:800円(学生・ご事情のある方は申し出てください)
■ 主 催:設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会
http://regainpeace.blog.fc2.com/
■ 内 容:
大阪大空襲の証言:久保三也子さん(大阪大空襲の体験を語る会代表)
久保さんが動員された香里爆弾工場:文箭祥人さん(大阪空襲訴訟を伝える会)
ピースおおさか改悪リニューアル裁判報告:竹本昇さん(裁判原告)
■ 集会趣旨:
撤去されたのは加害の展示だけではありません。侵略戦争や軍国主義教育を容認するような映像や展示物が場所を占めるのと同時に、被害の実相を伝える大阪空襲の証言映像は見学者が気づきにくい場所に配置され、貴重な空襲の絵画は、十数点だけを掲示するにとどまり、以前のような絵画に込めた空襲被害者の想いが伝わる展示になっていません。大阪維新体制の下でのピースおおさかは、加害を拒絶するだけでなく、被害の実相をも語りたがらない施設になってしまったのです。
創立当初のピースおおさかに深くかかわり、大阪大空襲の貴重な展示物を中心となって制作してこられたのが、久保三也子さんです。1929年生まれの久保さんは、自身が受けた大阪大空襲の被害体験を、一貫して語り伝えてこられました。そして体験者が次々と亡くなられる中、今も強い使命感を持たれ、証言活動を続けられています。戦争から73年が過ぎ、加害・被害を問わずリアルな戦争体験をきくことが難しくなる中、久保さんの証言をじっくりときかせてもらう機会はたいへん貴重です。
また久保さんは戦争中、香里〈爆弾〉製造所に学徒動員されていました。大阪城公園のあるあたりには東洋一と謳われた軍需工場・大阪砲兵工廠があり、現在の枚方市には香里〈爆弾〉製造所などの3つの軍需工場がありました。大阪は空襲で「被害」を受けた都市ではありますが、同時に多くのアジア・太平洋地域の人々を殺すための武器を作る「加害」の都市でもあったのです。
私たちは久保さんの証言から被害の実相を知り、そして私たちの足元にある加害を見つめなおしたいと思います。
そして、加害を拒絶し被害さえ軽んじるピースおおさかを本来あるべき姿に、設置理念に則ったピースおおさかを取り戻すために、私たちはこれから運動を進めていきます。
ぜひご参加ください。