レイチェル・クラークさんの講演会
&ドキュメンタリー映画「終焉までの30秒」上映会(参議院議員会館)
■ 場所:参議院会館講堂
〒100-0014 東京都千代田区永田町2丁目1−1
13:30~14:00、16:00~16:15にロビーにて通行証を配布します。
★第一部 14:00~16:00 レイチェル・クラークさん講演
「マイノリティ目線で見るアメリカ史」
■ 資料代:500円
高校まで日本で教育を受け、その後米国の大学で学んだ米国史と、日本で習った米国史があまりに違い美化されているという強い違和感を感じたレイチェルさん。
米国がどのような流れで今日に至ったのか、北米大陸の先住民の目から見た、考古学的、人類学的な歴史と、アメリカ合衆国独立から現在に至るまでの経過をマイノリティー目線で検証します。
北米大陸の歴史も、ヨーロッパ人、先住民族、アフリカ系の人々やアジア系の人々の目には、それぞれ違う解釈が存在します。ひとつの視点だけではなく別の視点から見てみると、まったく別のストーリーが見えてきます。そこに未来を切り開くヒントが隠れているかもしれません。
日本ではあまり知る機会のない米国史をマイノリティー目線で辿り、現代の疑問への突破口を見出してください。
★講師:レイチェル・クラークさんプロフィール
これまでに菅直人元総理、ジョゼ・ラモス=ホルタ東ティモール元大統領(ノーベル平和賞受賞者)、ピーター・ヤロー(ピーター・ポール・マリー)、アンゲラ・ケイン 元国連軍縮問題担当上級代表、キャロル・ジャコモ NYタイムズ編集委員、など多岐に渡る分野の著名人や一般企業向け通訳をするかたわら、市民運動やNGO 活動にも余念がない。
VFP (平和を求め る退役軍人の会・ベテランズフォーピース)の終身会員、市民グループ「核のない世界へのマンハッ タンプロジェクト」のレギュラーメンバー、国際NGO「ピースボート US」のボランティアスタッフ、 自らが始めたボランティアグループ「エイブル」などで核兵器、核エネルギー、米国外の米軍基地の無い平和な世界を目指し、核被害者に寄り添う活動に関わっている。
★第二部 16:15~17:45 映画上映
上映映画:「終焉までの30秒」
■ 資料代:1,000円
「終焉までの30秒」
2016年/米国/カラー/86分/
英題:30 SECONDS TO MIDNIGHT
監督:レジス・トレンブリー
撮影:レジス・トレンブリー
製作者:レジス・トレンブリー、編集:ポール・ミショードJr
出演:レジス・トレンブリー、ヘレン・カルディコット、デイビット・バイン、ブルース・ギャグノン、他。
映画賞受賞映像作家、レジス・トレンブリーは、元軍人の平和団体「ベテランズフォーピース」のメンバーでもあります。
彼の衝撃的な初長編作品「済州の魂(ゴースト)たち」は米国海軍基地の隠された建設計画を暴き、手付かずの海洋生物多様性や自然環境の破壊や、朝鮮戦争中に遡って現地の人々の受けた虐殺の苦難を明らかにします。その末裔達が、今はこの海軍基地建設に抗議する様は、米国例外主義、帝国主義 、韓国が今日においても米国の植民地であることを象徴的に描写します。シカゴ国際環境映画祭で、「エクスポゼ(暴露)賞」を受賞したこの作品は、現在も世界140カ国で上映が続いています。
そして現在それらの国々では、トレンブリー監督の長編第二作目、「終焉までの30秒」が拡散しています。米国内を始め、環太平洋地区やロシア、クリミアを巡って取材したトレンブリーは、米国の世界覇権維持のために、800の海外基地を通じて「核」がどのような役割を果たしているかに焦点を当て、驚くべき事実を暴き、見る者の目から次々と鱗が落ちます。 日本も含む様々な米軍ホスト国、かつてのソ連の衛星国、米国等で行われた多くのインタビューは、これまで日々の主要メディアの報道とは真逆の事実を伝えます。
彼が行く先々で、現地の草の根サポーターの協力で推し進められてできた映像は、世界中の平和を願う人々の声の結晶です。メディアの呪縛から解き放たれた真の声を聞くチャンスをお見逃しなく!
※ベテランズフォーピースは退役軍人、軍人の家族、同志で構成される国際組織です。平和の文化を構築し、戦争の真のコストを露出させ、核兵器廃絶、米国政府の他国政府への介入阻止、戦争の傷を癒すことに専念しています。ネットワークは、米国および海外全体で120以上の支部で構成されています。