<院内集会&政府交渉>原子力防災指針・ガイド改定のここが問題
安定ヨウ素剤の服用を40歳未満に制限/消された内部被ばくの測定
原子力規制委員会は、原子力災害対策指針等の改定を進めており、6月7日を期限に意見募集を行っています。安定ヨウ素剤の配布について「薬局方式」を新たに認める内容ですが、服用を40歳未満に制限する文言も加えようとしています。周辺住民が求めていた事前配布の30キロ圏またはそれ以遠への拡大については議論すらされず、被ばく前の服用が困難な状況は変わっていません。
また、東京新聞の連載「背信の果て」から、福島第一原発事故時に避難所で行われた検査(スクリーニング)において、内部被ばくを把握する目的が失われていたことが明らかになりました。現在の避難計画も、滋賀県を除き、車両の測定を優先するというやり方で、住民の内部被ばくに着目した検査にはなっていません。
こうした問題について、各地で原子力防災・避難問題に取り組むみなさんとともに参議院議員会館にて、院内集会と政府交渉(調整中)を行います。どなたでも参加できます。ぜひご参集ください。
講演会:いま、あらためて振り返る原発事故避難のこと
「ないこと」にされた被ばくのこと
日 時:5月27日(月)18:30~20:30
場 所:文京区区民会議室5C
参加費:700円
お話し:菅野みずえさん(浪江町から兵庫県に避難)
榊原 崇仁さん(東京新聞記者)
主 催:国際環境NGO FoE Japan
TEL:03-6909-5983
E-mail:info@foejapan.org