※会場(78名収容)が小規模のため、入れない恐れもあります。ご希望の方は早目においで下さい。
※当日、昨年8月下旬にコスタリカを訪問した人たちの報告集『軍隊を捨て 平和と民主主義を選んだ国』(2019年5月発行)を用意します。一冊1,000円ですが、ご希望の方はお申し出ください。ロベルト・サモラさんとの懇談記録やコスタリカ基礎資料などが掲載されています。
ロベルト・サモラさんプロフィール:
Roberto Zamora(37歳、弁護士)
2003年の米イラク侵攻にコスタリカ大統領が支持を表明したことは「憲法違反だ」と、コスタリカ大学3年の時に国の憲法裁判所に一人で提訴。違憲の判断を勝ち取り、ホワイトハウスからコスタリカの「支持」を撤回させた。
ほかにも国を糺す裁判をいくつも起こす闘う青年弁護士。
戦争に巻き込まれる可能性をはらんだ安保法制法を強行採決で成立させ、軍備を増強させている政権に不安を感じながらも、ほかに選択肢がないとどこかであきらめている人が多い今、私たちは、やっぱり、戦争などない平和な国、誠実に、公平に生きる優しい国でありたい。
そのために自分が主権者として頑張ろうと思える希望と勇気がほしい。
そんな思いで、参議院選挙前、憲法改正の危険もいわれるこの時期に中米の「軍隊をすてた国」コスタリカからロベルト・サモラさんをお呼びすることにしました。
コスタリカも、もちろんいいことばかりではありません。
でも、武力で外交を行わず、交渉による積極的な平和外交をすすめています。
子どもたちを主権者にするために民主主義について指導し、国を挙げて子ども模擬選挙を実施し、GDPの8%を教育費にまわすと憲法に書込んでいます(2015年に6%から8%に上昇させました)。
国会議員の40%を別の性の議員とする法律を作り、連続再選禁止としています。
1989年には、国民が自分の権利侵害を訴えられる憲法裁判所を設けました。
自然を守るために国は開発された土地を買い戻して自然を甦らせ、自然エネルギーほぼ100%を実現し、CO2の排出規制目標にも邁進しています。
そんなコスタリカの姿に学びながら、私たちの道を取り戻したいです。